その臭い玉が口臭の原因かも?!自分で取っても大丈夫?うがいや病院でもとれるの?7つの予防法や6つの疑問にお答えします!

喉の奥や扁桃腺の裏でじみーに成長を続ける臭い玉(膿栓)。潰すと耐えられないほどの悪臭を放ち、口の中に存在するだけで口臭の原因になると言われています。簡単にぽろっと取れればよいのですが、そう簡単にはいかないのが臭い玉。臭い玉って何なのか?どうすれば取れるのか?予防法はあるのか?についてまとめました。隠れ臭い玉フェチの人もそんなの知らない!という人も必見の情報です!

臭い玉について知ろう!

何だか口の中でドブのような臭いがする…。念入りに歯磨きをしても、くちゅくちゅマウスウォッシュをしてもぜんぜんスッキリしない!この臭いの原因はなに?!そんなお口のトラブルを感じたことはありませんか?その原因は通称「臭い玉」と呼ばれる細菌の塊のせいなのです。

臭い玉?それって病気?もしかして私だけ?
初めて聞いた人はびっくりしちゃうかもしれませんが、臭い玉は病気というわけではなく、誰にでも出来るものなのです。喉の奥に白い塊が出来ていたり、咳やくしゃみと同時に何か塊のようなものが飛び出してきてことはありませんか?指でつぶすと、とてつもなく臭い…。それが「臭い玉」です。

実はこの「臭い玉」、「そんなもの見たことがない!」という人もいれば、「知ってるよ~!すごく取りにくいけど、スポッととれると快感なんだよね~」、「くさいのわかっているけど、つい臭いを嗅いじゃう」という隠れ臭い玉フェチ?の人もいたりして、なかなか興味深いものなのです。

いつもより口臭が気になったり、くしゃみや鼻息が臭い!と感じたら、それは喉の奥に臭い玉が出来ているのかもしれません。臭い玉は何が原因で出来るのか?安全に取り除くにはどうすればよいのか?出来ないようにするための対策とは?人には聞けない「臭い玉」について徹底解説します!

臭い玉とは

臭い玉って何?

喉の奥から出てくる「臭い玉(くさい玉・におい玉)」とは、実は「膿栓」というもので細菌の死骸や食べかすなどが固まったものを指します。

これは白い球状の塊で、パッと見ではピーナッツの破片のようにも見えます。潰すとひどい悪臭がするのが特徴です。なお正式には、扁桃栓子(へんとうせんし)、石灰化して固くなったものは扁桃結石(へんとうけっせき)と呼ばれています。

臭い玉のできる仕組み

喉の奥の左右にある扁桃と呼ばれる部分はリンパ球の集まりで、ウイルスや細菌が体内へ侵入することを防ぐ働きをしています。細菌を攻撃する物質は腺窩(せんか)または陰窩(いんか)という無数の穴から分泌されており、それによって死滅した細菌や食べかすなどが扁桃表面の穴の奥に溜まっている状態を「膿栓」と呼びます。

膿栓は、身体の免疫機能による現象なので、誰にでもできる可能性があります。ただ病気ではありませんので、出来ていたからといって心配する必要はありません。

臭い玉を構成するもの

臭い玉は、バクテロイデスという腸内悪玉菌、死滅したウイルスや細菌の塊、食べかすの他、扁桃組織であるリンパ球や白血球、口腔内の剥離した上皮細胞、免疫反応による炎症性崩壊産物(タンパク質)、脂肪酸、コレステリン、燐酸石灰などで形成されています。

たとえとても小さな臭い玉でも、なんと1億以上の細菌が詰まっているそうですから、臭いがきついのも当たり前ですね。

臭い玉の出来る場所

臭い玉ができるのは主に口蓋扁桃のくぼみの部分で、これは俗にいう「扁桃腺」のことです。口蓋扁桃は喉の中央にある口蓋垂を挟んだ両側にあります。

臭い玉は口を大きく開ければ見えることもあるし、扁桃の裏側に隠れていることもあります。一見何もないように見えても、扁桃腺を指で押してみると、ぷにゅっと現れることもあるようです。

