定年退職のお祝いで喜んでほしい!花やメッセージなどうれしい贈り物とは?

定年退職のお祝いって、祝う方も祝われる方もそう何度も経験するものではありません。それ故に「どうすればいい?」と疑問に思うことも多いでしょう。こちらでは、定年退職祝いについての情報をまとめました。家族がお祝いする場合と会社がお祝いする場合、喜ばれる記念品や熨斗袋、表書き、水引きについて紹介します。

喜ばれる定年退職のお祝いって?

人生においてそう何度も経験することがない定年退職のお祝い。する方もされる方も慣れてないので、迷いが生じることもあるでしょう。

こちらでは、喜ばれる定年退職のお祝い方法と、定年退職祝いのお返しについて紹介しています。

定年退職のお祝いのポイント

家族全員で祝う

長年勤めあげてくれた一家の大黒柱の退職日ですから、是非家族全員で祝いたいものです。退職祝いということは、子どもたちはすでに独立し、家族が離れて暮らしていることも考えられますが、皆が一堂に会してお祝いするということが、どんな贈り物よりも気落ちのこもったお祝いになるのではないでしょうか。

お祝いされる方のタイプにもよりますが、折角なので会食だけではなく、何かイベントめいたものにしてみても楽しめるかもしれません。もし小さいお孫さんがいるのなら、手作りの「表彰状」などを作り、渡してもらっても喜ばれるでしょう。

もちろん子供たちからは、目録や贈り物を贈りましょう。退職後まだまだ働き続ける方もいらっしゃいますが、たいていの方は今までよりも趣味を楽しむ時間が増えるでしょう。趣味にちなんだものを贈ると喜ばれるはずです。

父だけでなく母にも贈り物を

定年するのはお父さんでも、お父さんが外で働くことをずっと支え続けたお母さんの定年退職でもあると考えられるでしょう。場合によっては毎日お弁当を作ったり、変則的な勤務時間に合わせた生活を送っていたということもあります。

仕事を定年退職したお父さん同様、お母さんにもゆとりのある時間が訪れるのです。会社の人から見れば、定年するのはお父さん個人かもしれませんが、家族から見ればお父さん・お母さん揃っての退職祝いになるのではないでしょうか?

お父さんだけではなくお母さんにもねぎらいの気持ちを込めて贈り物をしたり、2人で楽しめるものを贈ると気持ちが伝わるでしょう。

メッセージカードをあげる

お祝いの品として記念品も喜ばれますが、なんといっても今までの感謝の気持ちを込めたメッセージが一番喜ばれるのではないでしょうか?これまでの感謝の気持ちを各自メッセージカードや手紙に託して贈りましょう。

もちろんお祝いの席でも感謝の気持ちは伝えるでしょうが、それは時間と共に消えてなくなってしまうものです。退職からしばらく経って少し落ち着いたときに、改めて読み返すことができるものがあればいいですね。それこそ一生の記念、宝物になるのではないでしょうか。

一人ひとり書くのが恥ずかしい場合は、家族全員で色紙に寄せ書きしてもいいですね。

職場での退職送別会について

退職送別会の全体の流れ

職場で定年退職を迎える方がいらっしゃる場合の、退職のお祝いの仕方についても見てみましょう。まず、会社全体や部署での送別会を行う場合の全体の流れについては以下の通りです。

  1. 開会宣言
  2. 定年退職者の略歴と人柄の紹介
    退職者がこれまで会社で行ってきた仕事内容や功績、「○○の分野では右に出るものはいない」など、具体的に事例を挙げると良いでしょう。
  3. 乾杯
  4. 食事、歓談
  5. このときに、参加者全員が一度は退職者と言葉を交わせるように工夫しましょう。

  6. 送別の言葉
    この「贈る言葉」は、退職者と親しかった人、もしくは業務を引き継ぐ人が述べると良いでしょう。
  7. 記念品授与・花束贈呈
  8. 定年退職者の挨拶
  9. 万歳三唱
  10. 閉会宣言

案内状の注意点とは

退職送別会をおこなうときは、参加者と退職する本人に送る案内状には書き方を変えるのがマナーです。どちらも送別会の日時や場所、主催者など書きますが、それぞれの案内状で異なる点は予算や費用を伝えるか伝えないかが違ってきます。

退職する人は参加者は無料ですが、参加者にはそれぞれ費用が必要です。退職する人には参加費などの額を知らせないようにしましょう。参加者には参加費やプレゼントの金額などの予算を必ず記載するようにしましょう。

