八つ当たりしてしまうのはナゼ?その心理や特徴を徹底解説!

ちょっとしたイザコザやトラブルに見舞わられた時、自分に非があると判っていながらも相手を非難してしまう、所謂「八つ当たりをする」ことってありませんか?八つ当たりをしてしまう人に潜む心理や、八つ当たりをする人の特徴はどういったものなのでしょう?あなたも自分自身を振り返って人に八つ当たりしていないかチェックしませんか?

八つ当たりは自分に非がある

あなたは日常生活において八つ当たりを経験したことはありますか?学校の友達や会社の同僚、もしくは家族に至るまで様々な人間関係で八つ当たりを起こす可能性があります。自分に非があるのに相手に向かって当たり散らす「八つ当たり」をなぜしてしまうのでしょう?

お互いに非があるのであればどちらかが一方的に非難されることはありませんし、非難されたとしても仕方がないかなと納得できる部分があります。しかし八つ当たりは自分側に非があるにも関わらず、相手がさも問題があるように非難することが特徴なのです。そんな八つ当たりをしてくる人が身の回りにいたら、嫌な感じがしますよね。

八つ当たりする人の心理は?

自分は悪くないという自己保身

人は何か失敗をしたり、窮地に立たされた時に自分を守る防衛本能が働きます。しかし自分の失敗を克服したり、反省するという人間に備わっている理性や常識がその防衛本能を抑制しているといえるでしょう。しかし人によってはその防衛本能が強く働き、その問題から逃れようとします。

だれだって自分がかわいいですし、自分が有利になる状況に身を置いておきたいものです。自分が失敗した場合においてもいかに自分が不利にならないかという自己保身を無意識に考えています。こういった場合に自分以外の第三者へと責任を転嫁することによって自分を守るということがあります。

こうして第三者を非難し、八つ当たりをすることによって「自分だけが悪いわけじゃない」「もともとはあの人のせいでこうなったのだ」といった自己保身の言い訳にすることができます。

プライドが高く、相手を見下している

今までの人生で成功ばかりを繰り返している人にとって、挫折や失敗は経験したことのない恐怖です。成功した人間はプライドも高く、自分は他人とは違うとても有能な人間だと感じています。そして自分以外の人間を無意識に見下していて、自分は何をしても許されていると感じている人もいます。

こういった人が挫折や失敗を経験した時、自分のプライドが傷つくのを恐れるために人に八つ当たりをして自己正当化やプライドを保とうとします。この場合八つ当たりの対象になるのは普段見下している人になることが多く、さらに反論しなさそうな人を無意識に選んだりしています。

見下している相手に八つ当たりすることで自分のプライドを保つことができ、自分は相手よりも優れているのだと再確認することができるのです。

自分の慢心を人のせいにしたい

毎日行っている業務や作業は、慣れからくるミスがよく発生します。特に危険な作業や神経を使う業務においてミスは絶対に許されません。しかしルーチン業務はヒューマンエラーを起こしやすいのも事実です。人間は慣れてくるとミスをしやすい生き物ですし、工場などでもヒューマンエラーを常に意識して作業をしたりしています。

いつもやっている仕事だし大丈夫だろうと思って作業をしていると、とんでもないミスを犯してしまいます。すると心の油断を隠すために、人のせいにしようとします。自分が慢心していたという事実をなかったことにしたいという心理が他人へ八つ当たりするという行動にでるのです。

責任転嫁することで自分の心の平穏を保ちたい

人間生きていくうえで、様々な人と関わっています。仕事や日常でミスを犯す時も一人ではなく他人が関わっていた業務であることがほとんどです。こうした場合にたとえ自分がミスを犯していたとしても他人に八つ当たりすることで責任転嫁を図ることがあります。自分だけが悪いのではないと主張することで自分がミスをしたというショックから逃れたいのです。

もちろん作業の過程で大勢の人が関わっていた場合には、自分のところでたまたまミスが起こったということもあるでしょう。しかし自分に全く非がないというわけでもないのに、他人に当たり散らすということは自分がミスを認識していて、それに対してとてもショックを受けているという証拠にもなります。

八つ当たりする人の特徴

自分の学歴や経歴が大事な人

八つ当たりをする人の多くは失敗を経験しないで生きてこれた人や、今まで成功してきた人が多くいます。自分の学歴や会社での地位、経歴などに傷がつくことを恐れ他人に八つ当たりすることで自己保身をします。特に自分が責任を負う可能性が高いミスに関しては敏感に反応し、他人へ責任転嫁しようと躍起になります。

本当に能力のある人間であれば、ミスを認めたうえでそれを挽回できる能力を持っているはずなのです。今までの輝かしい経歴を守るために、今の自分が他人に八つ当たりをするような恥ずかしい行為をしているという自覚を持ってほしいものです。

プライドが高い人

自分が学業や仕事で優秀な成績を収めている人は、その実績からプライドが高くなる傾向があります。優劣がつくのはどの分野でも同じですが、プライドが高い人はその中でも自分はトップクラスの人間だという自覚があるようです。このため他人を自分よりも価値が低い存在だと認識してしまうことがあります。