また、臭い玉はリンパ組織の部分にできるものなので、喉の突き当りである「咽頭王扁桃」や、舌の付け根の部分である「舌根扁桃」などにもできることがあります。

臭い玉のにおい

臭い玉は、そのままの状態では臭いませんが、潰すと異常な臭気を発します。その臭いは、ニンニクやニラの臭い、チーズが腐ったような臭い、あるいは下水が逆流したような臭いがするといい、人によっては「肥溜より臭い」と言う人もいます。

舌苔や歯垢と同じで、食べかすやウイルスの死骸など雑菌が生成する化学物質特有の悪臭ですね。これが口臭の原因になることもあるようです。

臭い玉の色

臭い玉の色は基本的に乳白色や、黄白色のものが多いようです。中には緑がかった黄緑色という人もいます。痰と臭い玉はまったく別のものですが、色合いは似ている感じですね。

臭い玉の大きさ

臭い玉は扁桃の穴に溜まっているものなので、大きさは3mm~5mm程度というのが普通です。でも、長く大切に育てた(?)場合は、かなり大きくなっていることもあり、「枝豆ぐらいのサイズの臭い玉がとれた!」という人もいるようです。

複数の臭い玉がくっついて、一つの塊になることもあるようですね。

臭い玉の数

臭い玉が出来る数も、人それぞれです。一つだけぽちっと顔を出していることもあれば、複数の臭い玉ができていることもあります。「見えないところにびっしり…」なんてこともあるようですよ。

膿栓ができる原因

口呼吸

口呼吸は膿栓ができる、大きな原因になります。私達の本来の呼吸法である鼻呼吸なら、吸い込んだ空気は鼻の粘膜を通り、鼻腔のフィルターなどによって細菌などを減らすことができますが、口呼吸の場合はそういった体に有害なものを直接のどや気管に吸い込むことになります。

また口で呼吸していると、常に空気に触れているため口内の湿り気を保つことができません。すると抗菌・自浄作用を持つ唾液が減ってしまうので、細菌が増えやすくなってしまいます。細菌が増えてしまうと、細菌の死骸などで構成される膿栓が発生しやすくなります。

口呼吸は膿栓だけでなく、風邪をひきやすい、慢性的なアレルギー体質になりやすいなど、健康にも悪影響を及ぼすと言われています。口呼吸をしている方は、この機会に鼻呼吸へなおしましょう。

ドライマウス症

唾液が出にくい、口が渇いている、口臭がきついなどの症状がみられることを、ドライマウス症と言います。ドライマウス症は、抗菌・自浄作用をもつ唾液の分泌が減ってしまうので、膿栓の原因になります。

それ以外にも舌苔の量が増える、虫歯や歯周病にかかりやすくなる、更には舌の表面がひび割れて、発音しにくい、食べ物が飲み込みにくい、など日常生活にも支障が出ることがあるようです。ドライマウス症の原因には、上でご紹介した口呼吸や、不規則な生活、ストレスなどがあげられます。

改善にはよく噛んで食べることで、唾液の分泌を増やすことや、飴やガムで口を潤す、ストレスを溜めないといった方法があります。

後鼻漏

風邪をひいたり、鼻炎になったりすると鼻水が大量に出ることは誰にでもあるものです。ただ基本的に鼻水は、どんなに量が多くても鼻の穴から排出されますよね。だから鼻をかむことができる訳ですが、後鼻漏の場合はそれができません。

分泌された鼻水は、鼻の穴から出ることなくのどへ流れ込んでしまうのです。すると鼻水はのどに長く貼りつくことになり、細菌が繁殖してしまうため、膿栓の原因になると言われています。

また大量の鼻水がのどに流れ込むことは、ストレスにもなります。後鼻漏の原因には鼻炎などが考えられるため、まずは耳鼻咽喉科を受診して治療することが勧められています。

臭い玉についての疑問

知らない人にとっては、都市伝説のように語られることも多い臭い玉。知れば知るほど様々な疑問がわいてきますね。では、その疑問1つ1つにお答えしましょう!

臭い玉って誰にでもできるの?

