職場いじめに悩んでいませんか?そんなあなたを救う7つの解決法を教えます!

職場いじめは、口もきいてもらえない仲間はずしから残業を押し付けられるパワハラなど、いじめのパターンは色々ですが、こっちは会社を辞めたいとまで悩んでいるのに、むこうは平気な顔をしているなんてムカつくと思いませんか?そこで今回は職場いじめから泣き寝入りしないための解決法をご紹介します。さあ、勇気をだして戦ってください!

現在の職場いじめの実態

職場いじめで悩む人は意外と多く、厚労省管轄の労働局にもたくさんの相談が寄せられています。まずは、現在の職場における、いじめの実態をご紹介しておきましょう。

会社を辞めた理由について

厚生労働省が平成26年9月25日に公表した「平成25年若年者雇用実態調査」によると、初めて勤務した会社を辞めた理由は「労働時間・休日・休暇の条件がよくなかった」が22.2%で1番多く、「人間関係がよくなかった」が2番目で19.6%です。

この調査は何度かの転職を経て現在の会社に勤務している15歳から34歳までの人を対象に行われたもので、この結果から、元の会社が嫌になって辞めた理由の多くは、労働条件といじめなどの人間関係だったことが推測できます。

一方で働いている理由では、「主たる働き手として生活を維持するため」が49.3%と半数近くを占め、労働条件や人間関係に不満があるものの、家族のために辞めたくても辞められない労働者の実態が浮き彫りにされています。

増加するいじめに関する相談

こんどは厚労省東京労働局が平成27年6月17日に発表した「平成26年度個別労働紛争解決制度の実施状況」です。つまり東京労働局に平成26年にどれだけの人が何の相談に訪れたにかを示す数字ですが、資料によれば平成26年度の総合労働相談件数は118,356件。(前年度比 3.1%増)

そのうちの56.2%がいじめ問題で、前年度に比べて解雇に関する相談が減る一方でいじめや嫌がらせに関する相談が急増しているとしています。

また、東京労働局と同じように、全国の労働局でもいじめや嫌がらせに関する労働相談が増える傾向にあり、「職場いじめ」は、全国的な社会問題に発展しています。

職場いじめが増えた原因

ここまで、職場いじめは増加傾向にあるというお話をしましたが、それではなぜ職場いじめは増え続けているのでしょうか。ここではその理由を探ってみることにしましょう。

非正規社員の増加

パートタイマー、アルバイト、契約社員、派遣社員、今や労働者の3人に1人が非正規社員という時代です。

本来は正社員も非正規社員も同じ労働者、どちらが偉いということはないはずなのに、なぜかアルバイトや契約社員を冷遇する企業が多く、正社員が非正規社員をいじめるというケースが増えています。

また、そんなきびしい雇用環境の中では弱肉強食が起きても不思議ではなく、非正規社員同士の足の引っ張り合いも起きています。

コミュニケーション能力の不足

一時期「コミュ障」という言葉が流行りましたがそこまで深刻でなくても、若い人はもとより、管理職と言われる立場の人もコミュニケーション能力が不足していることが指摘されています。

つまり、廊下ですれ違っても、あいさつはおろか会釈さえもしない。「ありがとうございます」や「すみませんが」などの基本的な会話もできない人が多くなっているのです。こんな職場環境では、何かあった時に誤解を生んで、いじめや嫌がらせが増えるのも無理はありません。

転職者の増加

企業競争の激化により、将来を見越して社員を育てるよりも即戦力の人材を求める会社が増えていますが、転職者はあくまでも途中から入ってきたよそ者的な存在。どんなに実力があっても、新しい会社に溶け込むまでは時間がかかります。

さらに会社側にも転職者をフォローする体制が整っていない場合が多く、結果的に職場いじめや嫌がらせを生む原因になっています。

いじめる人の心理

仕事は楽しくやるにこしたことはありません。おそらく日頃から部下や同僚をいじめている人もそう思っていることでしょう。それではなぜ、いじめたくなるのでしょうか?

