派遣から正社員になるには?派遣と正社員の違いやメリットデメリット

様々な雇用形態ができたことから昨今、正社員だけではなく派遣社員、パート、アルバイトといろんな働き方がありますよね。正社員になりたかったけれど、それぞれの問題で断念されたとう方も多く、できることなら正社員になりたいと考えている方も。今回は派遣から正社員になる場合、どのようなステップアップのやり方があるのか、派遣と正社員のメリット、デメリットなどご紹介していきます。

派遣から正社員になるには?

様々な事情や派遣で働くほうが自分にあっていると考えていた方でも、やはり正社員として働きたいとかんがえている方は多いようです。今現在派遣で働いている方が派遣先へ正社員として迎えられることはあるのでしょうか?

派遣と正社員の違い、派遣から正社員になることによっておきるメリットデメリット。生活に直結している「仕事」に関することなので慎重にならざるをえないこの問題。どのような違いがあるのか、正社員になるための「4つ」の方法などご紹介していきます。

派遣と正社員の違い

待遇

正社員、契約社員、パート、アルバイトというものは無期、有期の違いはあれどその会社に直接雇われている社員なのですが派遣は社員ではありません。もともと日本の企業は入って間もない社員の給料は安く抑えられています。それは実績も能力も無い状態なのでこれから会社が社員を育てていくために、コストを抑え教育にまわすために低く抑えられているのですね。

これに対して派遣は自社の社員ではないので教育コストをかけることができません。なので会社が行っている社員教育や業務能力を伸ばすための教育などを指導しません。もともと派遣に求められているのは今できる業務を滞りなく進めること。なので長年同じ会社に勤めた場合段々と社員との差がつくようになってしまいます。

給料

手取りが多いことが派遣の魅力だと考えておられる方も多いように、時給換算をした場合手取りは派遣のほうが多い場合が多々あります。まだ若い方や結婚を控えている女性など、手取りの面で考えるのならば派遣のほうが手元にお金を残しやすいかもしれません。

これはどのようなライフプランを考えているかによって変わってきますが、派遣というものは手取りをガッツリ稼ぎながら趣味などを優先したい場合などには、とても向いた働き方になるのではないでしょうか。ただし昇給というものがほとんど無いので、長い目で見ると派遣、正社員共にあまり違いは無いかもしれません。

保険料

派遣と正社員では保険を収める協会も違ってきます。派遣での保険は「派遣健康保険」正社員では「協会健康保険」となり、収める額の料率も違い比較的若い方が多い派遣健保よりも、協会健保のほうが高くなります。国が定める料率の違いになるようですね。

また保険の確保先は正社員が業務についている会社から確保され、派遣は派遣先である業務をしている会社ではなく、派遣元が保険の確保をしていることになります。もしも業務中に事故などにあった場合は速やかに派遣元に連絡を取る必要があります。ただし業務自体は派遣先で行っているので、通常何科あったときには派遣会社と業務をしている派遣先が協力をして事に当たることが多いようです。

年金受給額

これは派遣元で厚生年金に加入しているか加入していないかの違いになります。派遣であっても要件を満たせば厚生年金に加入することはできるので、派遣元に聞く、給料明細をみるなどして確認することができます。

誤解されている方が多くおられますが、厚生年金というものは国民全員が加入している国民年金に上乗せされているものです。なので派遣元で厚生年金に加入していて、定年まで勤め上げることができるのなら驚くほどの差になることは無いと感じます。

有給

有給というものは正社員、派遣に関わらず努めている感謝の規定によるものではないかと感じます。現在では年次有給は労務者の権利なので、有給が一切無いというところはまれなのではないでしょうか。

違いがあるとすれば正社員の方が会社に対して有給を申請したときは基本的に断ることはできません。ですがどうしても人が少ない、その方でないとできない仕事があるなどの場合は、別の日に変えてもらうという時季変更権があります。ところが派遣の方に時季変更権を使えるのは派遣元だけであり、派遣先の会社は派遣の方の有給を断ることはできないという違いがあります。