退職者へのメッセージ・スピーチの文例

退職送別会で、退職者へのスピーチが回ってくることもあるでしょう。基本的には自分が感じた感謝の気持ちをそのまま伝えればよいのですが、こういった言葉を加えると良くなるというような一般的な文例を少し確認しておきましょう。

スピーチの前に

ここにご同席しておられる諸先輩方をさしおいて、○○部長にお礼の言葉を述べさせていただくのは、非常に申し訳ないと同時に、晴れがましく感じております。

スピーチ中

つつがなくご退職の日を迎えられましたことを、心よりお祝い申し上げます。
教えていただいたことは数え切れず、本当に感謝してもしきれない想いでございます。

スピーチ締め

これまでの様々なご功労に敬意を表し、感謝申し上げると共に、今後のご活躍とご健勝をお祈りいたします。
長い間本当にお世話になりました。本日つつがなくこの日を迎えられましたことを心よりお慶び申し上げます。

退職のスピーチではありますが、あまりしめっぽくならないようにしましょう。

部署内以外の会社関係の送別会

部署内での退職送別会以外にも、社内で送別会を開くこともあります。例えば同じサークルなどで活動をしていたり、馬が合って個人的に飲みに行くことがあるメンバー内、または先に定年退職した人を含む仕事仲間などもそうでしょう。

小規模な飲み会などではあまり堅苦しくせずに、ざっくばらんに楽しく送り出しましょう。会社関係者ではありますが、半分はプライベートの付き合いのようなものです。

人数が少なく、まとまった資金が用意できない場合は、記念品はなくてもかまいません。その代わりと言ってはなんですが花束プラス、送別会の様子を写真におさめて後日写真立てに入れて郵送したり、予めビデオメッセージを作っておいたり、色紙に寄せ書きなどでも喜ばれるでしょう。

定年退職祝いの贈り物

やっぱり花束はマスト

退職祝いの贈り物は、どのようなものが喜ばれるのでしょうか?

まず、絶対に外せないのは花束です。これは、余程本人から「絶対にやめてほしい」などと言われない限りは用意するべきです。本人への感謝の気持ちはもちろんのこと、退職日に花束の一つも持たずに家に帰ったとすれば、家族はどのように感じるでしょうか?

「もしかしてお父さん会社で嫌われてたの?」などというあらぬ疑いをかけられかねません。また、花束を持ち帰れば、しばらくは自宅で眺めて楽しむことができます。退職祝いでいただいた花束を眺めながら、徐々に退職の実感が湧いてくるということもあるでしょう。

男性女性ともに喜ばれるもの

男女ともに喜ばれる贈り物にはどのようなものがあるのでしょうか。近年の退職祝いとして人気がある商品をチェックしてみましょう。

まず旅行券・商品券やカタログギフトなどは、退職者が自身の好みに合わせた使用方法ができるのでおすすめです。退職者のみならず夫婦で使うこともできるので、そういった点でも喜ばれるでしょう。

その他には、退職日や退職者の名前を刻印した置時計や高級ボールペン・万年筆、鉢植えの花、観葉植物、陶磁器なども退職の記念品としてよく利用されるようです。

ただ、古くからの縁起の面でタブーとされる商品もあるようです。例えば先ほど人気の品物として例に挙げた万年筆などは「より勤勉に」という意味を持つため、目上の人には失礼に当たると言われることもあるようです。

その他にも、ハンカチ(手布:てぎれ)、櫛(くし:苦死)なども良くないと言われています。

趣味に関するもの

一般的に喜ばれると言われている記念品より、さらにもう一歩踏み込んだ記念品もあります。それが「退職者の趣味に関するもの」です。

退職するということは、今までより趣味に使える時間が増えることになります。もし退職者と親しい社内の人物が退職者の趣味を知って要る場合や家族が贈る場合なら、趣味に関連する品物を贈っても喜ばれるでしょう。

例えば旅行が趣味ならば旅行券や旅行バッグにカメラなど、ガーデニングが好きならばガーデニング用品、その他にもゴルフ用品や調理道具、銘酒と高級グラスセットなども喜ばれるはずです。

贈りたいものが手渡しできない物や、品物が大きすぎたり持ち帰りが困難な場合は「目録」を用意して渡しましょう。

当日伺えないのなら祝電もアリ!

