「思慮深い」人とは?5つの特徴と思慮深い人になるための5つのポイントはこれ!

「思慮深い」という表現があります。ちょっと知的な響きがある言葉ですよね。褒め言葉として使われることが多いようですが、どういう人を思慮深いというのかご存知でしょうか?ここでは、思慮深い人の特徴と、少しでも思慮深い人になるためにはどうすればよいのかをご紹介いたします!

思慮深い人とは??

「思慮深い」という言葉を聞いたことがあると思いますが、どういう意味なのかご存知でしょうか。普段はあまり使うことのない言葉ですが、大まかに言うと、読んで字のごとく「深く考える」ことを意味しています。

思慮深いとは、物事をいつもよく考えていて注意深く、起こった出来事に対しても「なぜそうなったのか」「どういう意味があるのか」「ここから何を学べるのか」などのように、一つのことに対して深く掘り下げて考える様子を指すようです。

人に対しても「なぜあの人はこういう発言をしたのか」「どういう心境からそのような行為をしたのか」などと考えることが多く、その結果、相手の意図をうまく読み取ることができるといいます。

また、「すべきことは何か?してはいけないことは何か?」という物事の善悪判断もきちんと分けられるなど、思考や行動の判断力に優れている様子も思慮深いというそうです。

思慮深いの類語は?

「思慮深い」と同じような意味で使われている言葉として、「考え深い」「分別をもつ」「慎重である」「道理をわきまえる」「賢い」「聡明である」などがあります。

思慮深いの対義語は?

「思慮深い」と反対の意味を表している言葉には、「軽卒である」「単純である」「いい加減である」「短絡的である」などがあります。

思慮深いを英語で表すと?

英語で「思慮深い」を表現するときは「thoughtful」や「judicious」を使うことが多いようです。以下のような使い方をされています。

彼はとても思慮深い人だ。
He is a very thoughtful person.

誠実で偏見がなく思慮深い人を捜しています。
Looking for somebody sincere, open-minded, thoughtful.

少年ながら、彼はたいへん思慮深い。
He’s only a boy, but he is very thoughtful.

思慮深い決定.
a judicious decision

思慮深い人の5つの特徴

まず、考えてから行動する

思慮深い人は、周りに影響されて衝動的に動くようなことはしないようです。「よし、やろう!」と思ったら、後先考えずにとにかく突っ走ってしまう方もいらっしゃいますが、思慮深い人は後先を考えてから動きます。

物事の筋道を考え、どうしたら最善の方法で行えるか、もっと良いやり方はないかと頭の中で試行錯誤していきます。物事を慎重に進めていきますので、大きな失敗をしてしまうことはあまりないようですが、とっさに動くようなことはあまりしないので、解決にスピードを求められるような事態だと力を発揮しにくいかもしれません。考えすぎるが故に、機会を逸してしまうこともあるでしょう。

「これをやってうまくいかない場合は?」とか「相手に迷惑をかけるのではないか?」などと考えてしまってなかなか実践に移せない場合もあるようです。慎重になり過ぎてしまうのでしょうね。周りへの影響や相手の気持ちまでも考えているので、とても配慮があり、冷静で落ち着いて見える方が多いようです。

注意深く話を聞いている

思慮深い人は、常に情報を集めているのだそうです。あらゆる事態を想定するためには、たくさんの知識、情報が必要です。人との会話でも、相手の話のなかから情報を得たい気持ちがあるので、最後まできちんと話を聞きます。そして相手の意図しているところを汲み取ろうとします。

自分の話をしたいがために、人の話を遮ってまで話そうとする方もおられますが、思慮深い人はあまり自分のことは語らず、人の話を聞いていることのほうが多いようです。相手の言うことを冷静に受け止める「聞く耳」を持っていて、その情報を自分のなかで活かしていきます。口数は少ないかもしれませんが、じっくり話を聞いてくれるので、話すほうは話しやすいのではないでしょうか。

仕事ができる人が多い

思慮深い人は、いろいろなことをよく考えているため、情報量が多く、分析する力もあるといいます。「どうしたらもっと良くなるのか」を考えていることが多いので、物事を改善、改良する力にも優れています。また、計画を立てる能力も素晴らしく、しっかりと段取りを考えて進めることができるようです。