臭い玉ができる仕組みは身体の免疫反応の1つですから、個人差はあるものの誰にでもできる可能性があります。風邪をひいているときや、常に埃っぽい場所にいる人はできやすいのですが、健康な人にもよく見られる症状です。
子どもや大人、男女による差というのも特にはありません。

食事や飲み物と一緒に体内に流されてしまったり、くしゃみや咳とともに吐き出してしまうことも多いので、その存在にまったく気がつかないこともよくあります。

臭い玉は口臭の原因になるの?

歯磨きやマウスウォッシュ、舌苔のお掃除をしても口臭が気になる、喉の奥のほうからイヤな臭いがするというときは、臭い玉が原因の口臭の可能性が高いです。

臭い玉は細菌の死骸など、身体に不要なものでできています。粘膜の奥に潜んでいればそれほど感じないものですが、表面に顔を出していたり、大量に発生しているときには、口臭の原因になるでしょう。

扁桃から分泌されている膿汁は、それだけでもけっこう臭いです。それが口の中に長い間溜まった状態になるのですから、「下水の臭い」というのもわかりますね。試しに扁桃腺の付近を指で触ってみてください。かなり臭いようであれば、臭い玉ができている可能性があります。

臭い玉を取り除けば、その臭いは少なくなるはずです。もちろん、口臭の原因は、臭い玉だけではありませんので、内臓疾患の可能性を検討したり、歯垢・歯石、舌苔の除去もしてみてくださいね。

臭い玉は取った方がいい?

放置して病気になったり、身体に害があるわけではないので、そのままにしていても問題はありません。たいていの場合は、自然に体内に流れこんだり、咳やくしゃみととも体外へ排出されます。

でも、「口臭が気になる」とか「喉に違和感を感じる」なんてときは、取りたくなりますよね。耳鼻咽喉科で取ってもらう方法や、自分で取る方法がありますので、後ほど詳しく紹介します。

臭い玉=膿栓が病気と関連するケースもあります。膿栓で増えた細菌が扁桃に過剰な刺激を与えて、それにより慢性扁桃炎や扁桃微熱が続くような場合は、病院で相談したほうが良いでしょう。

臭い玉の出来やすい季節はある?

冬は風邪が流行する季節ですよね。実は臭い玉は風邪との関連性が高く、喉に侵入したウイルスから身体を防御しようとする扁桃の免疫反応により、臭い玉が発生すると言われています。風邪をひいた後に扁桃腺を触ってみると、大半の人に臭い玉ができているようですよ。

また冬は気温が下がることで、毛布やコートなどを使用するようになるため、ホコリが増えます。ホコリには菌が付着していて、それが乾燥した空気中を浮遊して喉に侵入するため、臭い玉が出来やすいようです。こういった理由から、冬は夏に比べて臭い玉が出来やすい季節とされています。

臭い玉が出来やすいのはどんな人?

実は臭い玉は、出来やすい人がいます。まず鼻ではなく、口で呼吸をしている人。つまり口呼吸ですが、これは口から息を吸って口から息を吐くという呼吸で、気がつくと口をぽかーんと開けているという人や、朝起きると喉が痛いとか、いびきをかきやすい人は要注意です。

口から息を吸い込むので、埃やウイルスなどが喉を直撃することになり、乾燥もしやすいので唾液が正常にまわらなくなります。細菌が侵入しやすく、唾液で洗い流されることもなければ、その分扁桃での免疫活動が活発になり臭い玉もできやすくなると言うわけです。

次に、口が乾きやすいドライマウスの人。こちらも口呼吸と同様です。唾液が少ないと口内では細菌が繁殖しやすくなったり、食べ物が飲み込みにくくなります。食べかすや細菌の増加は、臭い玉発生の原因に繋がります。

口呼吸やドライマウスは、臭い玉だけではなく様々な病気の原因になることがわかっています。鼻呼吸を意識する、水分を多めにとる、マスクをするなどして対策しましょう。

体調と臭い玉の関係って?

