[自分がわからない時に]本当の自分を理解するためにやるべき12のコト

自分が何をしたいのかわからない、どうしていいのかがわからない…将来の夢について考えたり、進路先を決めたり、就職活動を始めたりするころ、つまり、人生の岐路に立ったときに、こういった悩みを持つ方が多いのではないでしょうか?そんなときにおすすめする自分探しの方法をご紹介させていただきます。

自分がわからないとはどういう状態?

人生の大きなターニングポイントである就職を機会に、自分のことをじっくり考える方が多いのではないでしょうか。

専門職を目指してずっと学んでこられた方は、ある程度道が決まっていますので、それほど悩むことはないかもしれません。しかし、「これがやりたい!」という自分のはっきりした意志がないまま就職活動に入ると、選択の幅が広すぎて、自分に何が向いているのかわからず、混乱してしまう方も多いでしょう。

必ずやりとげたいことがあり、夢が実現するまで自らの意志でまっすぐに突き進んでいるようなタイプの方は、「自分がわからない」と考えることはあまりないかもしれません。

自分の意志ではなく、なんとなく親や周りの人たちにすすめられた通りに人生を歩んでこられた方や、はっきりした目標、目的を持てないまま、「まあいいか」とふわふわっとした感じでここまで来られた方もいるでしょう。

また、目の前の雑事、仕事に追われすぎて疲れてしまい、本当に望んだ目的を忘れてしまっている方などが、なにかのキッカケでふと自分のことを振り返ったときに、「あれ、自分ってなんだろう」とあらためて気がつく場合が多いのではないでしょうか。

これまで無意識に、本当の自分に向き合うことを避けてきたり、気になってはいたけれど後回しにしてきた方もいるでしょう。しかし、人生の岐路に立ったとき、誰しも一度はこの悩みを持つものです。

実は、「自分がわからない」ときは、本当の自分自身を知るチャンスなのです!人は案外、自分のことを知りません。「目」はいつも外側に向いており、自分を見つめる機会はあまりないからでしょう。「自分がわからない」=「自分を知らない」と言えるのではないでしょうか。

ではこれから、今までじっくり振り返ることのなかった自分自身を、しっかり見つめ直してみましょう。自分がわからない状態から抜け出すための12の方法をご紹介いたします。

1 自分がわからないときは、歩んできた道をたどってみよう

私たちは、両親の遺伝子を受け継ぎ、小さな命として母親の胎内に宿りました。勝手な空想で構いませんから、自分が母親の胎内にいる様子を想像してみてください。へその緒から栄養をいただき、すくすくと大きくなって、ある日、暗い胎内から明るい外の世界へ生まれでます。赤ちゃんとしてこの世に誕生してから、一歳、二歳と大きくなり、保育園や幼稚園に入り、小学校へ入学…というふうに、赤ちゃんから今までのことをできる限り思い出してみてください。小さすぎて覚えていないところは「こんな感じに育てられたかな…」というふうに想像でかまいません。

三歳のころ叱られて悲しかった、あのとき買ってもらったおもちゃが大好きだった、一年生のときいたずらして怒られた、三年生のとき縄跳びでほめられてとても嬉しかった…など、一年単位で思い出していき、それを順番に紙に書いていきましょう。印象が強いものは、絵に描いてもかまいません。思い出せることだけで大丈夫です。なかにはツライ思い出もあるでしょう。しかし、そのときの経験がのちの何かに役立っていることもありますので、なるべく淡々と書き出していきましょう。

2 今まで気づけなかったことを思い起こしてみて

生まれてから今までの自分を振り返ったあとは、自分がどのような環境で、どのような人たちに囲まれて育ち、周りの方々にどれくらいお世話になってきたのかを思い起こして、書き足していきます。人はひとりでは生きていけません。必ず誰かのお世話になっています。自分が相手の立場だったら、あのときどう思っただろうか、どんな気持ちで言ってくれたのか、など、時間が経った今だからこそ考えられることもあります。その当時自分の中では嫌だった出来事が、今思えばとても自分の糧になっていたり、昔抱いていた熱い思いを思い出したりと、自分が気づいていなかったことや、忘れていたことを明らかにしてくれるでしょう。

身近すぎて感謝できていなかった方に、手紙を書いたり、プレゼントを送ったりしてもよいでしょう。なにか、今までと違ったアクションを起こしてみると、今まで見えていなかった自分に気づくよい機会になります。周りの人との人間関係がよくなると、意外とよい流れが訪れるようになりますよ!