仕事においては、きちんとした成果を求められますので、思慮深い人のようにしっかり情報を分析して計画的に取り組むことができる方は重宝されます。管理能力も高いため、組織を束ねるような仕事も上手にこなせる方が多いようです。いわゆる「仕事ができる人」ですね。

業務をスムーズにこなすためには万が一のときの危機管理も必要で、いろいろなパターンをシミュレーションしておくことがとても役立ちます。思慮深い人は、常に深く思考を展開させているので、こういったことは得意でしょう。

あまり物事を考えず、指示されたことをこなすだけの人よりは、きちんと後先を考えて改善改良しながら仕事をしてくれる人のほうが、会社側としてもありがたく思いますよね。

知性的で、自分をしっかり持っている

自分であまり深く物事を考えずに周りに勧められるままに道を選んできたり、流されるままにそのときの流行を追いかけて生きてきた方もいらっしゃるかもしれません。自分の意見がしっかりしていないと、どうしても周りの状況に振り回されてしまいがちで、いざというときに自分がどうしたらよいかわからず、動揺してしまうこともあるでしょう。

思慮深い人はさまざまな情報を持っていて、そのなかで最善の道を探っていきますので、周りに流されずにとても知性的に物事を判断することができるといいます。急に何かが起こったとしても慌てずに、まず状況をしっかり把握しようとして、それから行動に移すのです。周りの人からみたら、ノリの悪い人、付き合いの悪い人だと思われるときもあるかもしれませんが、これはすべきかどうかをきちんと判断して言動しているのでしょう。

周りにとらわれず、自分の意見をしっかりと持つことができるので、いつでも冷静に物事を見ることができるようです。

ナイーブな面を持っている

思慮深い人には、ナイーブで傷つきやすい人が多いといいます。傷つきやすいからこそ、なるべく傷つかないようにするために「どうしたら人と調和がとれるだろうか」「どうしたら問題なく物事がうまく運ぶだろうか」となるべくスムーズに物事が運ぶ道筋を考えるようになるのでしょう。

傷つきやすい人は、自分がされてイヤなことがよくわかるので、人の気持ちを察したり、相手への配慮も上手にできるようになってくるといいます。誰もが傷つかなくてもいいように、後先をしっかり考えて、組織全体の調和を思って動くことができるようですね。

思慮深い人になるための5つのポイントとは

今まではあまり深く考えずに行き当たりばったりで生きてきたけれど、落ち着いて思慮深く行動できるようになってみたい!と思う方もいらっしゃるかもしれませんね。ここでは、少しでも思慮深い人に近づけるためのポイントをご紹介いたします。

「なぜ」と思うくせをつける

思慮深い人は、物事に対して「なぜそうなるのか」を考えることが多いといいます。仕事でうまくいかなかったことがあったとしたら、その原因は何なのか、どうすればよかったのかを考え、今度同じようなことがあったらどうすべきかなどをシミュレーションしたりします。

周りにある物事についていつも「なぜ」と思うようになると、一つ一つのことが意味のある大切なことに思えるようになってきます。全て、起こることには「原因と結果」の法則が当てはまるといわれています。種を蒔いたから実る、ということです。思慮深い人は、いろいろなことに対して原因を追求していくので、そこから学んで同じ失敗を繰り返さなくなってきます。

思慮深い人が冷静で知性的なのは、物事の原因についての情報をよく分析できているからかもしれませんね。「こうしたらこうなる」という情報が多ければ多いほど、物事をうまく運ぶように持っていけるのではないでしょうか。何に対しても「なぜこうなっているのか」を考えるくせをつけていくと、物事がよく見えてきて、何かと冷静に対処できるようになってくるでしょう。

一つのことを深く追求し、分析してみる

深く考えるようになる訓練として、まずは何か一つのことを深く追求してみましょう。好きなこと、興味があることなどで良いので、本やネットで調べたり人に聞いたりしながら情報を集め、深く掘り下げてみてください。

