おならが多いのは病気!?若い人にあるクローン病が原因?子供の睡眠障害も要注意!臭い時の4つの対策などを紹介

おならで恥ずかしい思いをしたことはありませんか?我慢できなかったり、動いた瞬間にうっかりプッと出てしまったり…。おならが多い人は、人知れず症状に悩んでいる場合があります。人にも相談できないし、病院に行くほどじゃないと思っていませんか?実は、おならが多くなる病気もあるのです。また、おならは特に病気がなくても多くなることがあり、日常生活や食事に大きな原因があるかもしれません。チェックしてみましょう。

おならでお悩みの方必見!その原因と対策

人前でおならがしたくなって、ついウッカリ…という人はいませんか?おならが多くて悩んでいる人は、意外と多いと思います。でも、おならの悩みは人になかなか相談しにくくて、一人で悩んでいるのではないでしょうか。

おならは腹部にたまったガスが原因ですが、そもそもガスはどうして発生するのでしょうか?また、おならが多すぎる場合には、どんな病気が考えられるのでしょう。中には重大な病気が隠れているケースもあれば、加齢が原因ということもあるのです。ここでは、おならのメカニズムから原因、そして対処法について説明していきたいと思います。

そもそもおならとは?

おならのメカニズムって、実は知らない場合が多いと思います。おならとは何なのでしょうか。またどんなタプがあって、なぜ恥ずかしい音が出てしまうのでしょうか。ここで確認しておきましょう。

おならの仕組み

おならの成分は、実は7割が口から入った空気だということをご存知でしょうか。残りが腸内で細菌が食べ物を分解する時に発したガスなのです。この腸内に発生したガスが、肛門から排出されたものがおならです。

おならの主成分は、窒素、水素、二酸化炭素などで構成されています。その臭いは食べた物によって変わります。おならのガス自体は、「発酵型ガス」と「腐敗型ガス」に分れ、一般的に良いとされているのは発酵型ガスの方です。おならは、必ずしも悪いことばかりでは無いというのは意外ですよね。

比較的無臭な発酵型

おならをしたときに、匂いが臭いことばかりではなくて、匂いがしないという経験がある人もいるかと思います。実はおならには2種類あるのです。

おならの中でも、発酵型のおならは大腸で善玉菌が炭水化物を分解し、ガスとなって排出されるもので、臭いもなく、腸管を刺激して、腸の働きを促進してくれる良いおならと言えます。おならの回数が少なく、腸が健康な人でもこの発酵型のおならは発生していて、特ににおいも無く気にならないものと思われます。

善玉のおならは、腸を刺激して働きをよくする作用があるのです。臭いがしないおならが出るという人は、特にあまり気にしないでも良いようです。

臭い腐敗型

おならというと、どうしても臭いイメージがあると思います。臭いおならは、周りにも迷惑をかけてしまうし、とても恥ずかしいですよね。それだけでなく、臭いおならは腸が悪い状態を反映しているのです。

おならの中でも、腐敗型のおならは、大腸で悪玉菌が未消化のたんぱく質を腐敗させて作りだす、臭いの強いものです。例えば、肉料理などを食べた翌日は、こうしたおならが出やすくなるのは、経験がある人も多いのではないでしょうか。

この腐敗型のおならは食べ物の内容を反映して臭いもきつく、腸の中に悪玉菌が多い状態を表しているといえます。また、ニンニクをたっぷり含む餃子を食べた後も、臭いが強くなりますよね。これは、強い刺激臭を持つ硫黄化合物が多く配合されいるために、おならの臭いが強くなることが原因です。

発酵型は、その大半以上を空気が占めるのに対して、腐敗型の場合にはガスは臭気の強い硫化水素・アンモニア・インドール・スカトールなどを含む、悪臭ガスが多くなります。

このため、腐敗型の場合にはいわゆる「すかしっ屁」となることが多いのです。臭いおならが出ている時は、食生活が乱れていることを示してくれているのかもしれません。

音が出る理由

おならは、音が出るときと出ない時があると思います。音がしないのは、いわゆる「すかしっ屁」というものですね。でも、この音がしないタイプのおならの方が臭い気がしませんか?おならはガスが肛門を通る時に皮膚が振動して出る音なのです。口でブーっと唇を震わせて音がでるのと、原理的には同じなのです。

我慢したときほど大きな音が出て、恥ずかしい思いをしてしまったことはありませんか?これは、おならを我慢する為に、筋肉を使って肛門をキュッと閉めると皮膚がよりピタッと合わさるので、普段よりも大きく振動してしまうので大きな音が出てしまうのです。おならが出そうという時は、無理に閉めない方が、音が出にくいということですね。

音が「ブッ」と出た場合は、空気が大半になる発酵型である場合が多いようですが、音がしない、または少し「プー」と音が出た場合などは臭い発酵型になると言われています。

おならが多い原因とは?

