やる気が出ない…そんなときに試したい5つの方法

何をするのもやる気が出ない…周りのみんなは働いてるのに今日はそんな気になれない!とモヤモヤすること、ありますよね。そんなときにはどう対処したらいいのでしょう。

やる気が出ない原因は何ですか?

やらなければいけない課題や仕事はたくさんあるのにやる気が出ない。体が思うように動かない、集中できないなんてことありますよね。現代はストレス社会と呼ばれ、誰もがストレスを感じながら生きています。例えば、ストレスを感じるとやる気が阻害される大きな原因になります。
ですが、この「やる気」を持続させることこそ、大きな成果につながります。そうしてまた次のやる気につながるのです。
普段ならなんてことない仕事も勉強も、どうしてもできない!そんなとき、あなたはどうしてやる気が出ないのか原因は分かっていますか?一度、その原因を探ってみましょう。

身体的に疲れている(過労)

まずは体が資本です。身体的に疲れていると脳が働きません。逆に脳がつかれていても体は動かないのです。あとは体調がすぐれないとき、集中力が低下します。特に熱があったり、症状はなくても長時間それについて考えたり悩んだりしていませんか?ちょっとしたことでも人間は意外と敏感に反応します。
風邪気味であるなら薬を飲んで休養する、疲れているなら少しでも睡眠をとるなど体調を整えることからやってみましょう。

やることが多すぎて、どこから手をつけていいか分からない

いつも課題は一つずつとは限りません。明日のプレゼンの準備と、今日の打ち合わせ、さっき上司から言われた提出書類…と仕事は一気にやってきます。しかし、あなたの体は一つしかありません。さてどうしますか?
今すべきことは何か、一つずつできるだけ細かく整理して書き出してみましょう。そんなことをする時間がもったいない!と思うかもしれませんが、目標のハードルが下がるので進めていくうちに達成感があります。また、頭の整理ができるので、ただやみくもに手を出すよりも効率的に進めることができます。

自信がない

目の前の課題をこなす自信がないと、どうせやっても仕方がないと思ってしまいます。やる気がない自分に罪悪感を持っている人もいるのではないでしょうか。普段から真面目に仕事をこなしているのに、プツッと糸が切れたような状態になることもあります。これらの自己否定はモチベーションを下げてしまいます。例えば弱っている体で走ろうとしても早く走れませんし、焦れば焦るほど空回りしてしまうものです。
きっと今まであなたは達成感を感じたことがあったでしょう。ぜひそのときのことを思い出してください。思い切って力を抜いてみる方がうまくいくこともありますよ。

そのものの意味を見出せない

人間はやっても意味がないと思うことに関してやる気を感じられません。それは当然の思考です。例えば学校で与えられた課題や上司から依頼された仕事など、「やらされている」という思いが強いときに感じてしまうことが多いようです。
そんなとき、今そこに見えている課題ではなくその先にあるものを考えてみましょう。今そこにあるのは将来の目標や希望などを叶えるために必要なハードルのひとつなのです。

取り組んではいるものの、思ったより成果が出ない

実際取り組んでいても自分が思っているような成果が出ないと、上のようにやる気がそがれて「やらされている」ように感じてしまいます。つい大きな成果を期待していませんか?確かに、大きな成果が見られるとやる気はどんどん出てきます。でも実際は失敗を含めた経験が成功を生み出すのです。一度周りを見てみてください。きっと仕事ができるあの上司も失敗は経験しているはずです。
大きな成果は見えなくても、何かしら結果は出ていませんか?小さな成果にも目を向けると、達成感につながりますよ。
今はとにかくやりたくない
今はとにかくやりたくない、そんなときは他にやりたいことがあるのでしょうか。理由は分からないけどどうしてもしたくない、そんなときもありますよね。そんなときは思い切って他のことをしてみましょう。気分転換はモチベーションを保つ有効な方法です。
脳は常に変化があることを求めています。ずっと同じ部屋で同じ課題について考えていると、効率が悪いだけでなく気持ちも滅入ってきます。種類の違う課題をすることで、脳の違う場所が働くので気分転換になるそうです。
その症状はうつ病かも?
心が疲れてしまうと体がだるい、胃が痛い、ドキドキするなどの症状が続きます。うつ病が背景にあっても、それが診断されるまでは自覚症状が先行するため、内科を受診する方が多いです。でもうつ病だと検査をしても異常は見つかりません。中には何度も検査を繰り返す方もいます。
今はうつ病の認識も増えているため、内科のお医者さんも疑いがあればそのための薬を処方したり、心療内科の診察をすすめます。患者さんも自分なりに検索して「自分はうつ病かもしれない」と思って心療内科を受診される方もいます。ただ、中には人に言えなくて一人で悩んでしまわれる方もいます。そのときは注意が必要です。