この方法は、静かなところでじっくりと取り組んでいただきたい作業なので、時間に余裕があるときにやってみてください。よいことも嫌なことも、偏りなく思い出していただいた方がよいです。あとで思い出すこともありますので、何日かかけて書き足していくとよいでしょう。

いろんな経験を通して、今の自分がつくられました。なにひとつ無駄なことはなく、一つ一つが自分という石垣をつくる大切なパーツになっています。人は誰でも、よいところと悪いところがあるものです。そのルーツとなっている何かを思い起こして認識することは、今後の人生を生きるうえで、必ず役に立つでしょう。

3 自分がわからないときこそ、本当の望みを探そう

自分がなにをやりたいのかわからない、どうなりたいのかはっきりしないという方は、これまで自分の本当の気持ちをあまり表に出していなかった方が多いのではないでしょうか。

親に遠慮して言い出せなかった、自分の意見を聞いてもらえなかった、いつも周りに抑えつけられて自由がなかったなど、自分の気持ちを抑えてしまうクセがいつのまにかついてしまい、だんだん流されるようになって、自分の意志で考えて目的を持って行動することが少なかったのかもしれません。

自分がわからない状態から脱却するためには、「あなたはこうしたほうがいいわよ」「こっちにしなさい」のような、他者から自分に向けられている要求を一旦横に置いてみてください。何もない自由な気持ちで、自分を見つめ直してみましょう。

やりたいこと、やりたくないことをピックアップ!

それでは、自分が何を望んでいるのかを少しずつ掘り出していきましょう!

どんな些細なことでもかまいません。自分がちょっとでもやってみたいと思ったこと、好きなことを書き出していきます。実現できるできないは関係ありません!ありのままの気持ちを正直に書いていきましょう。「イタリア語を習いたい!」「相撲を見に行ってみたい!」「高校時代の友人に会いたい!」など、何でもよいので、自分が少しでも興味があるものを書き出してください。

こんなことはしたくない、嫌だ、と思っていることもどんどん書き出していってください。とにかく、自分の本音に近づいていくのです。誰に見せるわけでもないので、裏表なく、思いの全てを書き出していきます。このときに、前の項目でやった振り返りが役に立つでしょう。忘れていた夢や希望、苦手を克服したいと思うことなども書いてみてください。

やりたい、やりたくない理由はなに?

ある程度でてきたら、「なぜそう思うのか」を考えます。例えば、営業はしたくない…なぜ?…人とうまく話せないから…なぜ人とうまく話せない?…緊張してしまうから…なぜ緊張する?…自分は人が苦手かもしれない…というふうに、自分が掘り下げたい内容をピックアップして、「なぜ?なぜ?」と自分に聞いていきます。同じ回答がでてもかまいません。何度も出てくる言葉が、案外自分のキーワードになっていることがあります。

これをやっていくと、本当に自分が望んでいることがだんだんとわかるようになってくるでしょう。お金がないから、できるわけがないから、許可がでないから、などといった制限を全て取っ払って、自由に書いていってください。

この作業は、何かに行き詰まったときに行うと、気持ちがスッキリしますのでオススメです!つい目の前のことに気を取られ、目指している目標を見失ってしまったり、道がそれていたりするときがあるので、定期的に行うとよいでしょう。初心に帰ることができますよ!

4 今、できることをとりあえずやってみる

これまでの作業を通して出てきた答えを活かしていきましょう。おぼろげながら、自分がどのような人間なのか、本当にしたいことは何だったのかが見え始めてきたと思います。そのなかで、比較的実現できそうな望みを選んで、行動を起こしてみましょう!やりたい気持ちはあったのに、ずっとお預けになっていたことなどを一つ一つ片付けていくのです。

「やってみたら、はまった!」「思ったほどおもしろくなかったけれど、やってみてよかった」など、自分の正直な感想を、書き足してみてください。それほどやりたいことではなかったと思ったものを消していくと、だんだんと的が絞れてくるでしょう。

自分の意志で、自分のやってみたかったことにトライしていくと、結果はどうであれ、どこかスッキリとした感覚を味わえるはずです。

人に言われてやらされているときと、自分が望んで動いているときとでは、モチベーションが違いますから自分の満足度もまったく違ってきます。やらされているのではない「自分が望んで、動く」という喜びを味わってください。

5 一日を振り返る時間をつくり、自分がわからない状態から抜け出す

夜、寝る前や、お風呂に入りながらでもいいので、今日一日を振り返ってみてください。朝、家の近くの花がきれいで見とれたな、電車の中で押されて嫌だったな、同僚にありがとうと言われてうれしかったな、店員が不機嫌でむかっとしたな、など、自分が感じたことを素直に思い起こしてみてください。

人との関わりの中で、「建前上、こう思ってはいけないよな」「穏便に済ませるために我慢しよう」などのように、気を使ったり気持ちにふたをするうちに、自分の本音がわからなくなってくることはよくあります。あまりにそれが過ぎると、感情がうまく働かなくなり、気持ちがふさいでうつっぽくなってきてしまいます。一日のどこかで、ふさいでしまった感情を取り出し、「ああ、あのとき本当はこう思ったんだ」と確認することで、自分を取り戻すことができます。

