人に興味がない自分って、おかしいのかも…理由と克服法を知って不安を解消しよう!

人に興味がないってどういうこと?と思う方もいるでしょう。人に関心が持てなくて、どう接していいかわからないと悩んでいる方がおられます。「人に興味がない」とはどういう状態かを知って、理解することにより、どうしていったらよいかがわかってくるかもしれません。悩みの解消につながるキッカケにしていただけたら幸いです。

人に興味がないってどんな感じ?

人に興味や関心がないので何を話していいのかわからず、会話が成り立たたなくてうまくつき合っていけないために、人付き合いが苦手になり、いつも一人でいる…という方がいらっしゃいます。個人差はあると思いますが、周りの人がどんな人なのか、どんなことに興味を持っているのか、どんな暮らしをしているのかに興味が持てず、「好き」とか「嫌い」という感覚もあまりないそうです。

なにか嫌なことをされても「ああ、めんどうだな」ぐらいにしか感じないので、それほど落ち込むこともないし、有名人などのうわさ話を聞いても関心がなく、こんなことを話していてなんの意味があるのか?と思ってしまうそうです。

人に興味がなく、友人がいなくても、一人でいることに満足して生活している方が案外多いようです。しかし、社会での人との関わりのなかで、このままで大丈夫だろうか、自分はどこかおかしいのではないか、と本当のところは気になっている方もいらっしゃいます。

人に興味がなくても自分はこれでいい!と思っている方は、悩んではいないはずなので、おそらくそのまま普通に暮らしているでしょう。これをご覧になっている方で、思い当たる節のある方は、本当はどうにかできたらうれしい、変われるなら変わりたいと少しでもお考えなのではないかと思います。

なぜ人に興味をもてないのだろう?

アスペルガー症候群かも

生まれてこのかたずっと、人に興味が持てない方がいらっしゃいます。家族のことは大切に思えるけれど、基本的に誰に対しても興味がなく、会話もあまりない…どうして自分はこうなんだろう?と悩まれている方もいらっしゃいます。

アスペルガー症候群という名前を聞いたことがありますか?先天性、つまり生まれつきの脳の機能障害であり、発達障害とよばれるものの一つです。アスペルガー症候群の方は、他人に興味が持てない傾向があるそうです。興味の範囲が他の人より狭く、興味がないものは忘れてしまいがちで、大切なことも忘れてしまうそうです。

人に興味が持てない方のなかには、アスペルガー症候群の傾向がある方が多いかもしれません。自分の興味があることに意識を集中させているので、他への興味が薄く、周りから見ると冷たい、変わっている、つき合いにくいと思われてしまいがちです。自分はなぜうまく生きられないのだろう、普通にできないのだろうと真剣に悩んでいる方も多いようです。

自分への関心が強すぎる場合も

自分への関心が強すぎて、他への興味が薄れている方もいらっしゃいます。自分の興味のあるものだけに集中していたい、自分の好きな世界にひたっていたい、自分のやりたいことが何よりも大切だ、他のことは煩わしいからなるべく関わらずにいよう…と、ある意味、自分の意志で人への興味を持たないようにしてしまった方です。

収集家やオタク系の方にも多いかもしれませんね。
人ではなく、モノへの興味がとても大きいのが特徴だそうです。この状態が長い期間続いていくと、本当に人との関わりが苦手になってしまい、「自分は人が苦手だ…人に興味が持てない」と思い込んでしまうこともあるようです。

育った環境の影響?

赤ちゃんのころから両親が働いていて忙しく、あまりかまってもらっていない場合や、親自身もあまり人に関心を示さないタイプで、人をかまわないのが普通、という環境で育った場合なども、人に興味がなくなる原因のひとつではないでしょうか。幼い頃から人との積極的な交流経験が少なかったため、人とどう接していけばよいのかわからないこともあります。

親がどのように子どもを育てたのかが、思った以上にのちの人生に大きな影響を与えるといわれています。小さくても、子どもは親の背中を見ています。無意識のうちに親の言動が脳にインプットされていくそうです。「育てたように育つ」ものなのです。人にあまり関心を示さないのが普通、という環境で育てば、自然とそういう価値感が出来上がってしまいますよね。