派遣から正社員になりたい理由

ボーナスや交通費が出ない

派遣の時給がいくら高めだといっても、正社員がもらっているボーナスや交通費がもらえないのは残念なところ。年に二回のボーナスなど寸志とかわらない様な会社もあるとはいえ、もらえたときのうれしさは段違いですよね。また距離によって違いますが長距離通勤をしなければいけない方にとっては、交通費の有無は大きな違いになってくるのではないでしょうか。

収入を安定させたい

やはり何よりも大きな理由は「収入が安定する」これに尽きるのではないでしょうか。月給や年休で収入をいただける職につくことができれば、大型連休があるようなときでも安心していられますよね。収入が安定していれば大型連休でも思い切り羽を伸ばすことができそうです。

また年を経ることによって年収自体のアップも見込むことができ、上記で書いたようなボーナスや交通費も期待できます。安定した収入で生活の見通しをつけやすく、長期的なプランを立てやすくなるのは大きな魅力の一つではないでしょうか。

契約をいつ切られるか不明

正社員でも昔ほどの終身雇用は期待できなくなっていますが、それでも派遣のようにいつ今の仕事が無くなってしまうのかという心配をすることは少ないのではないでしょうか。このいつまで今の仕事を続けられるのかという不安は年を追うごとに大きくなるものですよね。

正社員のほうがよほどのことが無い限りは安定しているように感じますし、実際に派遣である限り会社の業績が落ちてしまえば真っ先に切られてしまう対象でもあります。不安を抱え続けることというのは考えているよりも疲れてしまうことなのではないでしょうか。

同じ会社で長く勤めたい

いくつか派遣先を変えたことがある方なら分かるのではないでしょうか。どんな会社に行ったとしても、会社を動かしているのは人間です。短期間でいろんな人と出会うのはおもしろいことでもありますが、位置から人間関係を築くというのは大変なものですよね。

また業務自体も仕事をおもしろいと感じるためには時間がかかるもの。短期間でいろんなことに挑戦したいと考えている方以外には、感じているよりも環境の変化がストレスになっているかもしれませんね。

派遣から正社員へなるには?

転職

一番手っ取り早いのは転職活動をがんばることではないでしょうか。まだ派遣先の数が少ない場合などは特に転職活動がおすすめです。企業側はいろんな会社の経験がある方よりも、一つの会社に長く勤めていた方のほうを採用する傾向が強いです。

派遣で働く頻度を抑えてもらえれば、転職活動をしながらでも当面の生活を心配する必要もないですね。転職活動を本格的にしようと考える場合、転職先に対する志望動機をしっかりと対策しておきましょう。みななんとなく分かっていることではありますが、生活を安定させたいから正社員にしてください。では採用したいと思わせられませんよね。

履歴書を書くとき、面接を受けるとき、志望動機がぶれないように転職先に何故その会社を選んだのか自分の中でも明確にしておく必要があります。その会社のHPなどをしっかりと研究して、会社の良さを見つけるようにすれば志望動機にぴったりの言葉が見つかるかもしれませんよ。

紹介予定派遣制度を使う

「紹介予定派遣制度」なんとなく字面から分かるようですが、そんな制度があることを知らないという方も多いのではないでしょうか。扱っていない派遣会社もあるので、まずは自分が登録している派遣会社で「紹介予定派遣制度」を使ってもらえるかを確認してくださいね。

この「紹介予定派遣制度」というのは、あらかじめ正社員登用されることを前提として一定期間だけ派遣社員として働く制度のことです。一般入社の試用期間を派遣会社を通じて行うようなイメージでしょうか。先に働くことによって自分がその仕事に向いているか、会社にとって使える人材かというのをある程度見極めることができるので、双方にとってメリットのある制度ですね。

特徴として一般からではまず入れないような、大手企業に入社することができるかもしれないことです。ですが企業側も企業にマッチする人材であるかをしっかりと見極めようとしてくるので、正社員以上のやる気や責任感を見せなければ難しい側面もあります。

派遣先に認めてもらう行動を

今派遣されている派遣先の正社員になりたいと考えている場合、やはり企業側に優秀な人材だと分かってもらわなければいけません。派遣は社員ではないので企業側が教育をすることは無いと書きましたが、そこを逆手に取り自分で努力することによって企業の考えとマッチすることができれば、認めてもらいやすくなるのではないでしょうか。