例えば、着物に興味があるのなら、作り方や歴史、素材、地域による織り方の特徴、近年の傾向などなど、調べられそうなことは何でも情報を集めてみましょう。いろいろと調べていくうちに、知らなかったことにもたくさん気づき、もっと興味がわき、面白くなってくるでしょう。

物事を深く追求したり、得た情報を自分なりに分析したりすると、普通だったら何でもないことでも興味深く感じてくるのではないでしょうか。興味がわくと、それを大切にするようになってくるものです。思慮深い人は、一つ一つのことを意味あるものとして考え、そこから学んだり次に活かしたりしています。一つのことを深く追求する面白さや充実感を体感して、思慮深い人の感覚を味わってみましょう。

本をたくさん読むようにする

テレビなどの映像ばかり見ていると、何もしていなくても一方的に情報が入ってくるので、あまり考えなくてもよい状態に慣れてしまいますよね。テレビを見ているときは案外、クイズ番組でもない限り何も考えずにぼーっと見てしまうことが多いので、情報もそのまま鵜呑みにしてしまうことも多いのではないでしょうか。つい、テレビショッピングで衝動買いしてしまったりすることもありますよね…。

本を読んでいるときは、映像がない分、文字から内容を汲み取らなければならないので、たくさん思考を働かせる必要があります。文字を追いつつその内容を理解していくのですから、考える訓練にはとても良いですよね!

テレビを見る時間を少し減らして本を読む時間をつくってみませんか?本からはたくさんの情報を得ることもできます。たくさんの本に触れることで自分の幅も広がっていきます。知識がたくさんあったほうが、何かと役にも立ちますよね!思考の訓練のためにも、自分の引き出しを増やすためにも、本を読むことはとても有用なので、オススメです!

周りに流されず、まず考えてみる

あまり自分の意見を主張せず、ついつい周りの意見に同調したり、流されたりすることはありませんか?考えるのがめんどくさい方もいるでしょうし、周りに合わせた方が楽だから自分の意見を言わずに済ませてしまうこともあるかもしれません。しかし、これでは「自分」というものがなく、人任せなのでなんとなくどこかに不満を抱えてしまうこともあるのではないでしょうか。

思慮深い人は、よく考えて正しい判断をするようにしていますので、自分の意見はしっかり持っている方が多いです。周りに流されて衝動的に動くことをせず、後で後悔するようなことがないように最善を尽くすようにします。

日頃あまり自分の意見を持たず、周りに委ねがちな方は、まず自分の本心を考えてみるようにしてみましょう。「みんなはこう言っているけれど、私は本当はどうなんだろう?」と立ち止まって考えてみてください。少しずつでも考えるくせをつけていくと、本当の自分の気持ちも大切にするようになり、物事を深く捉えられるようになってくるでしょう。

また、常識にとらわれすぎず、まず自分の頭で考えてみることも大切です。常識は誰かがつくったもので、全ての物事に当てはまるとはいえないでしょう。思慮深くなるためには、何についてもできるだけ自力で考えてみることをオススメします。

いろんな人と話し、いろんな考え方を知っておく

思慮深い人は、物事をうまく動かすための情報を常にキャッチして、今後に役立てるように分析していくそうです。人の話も最後まできっちりと聞いて、相手の考え方や意図を知ろうとします。

人によって考え方はさまざまです。自分の考え方しか知らず、それに固執していると、他の人の考え方が間違っていると判断してしまい、人間関係もうまくいかなくなってしまうでしょう。いろんな人の考え方に触れることによって、自分の思考のなかにもいろんなテンプレートができ、あらゆることに対処しやすくなってくるようです。

思慮深くなりたいと思う方は、まずはいろんな人と話してみて、いろんな考え方に触れてみるとよいでしょう。人を理解できるようになると、人間関係もうまくつくれるようになり、物事がスムーズに運びやすくなりますよね。

最後に
思慮深い人は、冷静に物事を判断して動いているので、仕事でも頼りになりますよね。思慮深さと分析力、行動力があれば、大きなことを成し遂げることもできるでしょう。

考え過ぎてもいけないときもあり、加減が難しいのですが、思慮深く生きていくことで、少しでも物事がうまく、確実に進められるようにしていきたいものです。