微熱が出たり、ストレスなどによる体調が悪いときは、臭い玉ができやすいと言われています。
自律神経に障害がでているときは、口呼吸になりやすいため埃やウイルスを過剰に吸い込んでしまうことがあります。免疫力そのものが低下していることもあるので、臭い玉ができやすくなるのでしょう。

また、病気の症状の1つとして臭い玉が現れることもあります。
たとえば、無呼吸症やいびきの原因と言われている扁桃肥大、扁桃炎を繰り返し発症する慢性扁桃炎、腎不全を発症する可能性があるIga腎症、手のひらや足の裏にかゆみや発疹が現れる掌蹠膿疱(しょうせきのうほう)症などの場合にも、扁桃に複数の膿栓ができると言われています。

臭い玉の取り方

一度気になりだすと、取らずにはいられなくなる臭い玉。
でも、喉の奥のほうにできるのでそう簡単にはとれません。また押すと「オエッ」となっちゃう部分にあるのも、臭い玉取りを難しくしているポイントですね。

ネットを検索すると、皆さん実に様々な方法で臭い玉取りにチャレンジしているんですね。中には「毎回2時間は格闘する!」とか「どうしてもえずいて涙がボロボロでるので、家族が心配しないように一人のときにやっている」など、涙ぐましい努力をしている人もいたり、「自分の舌で簡単に取れるよ!」という手慣れた強者もいます。

参考までに、実際に臭い玉を取っている動画を紹介しましょう。1cm弱の大きな膿栓がポロっ取れるシーンには、思わず「おぉ!」と声が出ちゃいます。あまりグロくない動画を選んだつもりですが、人の口の中なので、苦手な人は視聴をご遠慮くださいね。


取る前の注意点

扁桃はリンパが集まる繊細な粘膜です。強くこすったり細菌のついた器具を当てたりすれば、簡単に傷つき、炎症を起こしてしまいます。使う器具や手指を清潔にし、ムリに取ろうとするのは絶対にやめましょう。つまようじ、ピンセット、歯ブラシなど、先の尖ったものや、長時間さわり続けるというもの禁物です。

ネットでは様々な取り方が紹介されていますが、中には非常に危険な方法もありますので、安易に真似しないようにしましょう。ここでもいくつかの方法を紹介しますが、「これなら絶対安全」という方法ではありません。あくまでも自己責任で試してみてください。

うがいをする

扁桃に直接指や器具をあてる前に、まずはうがいで取れるか試してみましょう。
水を口に含んだら、上を向いてなるべく水が喉の奥まで届くようにします。このとき「オーハーオーハー」と言いながらうがいをすると、喉が動いて臭い玉が動かしやすくなります。

水を吐き出しても取れないときは、喉を少し詰まらせて息を吐き出す(痰と吐き出すような感じ)のも試してみてください。扁桃の表面にくっついている臭い玉なら、これだけでも除去できることがあります。

綿棒や耳かきを使う

臭い玉が見えているときには、綿棒や耳かきで直接掻き出す方法もありますが、リンパ腺を刺激してしまうのでおすすめとは言えません。特に耳かきで取りだそうとするのは、粘膜に傷がつく可能性が高く非常に危険です。

自分では力を入れずに優しく押しているつもりでも、吐き気を催すポイントを押せば誰でもとっさにえずいちゃいますよね。その拍子に思わぬ傷をつけてしまうことがあるのです。

また、「もう少しで取れそう」と思うと同じところを何度も押したり、こすったりしてしまいがちです。軽い炎症ですめばよいですが、感染症などに発展する可能性もあるので注意が必要です。

どうしても…というのであれば、まずは清潔なものを使用すること。普段耳かきとして使っているものを、そのまま口に突っ込むなんてことは、絶対にやめてくださいね。

綿棒や耳かきを使う場合のコツは、臭い玉の真ん中を押さないことです。これだとせっかく表に出てきているのにかえって中に押し込むことになってしまいます。臭い玉の端っこから押し上げる感じにすると取れやすいようです。

水圧を利用する

比較的安全な方法としては、水圧を使って除去する方法があります。

普段のマウスケアにウォーターピックを使う人が増えていますよね。その感覚でウォーターピックで臭い玉除去にチャレンジする人も多いようです。実際「大量の臭い玉が簡単に取れた!」という話もあるようですが、これはちょっと危険です。