1.胃に負担のかかる食事

おならが多くなる理由には、胃に負担のかかる食事をしている場合が考えられます。胃腸に良いからと食物繊維を摂ろうとして、豆類やいも類など、繊維質の多い食品を食べすぎると、腸内ガスを発生させやすくなってしまいます。

よくサツマイモを食べるとおならが出るというのは、これが原因です。しかし、このおならは健康上は特に問題はなく、むしろ善玉菌が働いている健康な証拠ですので、気にしすぎなくて良いそうです。

また、肉やニンニクなどの臭いの強い食べ物は食べた後は臭いが強くなることがあると思います。これは、腸内の細菌によって肉に含まれるタンパク質などが分解されて、強い臭いの原因になるアンモニア、インドール、硫化水素などを多く発生させるためです。

最近やけにおならが多いと感じたり、臭いが気になるという時には、胃腸に負担のかかる食事を続けてないか振り返ってみてください。食べて美味しいのは口の中だけではなく、腸から出て行くまで体に負担が少ない方が良いということまで意識してみましょう。おならは外食やおつきあいで食生活が乱れているサインかもしれません。

2.腸内バランスの乱れ

便秘がちな人は、おならが多い場合が多いと思われます。これは、腸内バランスの乱れが、おならを増やす原因となるためです。便秘がちになると、お腹が張って苦しいことがあると思いますが、排泄されない便だけでなくガスも腸内に溜まってくるのです。

そして、溜まったガスを外に排出するために、おならの回数が増えるのです。便秘によっておならが増えてくる場合は、長い時間腸に停滞したガスは発酵が進んでいるため、臭いの強いおならとなります。

便秘になるには様々な理由がありますが、腸内バランスが乱れ、善玉菌が減って悪玉菌が増えてくると便秘がちになります。腸内は善玉菌が優位にあるバランスを保ち、健康な状態に整えておくことが大切なのです。おならだけでなく、便秘や下痢の症状が見られる場合には腸内バランスが崩れているので適切な対処が必要です。

3.ストレス

ストレスがある人は、おならが増えてくることがあります。よく緊張状態にある時のことを「気が張っている」といいますよね。まさにそのイメージで緊張したりストレスがあると、体内に気が溜まっているような状態になってくるのです。

例として、緊張したときなど、精神的なストレスを感じると、無意識のうちに唾を飲み込む動作が増えたりしませんか?その時、一緒に空気を飲み込んでしまうことで、腸にガスが溜まりやすくなって、おならの原因となると言われています。

上でもお話ししたように、おならの大半は飲んだ空気からできているので、ストレスによって空気を飲み込みすぎると、体内にガスが溜まりやすくなって、結果としてオナラが増えてしまうのです。

疲れた時にため息をつく事がありますが、ため息は体にたまった空気を出してくれる、自然な反応だと考えられます。ため息はあまり良いイメージはありませんが、実は体が必要と判断して出しているものなのです。

おならが多いときに予想できる病気とは・4つ

1.呑気症

呑気症(のんきしょう)というのは、空気を吸い込みすぎて起きる症状です。例えば、早食いの人などが呑気症になることがあります。これは、気づかないうちに大量の空気を吸い込み、その空気が胃腸に溜まることが原因です。空気を大量に吸い込んだ結果、おならだけでなく、腹部膨満感が起こったり、げっぷ、しゃっくりがよく出るようになります。

男性に多い早食いやビールなどの一気飲み、鼻が詰まっていたりして口で呼吸するくせのある人、炭酸飲料が好きな人は呑気症になりやすくなります。また、神経質な性格の人にも多いそうです。日頃の自分の癖や飲み物の内容を見つめ直して、空気をなるべくお腹に取り込まないようにしていきましょう。

2.クローン病

クローン病は主に若い人に起こりやすく、口から肛門まで、全消化管に炎症性の潰瘍などが広がってしまう病気です。炎症が続くことで、腸管の内側が狭くなる「狭窄」が現れることもあります