こういったプライドが高い人があるときにとんでもないミスを犯した場合、まさか自分がこんなミスをするはずがないという自分への失望から逃れるために他の人に八つ当たりします。自分のプライドを保つためなら他人が犠牲になってもかまわないという考え方は、周りの人に嫌われる原因にもなります。

相手を見下している人

他にも自分と比べて相手のほうが劣っていると判断した場合に、その人を見下す人もいます。同じゼミの人間や会社の同僚、部活のメンバーなどお互いが技能や能力を切磋琢磨する場面において起こりやすい心理です。相手を見下すことで「あいつよりはマシな人間なんだ」と自分を納得させているのです。

こういった場合、共同作業で失敗したり試合に負けたりすると相手に八つ当たりをすることになります。たとえ自分だってミスをしたという自覚があっても、あいつよりはマシな人間である自分は問題ないと責任転嫁する傾向があるようです。同じ人間に優劣をつけ、相手を見下すという行為は決して自分自身を向上させることにはなりません。

現実を受け入れられない人

自分が大きなミスをした時、しばらくその現実を受け入れられないことはありませんか?なぜこんなミスを犯したのか反省して次の教訓にすればよい経験になりますが、現実を受け入れられない人はしばしば他人に八つ当たりをすることでその不満を解消しようとします。自分が現実に起こしたことから話題をすりかえることで自尊心を保っているのです。

たとえばプログラムに重大な欠点が見つかった、その担当者が自分だった場合でも他人から指導を受けたりした場合はその人に八つ当たりをします。自分がミスを犯すことを想定して教えてくれる人などいるはずがありませんが、その時点でこのことに気がつくような心理状態ではないようです。

八つ当たりするケース

グループで作業や仕事をしていてミスが発生した場合

会社のプロジェクトやゼミのテーマなど、あらゆるシーンで作業を数人で受けもつことがあります。こういった作業でミスが発生した場合、責任の所在はなかなか特定できないものです。たとえ自分が起因するミスであったとしても「でも、あいつだってこうだった」と八つ当たりをしてなんとか自分のミスを希薄化させようとする心理が働きやすいケースだといえます。

共同して作業をする場合のミスは誰でも起こりうるものである以上、自分が起こしたミスについてはきちんと受け入れるようにすることが今後の作業をスムーズにします。他人に迷惑をかけないようにミスを見つけたら八つ当たりするのではなく、早めに他の人に報告して対策を練りましょう。

順調なスケジュールが暗礁に乗り上げた場合

過密スケジュールの進行中でも八つ当たりが起こりやすいケースといえます。それはスケジュールがおして締め切りに間に合わないとわかったときや、何か問題があってスケジュールを圧迫してしまう場合です。余裕のあるスケジュールであれば、改善策を練る余裕もあるでしょうが過密スケジュールの場合はそうはいきません。

重要なプロジェクトの場合は自分が責任を負う場面もあるかと思います。こういった場合に自分のスケジュール管理が悪かったことを棚上げにして、業者の納入が遅かったとか他社の打ち合わせが長引いたなどと言い訳してみたりその相手にクレームをつけるなど検討違いの八つ当たりを起こす可能性があります。

このような八つ当たりを受けた会社は、次の仕事を請けてくれなくなる可能性もあります。担当者を変えて欲しいといわれ、逆に自分が窮地に立たされるかもしれません。仕事の世界では信用問題になりかねない八つ当たりという行為は、ますます自分の立場を悪くするだけです。

小さなイザコザでどちらにも非がある場合

人間関係において、多少の意見の食い違いや対立はつきものです。些細なケンカは友人同士でもありますしそれを乗り越えてこそお互いを分かり合えるともいえるでしょう。小さなイザコザはどちらか一方に非があるものが少なく、大体の場合はお互いに悪い部分があることが多いです。

こういった場合に自分を正当化させて相手を一方的に非難する八つ当たりが起こりやすいのです。どちらか片方が八つ当たりする場合もあれば、お互いがお互いに八つ当たりするということもあります。そして友人や知り合いなど当事者以外にもその八つ当たりを広げることもあり非常にたちが悪いです。

お互いのイザコザが当事者で解消できないような場合は、むやみな八つ当たりをせず第三者にお互いの意見を聞いてもらい判断してもらうことが有効です。2人で言い合って泥沼になる前に、解決策を見つけていきましょう。

八つ当たりする人は女性に多い?