ウォーターピックだと水圧が強すぎるんですね。粘膜が赤く腫れたり、ひどいときは血が出たりすることもあるようです。また、ぽこっと取れるのは良いのですが、取れた後の穴が大きくなっていて、「そのあと臭い玉が出来やすくなった」という話も聞かれます。女性ならわかると思いますが、小鼻の角栓除去と一緒ですね。ムリに取ろうとするのは良くないようです。

では何を使えば良いかというと、おすすめなのは「シリンジ」です。

アマゾンのサイトでは、工作用具として販売されているようですが、これは「デンタルシリンジ」という商品で、もともとは、歯の隙間掃除や膿栓除去に使う商品です。

注射器と同じ要領で水を吸い上げます。膿栓が隠れている穴に先端を入れて水を注入。水圧で押し出すような感じです。このシリンジは先端が緩くカーブしているので、扁桃の穴を狙いやすいようです。ウォーターピックのように水圧が強くないし、自分で強さを調節できるのが良いですね。綿棒では取れない隠れた膿栓も取れるそうです。

上のような洗浄瓶も同様に使えます。100均で売っている注射器でも代用できますが、先端が真っすぐなので、少しやりにくいようです。

水圧を利用する方法では、シャワーを使う方法もあります。口を大きく開けて、シャワーの水を臭い玉にあてていきます。そのときに「あー」と声を出して喉を動かしてみてください。その後咳払いをすると臭い玉が飛び出してくることがあります。シリンジほどピンポイントに狙えないので、簡単には取れないかもしれません。

偶然を待つ

臭い玉は、それ自体が身体に害を与えるわけではないので、気になる口臭や喉がイガイガするような不快感がないのであれば、自然に取れるのを待つという方法もあります。

「そんな悠長なことは言ってられない!でも喉を傷つけるのも心配」という人は、くしゃみとともに排出するという方法を試してみてください。

くしゃみは、鼻の粘膜を刺激することにより喉の筋肉が緊張し、それが緩むと同時に鼻と口から強い呼気を発するものです。その時速はなんと300㎞もあるそうです。これだけの勢いがあれば、臭い玉も一気に飛び出すような気がしませんか?

くしゃみを意識的にするためには、コヨリで鼻の粘膜を刺激したり、強い光を見るという方法があります。臭い玉を一緒に吐き出すコツは、くしゃみの息を吐き出す直前に、喉を震わせるようにすると出やすいようです。

くしゃみの他には、痰を吐き出すように臭い玉を吐き出す方法もあります。喉の奥から引っ張り出すようなイメージで、喉の奥を吸い込んでから痰を切るようにするのがコツです。
夜よりも、朝起きた時のほうが取れやすいと言われています。

耳鼻咽喉科で取ってもらう

やっぱり安全性を考えれば、病院で除去してもらうのがおすすめです。
歯科で処置してくれるところもあるようですが、鼻や喉の病気が関わっている場合もあるので、耳鼻咽喉科に行くのが一番確実でしょう。

ただ、病院によっては、「病気じゃないから」と除去してくれないところもあるようです。臭い玉は1つ除去しても、また時期がくればできるものなので、「耳垢と同じです。気にしないで大丈夫」ということのようです。「口臭が気になる」「喉に違和感がある」と訴えても、表面に出ていなければうがい薬だけで済まされてしまうこともあります。

実際「自臭症」という、臭いなんてしないのに、気にし過ぎてしまう精神的な病の人もいるので、対処しようにもできないということもあるのでしょう。本当に臭い玉ができていて気になるのであれば、複数の耳鼻咽喉科を受診して除去しくれる病院を探してみましょう。

病院での治療方法は、「陰窩洗浄」と「吸引治療」の2つがあります。
「陰窩洗浄」とは、扁桃のくぼみを洗い流し、膿栓や膿汁を除去する方法です。「吸引治療」は専用の吸引官を鼻から通し、膿栓を吸引します。

一回の治療では全部取り切れないこともあり、最初は週に2~3回、症状が改善されれば週1回、その後はまた不快感が出てきたときに除去するようなペースです。一時的にすっきりとはしますが、根治治療ではありませんので、時期がくればまた臭い玉はできてしまうでしょう。