他に気になる症状がある場合

原因は思い当たらないがどうしても体が動かない、そしていろいろ試しても長期間改善されない場合は他に気になる症状はありませんか?
以下のことに当てはまる方は長期間のストレスにより、心が疲れてしまっている可能性があります。

  • 体がだるい
  • 着替えるのもおっくう
  • 休みの日も楽しめない
  • 今まで好きだったものに興味が持てない
  • 夕方になるとラクになる
  • 小さなミスがいつまでも気になる
  • 眠れない、目覚ましよりも早く起きる
  • この世から消えてしまいたいと思うことがある

心療内科もしくは内科でも気軽に相談できます

どんな病気も同様ですが、早期発見できれば早期治療が可能です。病気が進行してしまえば、それだけ治療にも時間がかかります。最近の心療内科は検索するとお分かりいただけると思いますが、キレイで一見すると病院とは思えないような施設のところもあれば、お医者さんの写真を載せて安心感を与えるホームページを持っている病院も多いです。敷居は思ったより高くありませんので、気になった方は一度相談に行かれることをおススメします。それでも心療内科は敷居が高い!と言われる方には一般内科や地域の保健所で相談してみてください。

うつ病とは

うつ病には種類があります

うつ病というと「怠けている」「気持ちの問題だ」「気合で治る」などと言われることがあります。うつ病発症のメカニズムはまだ解明されていませんが、気持ちの問題ではなく脳の働きに問題があると言われています。

双極性うつ病

テンションの高い「躁(そう)状態」と気分の落ち込んでいる「うつ状態」が両方見られる。
「躁状態」だけが見られる。

単極性うつ病

うつ状態だけが見られる。

身体因性うつ病

脳の病気や他の身体疾患が原因でうつ状態が見られる。

やる気が出ないのはうつ病のしわざかもしれません

症状
  • 眠れない
  • 気分が一日中落ち込んでいる
  • 食欲がない
  • 何をするにも楽しめない

脳がうまく働いてくれないのでものの見方が否定的になり、自分はダメな人間だなど自分を責めてしまいます。そのため普段なら簡単に乗り越えられる課題も乗り越えられなくなるのです。
今まで楽しいと思っていたことにも興味がなくなります。表情が硬く、涙もろくなるなど他人から見ておかしいなと心配されることもあるでしょう。
重症になると自殺を意識してしまうこともあります。

仕事は休む方がいいの?

対処法

休養と十分な睡眠、内服治療が基本となりますが、その人によって若干異なります。
休養とは言っても休職した方がいい人から、何日か休みを取るだけでいい人、逆に仕事を続ける方がいい人もいます。内服薬についても何種類もありますので、初めに試したものが合わなかったからといって勝手に内服するのをやめたり、病院に行かなくなるのはやめましょう。
身体因性うつ病であれば、その元の病気を治療します。認知療法といって物事の考え方や受け止め方を改善することによって気持ちをラクな方に持って行かせたり行動をコントロールさせる治療法もあります。

治療法は人それぞれなのでインターネットや本から自己判断しないで、専門家の診察を受けるようにしてくださいね。

最近では新型うつ病と呼ばれるものも

20~30歳代の若い世代に増えているという新型うつ病という病気があります。これは従来のうつ病とは異なり、気分反応性(自分の好きなことや興味があることには非常に気分が良くなること)があるため、周囲には怠けている、甘えているだけなどと思われてしまいます。そのため、周囲が対応に非常に困るというタイプのうつ病ですが、本人はとても苦しんでいます。