人との関わりが煩わしい

小学生くらいまでは普通に気にせずにすごしていたけれど、中学生あたりから急に人と関わるのが嫌になり、一人でいることが多くなった…という方もいらっしゃいます。

人間関係でうんざりすることがあったり、いじめられたり、誰かに傷つけられたりしたのがキッカケで、人に幻滅して信じられなくなり、人から遠ざかろうとした結果、人に関心を向けないように自ら選択してしまった方などもおられるようです。

イヤな思いをするぐらいなら、誰とも関わらず、一人でいたほうが楽だと考えて、煩わしさの原因となる他人への興味を意識して持たないようにしてしまったのかもしれません。これを続けていると、他人のことをシャットアウトするクセができてしまい、人に興味がなくなっていくのではないでしょうか。

余裕がなくて人に興味が持てない

いつも目の前にやることが山積みになっている、自分の周りに問題がたくさん起こっているなど、他へエネルギーを割く余裕がない場合があります。自分のことで手一杯な状態です。

また、精神的、肉体的疲労があまりにもひどい場合、ひどく落ち込んでしまっている場合も、人に関心を寄せる余裕がなくなってしまいます。長期間にわたると、自力で回復するのが難しくなるケースもあるようなので、早めに専門医にご相談いただき、ゆっくり休むようにされたほうがよいでしょう。

逆に、人に興味を持つってどんな感じ?

人間は大まかにいうと、人に興味がある傾向の人と、モノに興味がある傾向の人に分かれるそうです。人に興味がない方は、モノや自然など、人間以外のものに気を引かれているのかもしれませんね。

では、人に興味があるってどんな感じなのでしょうか。あまり人に興味が持てていない方はよくわからないと思いますので、ご説明しますね。

比べるために人に興味を持つ

あの人は最近新車を買ったようだ、彼氏と別れてフリーらしい、海外旅行に行くんだって…などなど、人の状況を知ることで、自分が今どういう状態か、どのような位置にいるのかを知る、つまり他人と比べることで自分の優劣を計ろうとする方もいらっしゃいます。そして、自分より位置の低い人がいると安心したりします。本当はどこか自信がないのかもしれませんね。

他人の状況を知ることで、自分の位置を確認して安心したり、焦ってもっと頑張ろうと思ったり、あの人も苦労しているんだな、と身近に感じたりするのです。自分を納得させることができるから、人に興味を持つのかもしれませんね。

好意を持っているから

初めてあったときからなぜか気が合って、一緒にいると楽しいし話も合う、という友人に出会えた方もいるでしょう。誰かに恋をしたときもそうですが、好意を持った相手のことをもっと知りたいと思うのはごく自然なことです。

どんな環境に住んでいるのか、家族構成はどうか、いつも何をしているのかなど、相手のことに興味津々になり、より関係を深めたいと思うようになります。もっと強くつながりたい、絆を深めて確かなものにしたいからでしょう。

相手に対するなぞ、つまり知らない部分が減っていくと、人は安心して信頼関係を築くことができるようです。社会のなかで、たくさんの人と調和してうまくやっていくためには、「好意」を持って人と接することが大切だといわれています。人とつながっていくための接着剤になっているようですね。
理由が知りたくて人に興味を持つ
近年、日本のスポーツ選手が外国で大活躍するようになりました。なかには非常にストイックに自分を鍛えている選手もいます。やはりかっこいいですよね!また、あの人はキレイだな、素敵だな、人付き合いが上手だな、仕事がよくできるな…自分もそうなりたいと思うことはよくあることです。自分を向上させたいと思う人は、自分と比べて優れているものを持っている方への憧れ、または嫉妬心を抱き、うまくいく理由をもっと知りたい!と思って積極的に近づいたり、よく観察してまねをしたりします。

逆に、社会で問題を起こしてしまったり、大きな失敗をしてしまった方の失敗談から学びたいと思って興味を持つこともあります。つまり、どうやったらうまくいって、どうやったら失敗するのかを、人を見て学んでいるのです。人から学ぶことができたら、自分が痛い目にあう必要がないからですね。

人に興味がない状態をどうしたい?