治療は保険が適用されるので、3割負担の人なら120円程度で済むようです。

エアダスターで吹き飛ばす

臭い玉は、エアダスターで吹き飛ばすという方法もあります。臭い玉の正確な位置がわかっているなら、エアダスターを直接吹きかければ、比較的簡単に吹き飛ばすことができるようです。

ただ電子機器のほこりを取る用途で使用されるエアダスターは、人体に有害なガスを使っている場合があります。それ以外のエアダスターも、本来人体に使うものではないので、なんらかの影響が出るかもしれません。

もし臭い玉を取ることに使用するなら、必ず人体に無害なエアダスターを選ぶようにしましょう。

臭い玉を作らないための予防法

臭い玉は誰にでもできる可能性があるものですが、口や喉を清潔に保つように心がければ、臭い玉の発生を最小限に食い止めることができます。最後に臭い玉の予防法を7つ紹介しましょう。

うがい薬を利用する

一番簡単で、手軽な方法は、うがいをすることです。

うがい薬の中には、殺菌効果が高いものと炎症を抑える効果が高いものがありますが、臭い玉の予防には殺菌効果が高いものを選ぶ必要があります。ポビドンヨードが含まれているイソジン、ヨードの刺激が苦手なら無臭のセチルピリジニウム塩酸塩のうがい薬が良いでしょう。

口と喉をわけてゆすぐのがポイントです。
まずは、水を口に含み普通にくちゅくちゅとゆすぎます。口の中の食べかすなどを除去するのが目的なので、上を向かなくても大丈夫です。一度水を吐き出して、今度は喉をゆすぎます。

うがい薬を口に含んだら顔を上に向けて、うがい薬が喉にあたるようにします。「あー」と声を出しながら、ガラガラします。できるだけ喉の奥まで届くように意識してください。1回10秒程度、2~3回行ってください。

うがい薬がなければ、日本茶や紅茶でもOKです。お茶に含まれるカテキンの殺菌効果で、ウイルスや雑菌の発生を抑えることができます。

シャワーの水圧を利用したうがい

臭い玉を取る方法でも紹介しましたが、シャワーの水圧を使ってうがいするのは予防にもなります。
40℃~42℃程度のシャワーの温水流を喉の奥に当てます。普通のうがいと同じように「あー」と声を出しながらやると、喉が動くのでよいそうです。

慣れないとむせたり、鼻に入ったりすることもあるので、リラックスして行いましょう。風邪の引きはじめにこれをやると、喉が痛くならずにすむそうです。

歯磨きなどのマウスケア

歯垢や舌苔も細菌の塊です。これらが元になって臭い玉ができることもあります。毎食後の歯磨きはもちろんですが、歯間ブラシなどを使って歯垢の除去も忘れずにやりましょう。

また、舌の付け根の部分にも臭い玉ができることがあります。歯磨きをするときに、やわらかいブラシを使って、下あごの内側(歯の裏側)を喉の方まで磨くとよいそうです。嗚咽がでそうになるかもしれないのでゆっくり優しく磨いてください。

舌苔が目立つ場合は、専用のブラシを使って除去しましょう。強くこすると舌に傷がついて、細菌を繁殖させる原因となってしまうので注意しましょう。

鼻うがいを習慣にする

鼻うがい・鼻洗浄ってやってみたことありますか?「ツーンときそうでちょっと怖い」と思うかもしれませんが、慣れればとても簡単。鼻にもウイルスや汚れがはりついているので、それを洗い流すとスッキリしますよ。

鼻うがいをするときは、必ず0.9%の生理食塩水か専用の洗浄液を使います。普通の水道水では浸透圧の違いからあの「ツーン」とした痛みを感じることになるので注意してください。

鼻うがいのやり方は、食塩水を吸った鼻から出す方法、吸った鼻と逆の鼻から出す方法、鼻から吸って喉に通す方法の3つがありますが、臭い玉予防の場合は、喉に通すのがおすすめです。うまくすると鼻うがいで臭い玉がとれることもあります。