女性は感情を重んじ共感を得ることを大事にする

女性の感性はとても細やかで、他人と感情や意見を共有して共感してもらうことでコミュニケーションをとる特徴があります。自分が感じていることを相手にも同じように感じてもらいたいと思っている女性は非常に多く、共感が得られない人に対して拒絶反応を起こす人がいます。なので自分と同じ価値観がない人間を一方的に糾弾したり仲間はずれにしがちです。

八つ当たりを起こすのはこういった自分と他人の意見や感性が違うケースに起こりがちです。自分が少数派だったとしても、多数派の人間に八つ当たりを起こしてなんとか自分を「みんなと同じ」にしたいと考えているようです。女性のグループでもこのイザコザは頻繁に発生し、場合によっては取り返しの付かない泥沼に発展します。

自分が否定されることを極端に恐れる

女性が共感することでコミュニケーションをとる以上、自分が否定される場面も当然あります。「それは違うと思うよ」なんて否定されたら、自分が他人と違うと感じてしまい他人を攻撃して自己正当化を図ろうとします。「他の子は私と同じ意見だった」「みんな同じ意見だって言っていた」などと相手に八つ当たりして自分は間違っていないと主張します。

またこれを第三者へと拡散していく場合もあり、他の人に「あの人は違う意見だった」「だいたいあの人のせいでこうなった」などと他人にも自己正当化のための八つ当たりをしていくことになります。自分が否定されると他人に八つ当たりして自己正当化をするなんて、とても自分勝手で迷惑な話ですよね。

パニックに起こった際に責任を転嫁しやすい

想定外の出来事やトラブルに見回られた場合冷静に対処できれば良いのですが、男性に比べて女性はパニックを起こしやすいといわれています。直感的な行動は男性のほうが得意で考え方も合理的です。それに比べて女性は現状把握をするよりもなぜこうなったのかということや誰が悪いのかという必要のない部分を重要視してなかなか行動に移せないことが多いです。

車で事故を起こしてしまった場合もすぐに動くことができず、現状把握が遅れるケースもあります。今何をしなければいけないのかをパニックになったときに冷静に判断できる人は少ないですよね。こういった場合に「自分は悪くない」と見当違いな方向に八つ当たりを起こす場合があります。

八つ当たりしやすいのは立場が上の人が多い

責任のある立場による重圧

会社で自分が出世した場合、部下の監督責任やプロジェクトの総責任者など重要なポジションに就くことが多くなります。責任のある仕事を任されるということは社会の信用を得られているということなので非常に喜ばしいことなのですが、時にそれが重圧に感じる人もいるようです。自分の許容量を超える責任がのしかかってきた場合、それを逃れるために他人に八つ当たりをすることが多くなります。

こういった場合の目的は八つ当たりをすることで責任を分散化して自分の責任を軽くしたいという心理が働きます。「万が一このプロジェクトがダメになったら、おまえの責任でもあるんだからな」などと部下に重圧をかけて自分の気持ちを軽くする人もいて、部下に嫌われる原因にもなります。

部下のミスを挽回できる能力の欠如

自分が完璧に仕事をこなしていたとしても、部下が同じような能力があるとはいえません。納品を間違えていたり、スケジュール調整がうまくいってなかったり様々なミスが部下から報告されることがあるでしょう。こういった場合に部下にたいして「なんでこうなったんだ!」と罵倒する上司がいますよね。

たとえ部下の仕事とはいえ、上司になった以上は監督責任があります。部下がなにか問題を抱えていないか常に気にしてあげなければなりません。また部下がすぐに報告できるような環境づくりをすることも上司の仕事のひとつだと考えます。そしてもし部下がミスした場合は本人や周りの人に八つ当たりしてしまうことなく今後のフォローをして揚げられることが良い上司なのではないでしょうか。

自分の立場を揺るがしかねない失敗への恐怖

自分が出世して大きなプロジェクトを負かされた場合、プロジェクト失敗の際は自分が責任を負うということもあります。責任の取り方は様々ですが、減給や降格など自分にとって不利益となるものが多いと考えます。プロジェクト失敗自体も自分にとってショックですが、そのうえ責任まで取らされるのであれば憂さ晴らしをしたい気持ちもわかります。

しかしたとえミスを犯した人がいたとしてもその人にプロジェクト失敗の全ての責任を擦り付けることは八つ当たり以外の何者でもありません。その人がミスをしているということに気がつかなかった自分にも問題はあるし、それを挽回できなかったのは当然自分の責任です。終わってしまったことをネチネチと他人に当たるよりも次につながるような行動をとりたいものです。

八つ当たりする人は嫌われる

他人に八つ当たりするということは、自分を守るために他人を攻撃するというとても浅ましい行為です。八つ当たりされた人はいい気はせず、八つ当たりしてくる人を避けるようになります。学校でも会社でも多少のイザコザやトラブルは日常茶飯事なのです、それをいちいち八つ当たりしてくるような人は嫌われても当然なのではないでしょうか?

あなたの今までの行動を振り返ってみて、あれは八つ当たりだったなと思うようなことがあれば今後は同じような状況で他人に八つ当たりしないように注意していきたいですね。さらに八つ当たりをしてしまった後でもきちんと相手に「あれは八つ当たりだった」と謝罪すれば、誠実な対応として嫌われるようなこともないでしょう。後悔する前に行動することから始めてみませんか?