また、これを続けていると、自分の人に対する反応のクセも見えてくるようになります。気にしていることを指摘されると、思わず倍返しにしてしまうとか、ある人と話すといつも愚痴ばかりになっているとか、自分が無意識でいつもやってしまっていることに気がつくようになるでしょう。ここは直した方がいいなと思うものは、今までと同じ反応をしないように意識することで、自分のクセを改善することができます。

6 人を観察すると、自分が見えてくる

なぜか自分だけうまくいかない、なぜあの人はうまくできるの?と思うことはありますよね。自分が憧れる人を観察することで、自分に足りないもの、必要なものが見えてくることがあります。うまくいっている人のよい面をまねすることで、自分の状態もよくなる可能性があります。また、うまくいっていない人を客観的に見ることで、その理由を理解し、同じことをやらないなど自分の人生に活かすことができます。学ぼうと思えば、何からでも学ぶことができるのですね。

「相手は鏡」という言葉があります。周りの人の言動で自分が気になることは、自分にとって解決すべき課題であることが多いようです。例えば、いつも反発してくる人がいる場合、自分も誰かに対していつも反発していることがあり、それをやめると、いつしかその人も反発してこなくなったりします。

自分の周りの人を観察することで、本当の自分の状態を知ることができる、ということです。「こんな意地悪上司も自分の鏡?!うそだ〜」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、これは私たちの心の奥にある潜在意識、つまり自分でも気づいていない自分の姿を映し出しているそうです。しかし、自分の一部には変わりはないそうですよ。

客観的に冷静に、自分の周りで起こる出来事を見ることができるようになると、本当の自分の姿がつかめるようになる、ということですが、ここまでできるようになる人は、相当の達人だと思われます。そこまでいかなくても、少しでも相手の振る舞いのなかに自分の姿を見つけることで、知らなかった自分を発見することができればうれしいですよね。

7 「自分で自分を見守る」意識を持つ

自分で自分を見守るとは、すなわち自分自信を観察対象にして、客観的に自己をじっくりと研究することを意味します。こうした自己を常に客観的に考えて、自分の実態を明らかにしていこうという意識は自分を知ることにおいて、とても大切であると考えられます。

そのため、ここからは自分自身を見守る、すなわち研究していく簡単な方法を詳しく紹介していきたいと思います。自分がわからないと困っている方は、是非試してみるのはどうでしょうか?

8 日記をつける

まず、自己観察としてお勧めできるのは、日記を付けることです。とりわけ、自分がその日に行った行動を詳しくノートや何かに書いていくスタイルの日記です。日記の中に自分の存在を投影する事で、自己を客観的に観察できるのがこの日記という活動から期待できる最大のポイントなのです。

日記をつけるうえでのポイントとしては、自分が行った活動を端的に書き記すのではなく、より細かく書く事です。そのうえで、自分が行った行動一つ一つにその時に感じていた心の動きも一緒に書いてみると、自分が行った行動と自分の気持ちにおける結びつきを客観的に理解でき、より自分とは何者なのかを知れるきっかけになります。

自分をもっと知りたいと思っている人は、一日の終わりに少しでもいいので、日記といった形で自分を研究してみるのもいいでしょう。これは自己を知る以外に、その日の自分の駄目だったことを十分に反省できる良い機会でもあるので、人間として成長する機会も含めてとってもお勧めです。

9 自分史を作ってみる

日記のようにその日一日という短い期間における自己へのクローズアップも自分を理解するうえでとても効果的なのですが、そういった数時間前の自己だけでなく、もっと過去に遡って、自己を研究してみるのも自分を理解するうえで、とても役に立つ方法と言えるでしょう。

ここでの過去とは自分が生まれてきてから今までの期間の事なのですが、この期間中に自分がしてきたことを書き起こしてみる事によって、自分が人生の節目にどのような決断をしてきたか、どのようなタイプの人と関係を築いてきたか、何が得意で何が不得意か、何が好きで何が嫌いかなど多くの自分に関する情報を一気に整理することができるのです。

しかし、ここまでは先程説明したものと同じです。ここでは、それに加えて有効な方法を紹介したいと思います。それは、過去の自分が辿ってきた過去を自分の思うようにカスタマイズしてみることです。自分の過去の人生設計を真剣に行い、その中で自分の本来望む姿を忠実に想起させられるという狙いがこの方法にはあります。

人間は未来よりも過去に執着する傾向があるので、過去の人生設計には心から集中できるのです。そして、そこから、自分がどのようなことを望み、どのような考え方をしているかを詳しく推し量れるのです。