また中小企業に多い例ですが、直属の上司との距離が近い会社の場合は周りとのコミュニケーションが大切になってきます。仕事もそれなりにできるし楽しい人だと部署の方たちにアピールすることによって、上司からのポイントをアップさせることができるかもしれませんね。

教育制度で、志望企業へ直接応募

正社員になれば会社側が実践的な教育をしてくれると書きましたが、派遣にも教育制度がありますよね。多彩な派遣先を抱えている場合、とくにいろんなことに秀でた人材が欲しいのは派遣会社も同じです。これにより企業の教育とはまた違う、豊富な教育制度があるので活用していきましょう。

派遣で働いている間はスキルアップの時間だと割り切って、OAなどのパソコンスキル、英語等の語学スキルなど自分の脂肪企業にあったスキルを上げるのです。資格は持っていることによって自分に対する自信にも繋がりますよ。

正社員になった場合のメリット・デメリット

雇用が安定

やはり派遣やパート、アルバイトに比べて会社自体がつぶれるなどということが無い限り、安定した雇用に安心することができます。毎日同じ会社に行くことによって業務に慣れるのも早いでしょうし、この会社で働くのが日常だと感じることは精神の安定にも繋がりますね。

ボーナスがある

年二回のうれしいボーナスが目的だという方も多くおられるのではないでしょうか。まとまった額が定期的に入ることが分かっていれば、大きな買い物をするにも計画的に購入することができますね。派遣の場合でも会社によってはボーナスが出るところもあるようですが、やはりそのような会社は珍しいもの。

正社員やパートの方がボーナスの明細をもらっている横で、通り過ぎられてしまうのはつらいものですよね。金銭面で大きく差がついてしますボーナスの有無はやはり大きな問題なのではないでしょうか。

収入がいい

正社員になれると年を追うごとに年収アップの機会も出てくるので、長い目で見てみるとやはり正社員のほうが収入がいいといえるのかもしれません。また月給制、年収制の企業が多いことからつきによって収入のばらつきが出るということも無くなるので、安定した生活を送りやすくなりますね。

生活のため、趣味のため、家族を養うためなど様々な理由がありますが、やはり働くことによって得られるメリットの大きな部分を占める大切なことではないでしょうか。

人間関係がうまくいかないと辛い

同じ会社に長く勤めることで安定できるのでメリットでもありますが、この反面人間関係がうまくいかない場合には簡単にはやめることができないというデメリットにもなるかもしれません。せっかく正社員になれたのだからと過度な我慢をすることによって、鬱症状になってしまう方もおられます。

いつ派遣を切られるかという不安が無くなりますが、正社員であるがゆえになかなかやめることができないという側面もあるようです。人間関係を円滑に進められるように、コミュニケーションの向上、志望企業の傾向などもしっかり調べておく必要があるかもしれませんね。

ストレスが多い

派遣で長く働いてきた方が感じやすいストレスもあったりします。派遣で働いている間は派遣元のバックアップが期待できましたが、正社員になることによって自分ひとりで対処しなければならないことが多くなります。

もちろんストレスは派遣から正社員になった方以外でも、多くの方が感じられている厄介なものですが、派遣先の愚痴を派遣元に聞いてもらうことができないなど外部に相談できないことがストレスになる方もおられるようです。

仕事量が多い

派遣の頃には比較的簡単な仕事を任されていたとしても、正社員となると責任を追うような仕事も増えますし、会社から期待を向けられることにもなります。派遣の頃のように残業はしなくて良かったり、指示を待っていればよかった仕事から、自分で考えてする、場合によっては指示をする側にまわる場合もあります。

これらのことから切り替えがうまくできない方もおられます。どうしても派遣とは違い仕事量は増えてしまうので、仕事に対してやりがいを見つけるなど自分なりにスイッチの切り替えを行わなければいけませんね。

まとめ

派遣から正社員を目指す場合のやり方、メリットデメリットなどをご紹介してきました。様々な生き方が肯定されている現代、働き方も人それぞれですがやはり安定できるであろう正社員を目指す方が多いようですね。

目標に向かって努力している方というのはとても素敵な方だと感じます。自身の目標はどのやり方が一番可能性が高いかなど、参考にできる記事をかけていたらと感じます。無理の無い程度に目標に向かってがんばってくださいね、参考の一つにしてもらえればうれしいです。