克服して、普通に人付き合いがしたい

人に興味がないために、他人とコミュニケーションができないと思っている方で、「本当は私も普通に会話や人付き合いができるようになりたいな」とお考えの方は、徐々に克服していける方法があります。

人付き合いってなんでしょうか。会社や地区など、自分と同じグループに属する方とのつながりを保つためにするものですよね。自分から見ると、みんな問題なく簡単にこなしているように見えるかもしれませんが、実は!多くの方が、こういったとりとめのない会話やちょっとした立ち話などを苦痛に感じているそうなのです。自分だけではなかったのですね。結構みんな、頑張って話しているのです。そう思うだけで、少し気が楽になりませんか。

確かに、身のないおもしろくもない話を「しなければならない」のはつらいですよね。この「しなければならない」というマイナスの思いが相手にも伝わり、余計に話が進まなくなっているようなのです。人の思いは波動となって、すぐ周りの人に伝わってしまうそうです。話したくないと思って話していたら、相手もよい思いはしないですよね。

人に興味がない状態を克服するには、自らの心を変えていくしかないようです。心から「あなたに興味があります!好意を持っています!」と思って話をすると、会話がとてもはずむそうですが、いきなりこう思うは難しいので、徐々にやっていきましょう。

この人と話してみよう、と決めた人のことを「自分はこの人が結構好きだな」と思い込むようにします。これは訓練ですので、とにかく思い込んでみてください。無理だ!と思うと本当に無理になってしまうので、とにかくやってみよう、やってみなくちゃわからない!くらいの気持ちでトライしてください。好意をもつようになることで、その人に対する興味も少しずつでてくることでしょう。

とりとめのない会話の話題を、事前にいくつか考えておくと楽になります。天気の話、仕事の調子の話、最近起こった事件や出来事の話などでよいでしょう。「最近、○○はどうですか?」だけでもよいのです。やっていくうちに、コツがつかめてくるものです。成功した体験が一つでも増えることで自信もついてきますので、どんどんチャレンジしていきましょう。

それほど悩んではいないけれど、何かを変えていきたい

普段の生活にはまったく支障を感じてはいないし、結構満足している、という方でも、何か取り組んでみようかな、とお考えの方にオススメの方法があります。

  1. とりあえず笑顔でいること。
  2. 挨拶をすること(礼儀正しくする)。
  3. 人に接するときは、優しい言葉、態度を心がけること。

この三つを実践してみてください。話すのや人付き合いが苦手でも、周りの人に態度で好感を持ってもらうことができます。周りの人がよい印象を持ってくれるだけで、周りの空気もやわらかくなり、居心地がよくなってきますよ。

「自分はおかしいのでは」なんで思わなくても大丈夫!

生活は普通にできていて問題はないけれど、人に興味が持てず、自分はおかしいのかなと不安に思っている方は、「人に興味がない=人に執着がない」と考えるのはいかがでしょうか。

人に執着があると、人の意見を気にしすぎたり、他人の行動に振り回されて、自分を見失ってしまう可能性があります。周りに振り回されることなく、自分の道を歩める!というプラスの面を見れば、自分の性質を前向きに受け入れやすいのではないでしょうか。

どんなことにもプラスの面とマイナスの面があるものです。人に興味がないと、確かに人付き合いの面ではうまくいきにくいかもしれませんが、あまり人との関係が濃すぎても、ややこしくなってうまくいかないこともあります。要は、バランスがよいのが一番いい、ということですね。

最後に

社会の一員である私たちは、人間関係のなかで生きていかなければなりません。人付き合いは「社交」であり、興味がある、なしでするものではない、という意見もあります。社交を上手にするためには、人を、好き嫌いではなく無条件で受け容れる必要があるそうです。興味がなくても調和をとるために人付き合いをする、ということです。

案外、人に興味がなく、話もしっかり聞いていないまま人付き合いをしている方は多いそうです。それを「まあ、こんなものでしょう」と深く考えずに人生を送っている方もいれば、そういう人付き合いをつらく思って避けてしまう方もいる、ということです。考え方一つで、人生は変わるのかもしれませんね。