10 他者に評価してもらう

自分を知るうえで、日記のように自分から自分を観察するという方法と他者から自分を知る方法があります。後者は具体的には人から自分のイメージを聞いたり、評価してもらうことによって「他者から見た自己」を把握するといったものなのですが、これは正に客観的に自己を捉えられる方法として有効なものだと考えられます。

この方法では自分から見つけることができない「他者から見た自己」をしっかりと把握できるうえでとても役に立つ方法なのですが、この方法においては、教えてくれる人が「他者から見た自己」の特徴をはっきりとウソ偽りなく言ってくれるような人でなければ、他者視点での自己理解への期待はできないと言えるでしょう。

そういった意味では、親や兄弟、親友と呼べる人に限定して、自分を評価してもらうことをお勧めします。

11 やりたいこと・やりたくないことを書きだす

自分の欲求は自分らしさを写す鏡と言ってもいいほど、欲求とその人らしさは十分に繋がっていると考えられるのです。そのため、自分の欲求から自分とは何かを考察してみるのもいいのかもしれません。そのうえで、お勧めしたいのが自分のやりたい事とやりたくない事を書き起こすといったものです。

やりたい事とやりたくない事を書き起こすことによって、自分の欲求ににおける共通点や特徴が事細かに見え、結果として自己の理解に繋がります。ここまでは先程紹介したものと同じなのですが、やり方という点でここで紹介する物は先程の物と少々異なります。

まず、自分が日々生活している現実の中という設定の下でこの作業を行わなければなりません。そして、やりたい事とやりたくない事をまず書き出し、そこで出された結果を基にイメージトレーニングをします。その際に、やりたくない事をあえて日々の生活の中で行う想像をしてみましょう。

こういったイメージトレーニングは、自分の無自覚な気持を発見できる効果に加えて、そこから、本当の自分らしさを発見することも期待できるのです。どういうことかというと、嫌だと思っていることは、自分の気持ちをもろに反映するものなのですが、この強い気持ちをあえて現実生活という設定の中でリアルにイメージで膨らませることによって、自分の本当の気持ちをリアルに知る事ができるのです。

例えば、職場の苦手な人と二人っきりで飲みに行くという、リアルに起こりそうでかつ、本来自分が望まないことをイメージしてみます。そのイメージの中で、自分が苦手な人と楽しくおしゃべりしている風景を想像できたら、あなたには心の中で本当はその人への好意の気持ちがあり、またそういった苦手な人とでもコミュニケーションを取ろうという社交性を自分の中で確認できるのです。

是非、このようなイメージトレーニングを試してみて、自分がまだ気づけていない人間性を見つけてみてください。

12 わからない自分を放っておく

今まで挙げてきた、自己を知る方法でもうまく効果が出ない場合、そのことについて気にせず、わからない自分をそのまま放っておくのはどうでしょうか?自分を知ろうとして、焦っても余計に自分がわからなくなるだけです。

自分がわからなくて悩むのは、自分を苦しめるだけです。自分がわからない時は、放任主義感覚で自分の事を何も考えず、日々の活動に励みましょう。自分を知ることは確かに自己に自信を与え、その人の生活の質を高めてくれる事が期待できます。

しかし、自分という存在を十分に知っているからこそ生まれる不幸も忘れてはいけません。特に、自分の悪いことを十分に理解してしまうあまり、逆に自分への自信がなくなったり、コンプレックスが生まれたりして、日々の活動に大きな悪影響を与えることも人によってはあり得ることなのです。

そういった意味では、自分がどういう存在がわからない人は、自分らしさを把握することで持ちかねない自分にとってのマイナスな感情を持つ事も無く、伸び伸びと気楽にいられる利点があると言えます。そのため、自分を理解できないと悩んでいる人は、無理して自己を把握しようとせずに、このような自分がわからないからこそ得られる利点があると吹っ切れることも大事です。

また、自分らしさへの探索にこだわっていない時ほど、自分がどういった存在かはっきりわかる時があるので、そういう意味でも、自分理解は焦らず、じっくりと行っていけばいい物なのではないでしょうか。

まとめ

自分がわからないと、混乱してどうしていいかわからなくなってしまう場合もあるでしょう。しかし、この悩みにぶつかることは、自分を成長させるためのチャンスだと考えられます。

自分のことを理解していないと、何を目標にすればいいかわからなかったり、好きなことをしているはずなのに満たされない気持ちになったりしてしまいます。自分が本当は何を望んでいるか気づかないと、心から満足することはできないでしょう。

「自分は何者なのか。何のために生まれてきたのか」を知ることが、人生の目的であると聞いたことがあります。よりよく人生を生きるためにも、この12の方法を活かして「自分がわからない」状態から抜け出し、自分の意志で、自分の足で一歩踏み出してみてください。