症状
  • 抑うつ状態や死に対する意識はあまりなく、疲れやすさや虚脱感が目立つ
  • 月曜や連休明けに会社を欠勤することが多い
  • 週末に自分の趣味や好きなことは活発にできる
  • 人の評価を気にする
  • 自責の念はあまりなく他人のせいにする
  • 睡眠時間が10時間以上と長くなる
  • 食欲は増加し、短期間に体重が増える
対処法

生体リズムが乱れ、昼夜逆転することもあり、そんなときは体が鉛(なまり)のように重くなりぐったりとしてしまう「鉛様まひ」という症状が見られます。それを改善するためにも生活リズムを整え、毎日目的を持って生きることが重要になります。また、従来のうつ病では「がんばれ」という励ましは厳禁でしたが、この新型うつ病に関しては、周囲はある程度励まして、本人を奮い立たせる対応が有効であると言われています。

少しでもやる気を出すための5つのヒント

それでも今、目の前にある課題をこなさないといけないときってありますよね。そんなときに少しでもラクに進められる方法をご紹介します。

好きに過ごす時間を毎日少しずつとる

自分が好きなことは睡眠時間を割いてでもできる人が多いのではないでしょうか。勤務中はできませんが、自宅などでは思い切って課題から手を放してみるのもアリです。このとき時間を決めないと戻ってこれなくなるので、時間は決めておくことが大切です。脳にメリハリがつき、効率よくできるでしょう。
また、この課題が終わったら好きなことをする!と気分転換をご褒美として考えるのもアリですね。

楽しいテレビ番組、DVDを見て思いっきり笑ってみる

笑うことでセロトニンという幸せホルモンが分泌されますが、これはストレスを低下させます。またアルファ波という脳波を出し、集中力や記憶力を高める効果があるとされています。脳内の血流量も増えるため、脳の機能が活性化するとも言われています。

友達と連絡をとる

できればその課題と直接結びつきのないお友達と話すことは大事です。特にたわいもないことや昔話など楽しくなるような話題がおススメです。笑うことでストレスが低下します。楽しい気持ちはやる気を起こします。同僚と話すのもいいですが、仕事の話をすると逆に落ち込んでしまうこともあるので話題には気を付けてくださいね。

ハードルを少し下げる

初めから完成させることに目標を置いていませんか?それをやめて小さなゴールを決めて少しずつやっていくのです。例えば、今日はこの書類の導入部を仕上げる、見出しを考えるなどのことから始めましょう。小さい達成感がいくつもあるのでモチベーションが上がりますよ。

とりあえず、やってみる

意外に感じる方も多いと思いますが、とりあえず始めてみると思いのほかやる気が出ることがあり、これを「作業興奮」といいます。これは作業することによって脳が刺激されるからです。でもその「やる気がないのに始める」ということのハードルが高いんですよね。そんなときは時間を決めても結構です。3分だけでもOK。ですが、意外とやってみると「もう少しキリのいいところまでやってしまおう」と思うものなのです。

それでもやる気が出ないと悩む方へ

いかがでしたか?今までいろんな方法を書いてきましたが、やる気は出そうと思っていつでも出せるものでもありません。そんなとき、どうしてそれをしないといけないのか?について考えてみてください。あなたの将来のため?それをすることによって誰かが幸せになるため?それでも今やる必要があると感じたときは上のようなヒントをまずは一つ試していただきたいと思います。まず一つ、達成できればそれが芋づる式にやる気につながっていくかもしれませんよ。

もし、うつ病、新型うつ病の項目に思い当たることがあった方はいつでもいいので専門家のもとをたずねてください。病気がそのやる気を邪魔しているのなら、治療することで体がフッと軽くなるのが感じられるでしょう。あなたの気持ちが少しでもラクになりますように。