簡単な方法は、洗面器ぬるま湯を溜めて食塩水を作り、そこに鼻をつけて水を吸い込む方法です。片側の鼻を指で押さえながら水を吸い込み、顔をあげて喉の方へ水を流し込みます。喉に流れてきた水は、飲みこまないように注意しましょう。

ドレッシングボトルのような容器に食塩水を作って、鼻から吸い込むという方法もあります。これなら洗面所でもできますね。鼻うがい専用のボトルや鼻うがい用の洗浄器具もありますので、自分にあったやり方を選んでください。

注意点は、鼻うがいをやった直後は勢いよく鼻をかまないことです。食塩水が耳に入ってしまい、中耳炎になることもあるので注意しましょう。

鼻うがいは花粉対策や風邪の予防にも効果的です。うがいと同様に習慣化すると良いですね。

ドライマウス対策

現代病の1つであるドライマウス。口が乾いて食べ物が飲み込みにくくなったり、口のなかがネバネバしたりするようになります。ドライマウスは、加齢、口呼吸による乾燥、ストレスや食生活の乱れ、薬の副作用などが主な原因で、女性に多い症状だと言われています。

唾液による自浄作用が弱くなるため、口の中で細菌が繁殖し虫歯や歯周病が進行したり、口臭がひどくなったりします。ここまでこの記事を読んでくれた人にはもうおわかりだと思いますが、この細菌の繁殖が臭い玉に繋がるんですね。

ドライマウスを防ぐには、こまめに水を飲む、ストレスをためないこと、バランスのよい食事と規則正しい生活を心がけることなどが有効です。

また、唾液をうまく分泌させるためには、耳の手前にある耳下腺、下顎の顎下腺をマッサージするのが効果的です。耳の手前を後ろから前に向かって円を描くようにマッサージしたり、耳の後ろから下顎の中心に向かって5カ所ぐらいをゆっくり押していくと唾液の分泌が促されます。

耳鼻咽喉科で診てもらう

予防や対策をしても一向に臭い玉が減らない、数ヶ月おきに大きな臭い玉が2~3個出てくるような場合や扁桃腺が腫れて微熱が続くという場合には、病気との関連を考えたほうが良いかもしれません。早めに耳鼻咽喉科で診察を受けて原因を突き止めましょう。

前述したような、扁桃肥大、慢性扁桃炎、Iga腎症、掌蹠膿疱(しょうせきのうほう)症などの病気の他、両側にある扁桃の一方だけに膿栓がたくさんある場合はガンの可能性もあると言います。そうなると「臭い玉がくさい~」なんて笑ってはいられない状態です。

扁桃腺を切除する

膿栓が溜まらないようにするためには、「扁桃ラジオ波凝固治療」という方法で扁桃腺のくぼみを浅くする方法があります。でも、これは扁桃組織自体は残っていますので、完全になくなるわけではありません。

根本的な治療のためには、手術により扁桃を切除するしかありませんが、「単に膿栓ができやすい」というだけでは、扁桃摘出手術にはならないでしょう。洗浄や吸引といった扁桃への処置を繰り返し、症状の改善の有無をみながら判断することになるでしょう。

一般的に手術が適用されるのは、下記のようなケースです。
・扁桃肥大で無呼吸症の原因になっている。
・慢性扁桃炎で、風邪をひくたびに高熱が出る。
・病巣感染症で腎炎や掌蹠膿疱症などの原因になっている。
・扁桃癌、悪性リンパ腫、扁桃良性腫瘍などの疑いがある。

扁桃腺を完全に切除するということは、リスクも伴います。主治医の先生とよく相談して決めましょう。

まとめ

臭い玉=膿栓についてまとめてみましたが、いかがでしたか?今すぐ鏡をのぞいて臭い玉がないかどうかチェックしたくなちゃった人もいるんじゃないですか?潰すとくさーい臭い玉ですが、誰にでもできるものなので安心してくださいね。

嫌な臭い玉とさよならしたい人は、ぜひ予防法を実践してみてください!お口が臭いと彼(彼女)とキッスもできなくなくなりますよ!

扁桃の膿栓と口臭・笠井耳鼻咽喉科クリニック