集団を守ろうとする心理

いわゆる“生え抜き”の社員や部署の上司が抱く感情ですが、言い換えれば新参者を排除しようとする心理です。学校でのいじめに例えると、ガキ大将が転校生を集団でいじめる構図に似ています。

また、グループのリーダーを中心に特定の人をいじめる行為はグループの連帯感や優越感につながります。そんな歪んだ仲間意識がますますいじめを正当化させているのです。

他人を自分の身代わりにしようとする心理

ユングの心理学、「影」の考え方です。集団で生きる人は、自分の存在が無視されること、拒絶されることを一番恐れています。そこで集団の中に自分の身代わり(影)を作り、誰かをいじめることによって、自分の居場所を確保しようとする心理です。

他人を犠牲にして集団の中に自分の存在意義を見出す行為。つまり、弱い犬はよく吠えると言う話です。

防衛機制といじめの心理

防衛機制とは自分の不安な気持ちを打ち消そうとして無意識に心の安定を保とうとする行動に出ること言います。職場いじめをする人の心理はその防衛機制の中の「置き換え」つまり八つ当たりです。

本当は上司に不平不満があるのに、その怒りを立場の弱い人に向けて心の安定を得ようとしているのです。

また「補償」という防衛機制も考えられます。これは自分の持つ劣等感から少しでも逃れるために、他人をいじめて優越感を味わおうとする心理なのですが、いずれにしても、いじめられる方は迷惑な話です。

いじめられる人の特徴

いじめはいじめる側が悪いに決まっていますが、ひょっとしたら、いじめられる側にも何かの原因があるのかも知れません。ここでは、いじめられる人の特徴をご紹介しましょう。

自己中心的な人

会食のマナーの一つにほかの人と食べるペースを合わせるというのがあります。仕事場においてもそれは同じことで、あまりにもその場の空気を読まない言動が目立つと集団から弾かれてしまいます。

しかも自己中心的な性格なために、なぜいじめられるのかが理解できない人も多く、職場いじめに苦しんでいる人は一度自分の言動を振り返ってみることも必要です。

仕事ができない人とでき過ぎる人

仕事ができない人やできる人、それに仕事に対するモチベーションも人それぞれ違いがあります。

たとえば、なかなか仕事が覚えられずミスを連発する人は「やる気があるんだろうか」と思われるし、仕事ができても、でしゃばってやり過ぎると、「生意気な奴だなあ」と嫌われてしまいます。

特に仕事ができない人は立場が弱いので、深刻な職場いじめに発展する可能性があります。

曖昧な言葉が多い人

若い人の間では、「~みたいな」や「~かも」のような曖昧な言葉が横行していますが、仕事中にそんな言葉を使ってしまうと相手をイラつかせる原因になります。「たぶん~だと思います」、「~のはずです」いうような言い回しは最悪。「ちゃんと調べてから報告しろ」という話になります。

また、曖昧な言葉遣いは自分に自信がない人という印象が強く、いじめの対象としては絶好のターゲットです。

まじめで気が弱い人

群れの中には強い者と弱い者が存在し、強い者が弱い者をいじめるのは当然の成り行きです。まじめで気が弱い人は強い者から何か言われても言い返せないで我慢しているから、「こいつ何を言ってもだいじょうぶ」と舐められてしまいます。

また継続していじめを受けることにより、自分はだめな人間なんだと思い込み、ますます自分に自信がなくなっていくのです。

職場でのコミュニケーションがへたな人

多くのサラリーマンは睡眠時間を除けば一日の半分は会社で生活しています。そんな中で他人とのコミュニケーションがへただと、やはり個人の評価は下がってしまいます。

また、言葉づかいもコミュニケーション能力の一つです。たとえば、「大丈夫ですか?」と心配して声をかけてくれた同僚に対して、「大丈夫です。ありがとうございます」と言えば気持ちがいいのに、「大丈夫なんだけど」と答えてしまうと、もう二度と声をかけたくないと言う気持ちにさせてしまいます。

職場いじめ7つの解決法

これまで、職場いじめが増えた原因やいじめる側の心理、いじめられる人の特徴などをご紹介しましたが、ここからはいよいよ今回のメインテーマ。職場いじめから泣き寝入りしないための7つの解決法です。できることから実践してみてください。

1.いじめられる要因を取り除く

周りの空気を読まない言動、仕事ができない、人とのコミュニケーションは苦手、おとなしい性格・・・。いじめる側の動機は別にして、いじめの標的になる人は必ずと言っていいほどいじめられる要因を持ち合わせています。