本来であれば退職のお祝いの席に駆けつけて感謝の気持ちを伝えたいけれど、遠方に住んでいたり仕事の都合でどうしてもそれが叶わない場合もあるでしょう。そんな場合は記念品は後日贈るとして、退職日に祝電を送ってはいかがでしょうか?

もちろん後日会った時に伝えてもいいのですが、やはり長年勤めた会社の退職日というのはそうそうあるものではありません。その当日に気持ちを伝えることで、あなたの思いがより明確に伝わるでしょう。

最近ではただ文章を贈るだけではなく、きれいな押し花があしらわれたものや、ボトルフラワーが添えられたものなど様々な電報があるので、それらを利用してみてはいかがでしょうか。

退職祝いの熨斗袋について

退職祝いの熨斗袋や水引きは?

退職祝いに品物ではなく現金を贈る場合もあります。退職祝いを贈る際のマナーも確認しておきましょう。

まず当然のことですが、お祝いとして現金を贈る場合は必ず熨斗(のし)袋か封筒を用意するようにしましょう。また職場からお渡しする場合は金額が10,000円以上になることが予想されますので、水引きが印刷されたものではなく、きちんと水引きがかかったものを用意しましょう。

退職祝いは慶事にあたりますので、水引きは赤白、もしくは金銀の蝶結びです。「定年退職だから一度きり?」と結び切りと迷われることもありますが、まだ再就職されることも考えられますので蝶結びが正解です。

熨斗袋の折り方ですが、慶事と弔辞で異なるので間違えないように注意しましょう。退職祝いは慶事ですので、熨斗袋はまず上を折ってから下を折ります。上の折り返しに下の折り返しが覆いかぶさるので、喜びごとを全て受けとめると覚えておくと良いでしょう。

表書きは御祝・御礼など

熨斗袋が用意できれば、表書きと贈り主を書き入れます。退職祝いの場合一般的によく使用される表書きは「御祝」、「御礼」などになります。ごくまれに一文字だけ「祝」とする方もいますが、これは退職することを周りが喜んでいるように感じられるとして、あまり良くないと言われています。

また、「御退職御祝」、「祝定年退職」という表書きが使われることもありますが、昔と比べて今の方は65歳でもまだまだお若いです。この会社は定年しても、その後もすぐに再就職されることも多いので、「退職」という表書きは使わない方が良いとする声もあります。

これらのことを考えると「祝」や「退職」などの言葉を使用せずに「御礼」とするのが良いかもしれません。

贈り主は部署などを記載し「○○一同」とするのがスマートでしょう。連名にする場合は、地域によって役職の高い順に右から左という説と、左から右という説があります。

退職祝いで現金を贈る場合の注意点

表書きに「餞別」と書く場合がありますが、これは目上の方、上司の方に向かって使う言葉ではありません。会社からや部署から贈る場合は、当然部下や後輩も含まれていることでしょう。そのため「餞別」という表書きは使用できません。

また、目録を入れる上袋として利用する場合の表書きは「目録」でも構いません。

お祝いのお返しについて

金額は半分~3分の1


退職祝いのお返しについても紹介しておきます。まず退職祝いではなく「餞別」をいただいた場合はお返しする必要はありません。

退職祝いのお返しの相場は、いただいた金額の半分~3分の1程度だと言われています。あまりにも金額が低くなりそうな場合は、後日お礼の手紙だけ、もしくは職場全体に菓子折りなどを届けても良いでしょう。

実用品か消えものを

退職祝いのお返しとして人気がある品物は、実用的なものか消えもの(使ったり食べたりすればなくなってしまう物)です。それぞれ予算に合わせて選んでみてはいかがでしょうか?

もし500~1,000円程度ならクオカードも喜ばれますし、お渡しする方も受け取る方もかさばらないので便利です。今はいろんな絵柄や言葉が入ったものも発売されていますので、お返しにぴったりのものが見つかるかもしれまん。

この他にも、男女同じ品物で柄を変えるだけで良く実用的という意味合いから、高品質なハンカチやタオルハンカチも人気があるようです。

家族にお返しは必要ない

家族から退職祝いを貰うこともありますが、今までの勤労に対する家族からの御礼ですからお返しの必用はありません。もし旅行券などをもらったのなら、お土産を買ってくれば喜ばれるのではないでしょうか。

感謝の気持ちを込めてお祝いしよう!

定年退職のお祝いについて紹介しました。記念品で喜んでいただきたいのはもちろんですが、一番大切なのは感謝の気持ちをもってお祝いすることです。ありったけの気持ちを込めてお祝いしましょう。