そんな要因を取り除くことがいじめから脱出する第一歩です。全て他人のせいにするのではなく、一度いじめられている自分を見つめ直してみましょう。

もちろん、性格などは変えることはできませんが、いじめに繋がっている要素をつきとめ、できることは改善するという努力が大切です。

2.いじめ行為に対し反応しない

相手との距離を置く最大の武器は無視です。そもそも、いじめ行為に対しリアクションするから相手もその気になるのです。たとえば相手の暴言に対し涙を浮かべたら、「こいつ何泣いてんだよ」と、あなたに対する憎悪はますます増幅します。

ですから、何を言われても聞こないふりが一番。相手に一瞥を投げてその場を立ち去りましょう。

3.相手の上司を仲間にする

この作戦は相手の上司がいじめ一味でないことが条件ですが、自分をいじめている相手の上司に相談してみることも一つの手段です。

「おまえ○○さんにちくったな」と逆襲をくらうかも知れませんが、それは負け犬の遠吠えと解釈し気にする必要はありません。日頃弱い人から突然強気に出られて、相手もびっくりすることでしょう。

4.イメージ戦略

それほど付き合いも深くないのに、いわれのないいじめを受けるのは、外見から受けるイメージがネガティブだからです。着ている服はとても地味で髪はぼさぼさ、体はがりがりに痩せていては、いかにもいじめやすそうに見えます。

ですから休日に美容院に行って髪を整え、明るい色の服を着てポジティブな外見に変身しましょう。体が痩せすぎている人はジムに通って汗を流すのも気晴らしには効果的です。

5.強いものについていく

弁護士から大阪市長に登り詰めた橋本徹氏は著書「どうして君は友達がいないのか」の中で自らのいじめ体験をこう語っています。

「いじめられたらへたにもがかないこと。これが一番です」さらに、「いじめられていた僕が選んだ方法は強いものについていくという方法でした。つまりどらえもんのすね夫のような生き方です」

まったく、これまでの議論と間逆な考えですが、一理有り!目からうろこ的な発想です。また、強いものの側について、いじめに加わる自分の(おろかな)姿を自覚するのが大切と説いています。

そんな経験が、強くなっても他人を思いやれるやさしい気持ちを育てるのかも知れません。

6.やっぱり仕事はできたほうがいい

仕事ができ過ぎて周りから妬まれることもありますが、仕事ができる人がいじめられている姿はあまりイメージできません。なぜなら彼は勝者だからです。

仕事ができる人に対して嫌な顔をできる上司は少ないと思うし、会社は基本的に仕事ができる人の味方です。いじめの相談をする時も仕事ができる人とできない人では全然対応が違うのです。

ですから、やっぱり仕事はできたほうがいいに決まっています。そもそも会社には仕事に行くのであって、わざわざいじめられに行くのではありません。

7.労働局に相談する

何をやってもいじめが止まらない。もしもあなたに転職も辞さない覚悟があれば、最終的には労働局に直接相談に行くしかありません。会社の上層部に直訴したところで、もみ消されるのがオチです。

ですが、何の証拠もなしに労働局に駆け込んでも、悩みを聞いてくれるだけで終わってしまいます。その証拠とはたとえば、

・実際にいじめを受けている写真や音声の記録
・いじめを受けている相手からの暴言が記録されているメールや文書
・過度な残業を押し付けられている場合はタイムカードのコピー

など、客観的に見ても行き過ぎであると判断できるようなものです。

このように労働局に援助申し立てをすると、会社に対して助言や指導が行われますが、それでも解決できない場合は、あっせん(裁判所の調停のようなもの)を申請することもできます。なお、申し立ての費用は無料です。

職場いじめに苦しむ方へ応援メッセージ

学生時代もいじめられ、就職してからもいじめられ。いじめられる人はどこに行ってもいじめられます。それは集団社会における弱肉強食の原則がある限りしかたのないこと。「いじめる方が悪い!」なんて言ってる場合じゃありません。

いじめから抜け出すためには強く生きるしかないのです。弱いからいじめられる。結局理由はそれだけです。さあ、勇気を出して戦って下さい!あなたには強者になれるチャンスがまだまだたくさんあるはずです。