現在のところ、原因不明のため根治療法はまだ確立されていない状況で、難病にも指定されています。慢性的に良くなる寛解と再燃を繰り返すのが特徴であり、継続的な治療が必要な病気です。治療には薬物療法などが中心となりますが、腸によい食事をとるように管理していく必要もあるといわれています。

クローン病では、自覚症状として下痢や腹痛が主に起こりやすいのですが、おならが多くなる人もいます。もし、おならがやけに多く、最近ずっと下痢が続いているというような、気になる症状があれば早めに医療機関に相談してください。

3.慢性胃炎

おならが多い病気としては、慢性胃炎も挙げられます。慢性胃炎は、原因の約8割がピロリ菌の感染によるものだと言われています。他にも、非ステロイド性抗炎症薬(ロキソニンなどのNSAIDs)の副作用や慢性的なストレスなども原因になることがあります。

症状としては、胃の粘膜が弱まり、炎症が慢性的に繰り返されて、治りにくくなっている状態です。胃の機能が低下するため、消化不良となりやすくおならが増えることがあります。他にも、胃痛や吐き気が起こり、多くは膨満感、胃もたれ、胃痛、胸やけ、吐き気、げっぷなどの症状が繰り返される場合があります。

また、ひどいと胃潰瘍に進行することもあるため、注意が必要な病気です。おならの症状だけでなく、なんとなく胃がおかしいと感じる時は、胃が原因となっている可能性があるのです。

4.過敏性腸症候群(IBS)

過敏性腸症候群(IBS)は、下痢と便秘を繰り返す症状が特徴的な病気ですが、ガスが出やすくなる人もいると言われています。特に、過敏性腸症候群の場合には、臭いが強くなることが分かっています。過敏性腸症候群の場合は、腸が働きすぎていてガスをたくさん発生させてしまう場合があります。

過敏性腸症候群には薬物両方という手もありますが、食事療法も効果的です。1回の食事量を減らしたり、食物繊維を多く取り入れることで、腸の状態が安定してくることがあります。また、精神的な影響が大きい病気なので、ストレスを減らしてリラックスすることが、症状を抑えることにつながります。

過敏性腸症候群かどうかは、専門医による診断が必要となります。下痢と便秘を繰り返して、腹痛やおならが気になる場合には、医師に相談して病気がないかどうか確認しておきましょう。

あまりにも臭いおならは重大な病気かも!?

おならが臭いというのは良くある症状ではありますが、あまりにも臭いがキツイ場合には、重大な病気を疑った方が良いこともあります。次のような病気があると、臭いが強いオナラになることがあります。

大腸ガン

おならが多くなって下痢が続いている、そしておならが出た時に、パンツが冷たくしみた感じがして、見てみると出血があったと、いう事がきっかけで大腸ガンの発見に至るケースがあるといいます。

大腸ガンは、進行していない初期の場合は、検査を受けないとわからない程度のわずかな血便が出るくらいで、ほとんど自覚症状がないといわれています。しかし、ガンが進行すると、大きくなったガン細胞によって大腸が狭くなってがんこな便秘となり、弱い音のおならが出るようになるようです。

他にも進行してくると腹部にしこりを感じたり、狭くなった大腸のせいで便が細くなったり、下痢、腹痛などの症状があらわれることがあるようです。

ガンの場合は、早期発見が非常に大切になります。便に血が混じる事がある、便秘と下痢を繰り返す、便がおなかに残っている感じがある、お腹が張っていると感じるなどの症状があれば、医療機関を受診して大腸検査などを受けることをおすすめします。

ヒ素中毒

ヒ素中毒というのは、まず日常では考えにくいのですが、過去には「和歌山カレー中毒事件」などにも事例があるように、犯罪などに使われるケースもあります。毒物であるヒ素に対する中毒症状は、死にもいたる恐ろしいものです。そのヒ素中毒の症状の一つにおならが出たり、膨満感を感じる事があります。

他にも吐き気、しびれ、のどの違和感、下痢など症状は様々にあり、 急性的な症状がでます。また、急性期を過ぎて数年から数十年経過すると、慢性期の症状が発症することもあるようです。

憩室炎

憩室炎(大腸憩室症)という病気があり、これもおならが増える病気のひとつです。「憩室炎」というのは、大腸に「憩室」がたくさんできた状態です。「憩室」とは、腸壁の一部が外側へぽこっと飛び出しているものをいいます。憩室炎の原因は、主に肉食のしすぎとも言われています。

これは肉食の場合は、食物繊維がないために便の量が減ってしまいます。その少ない便を排出するために、腸が必要以上に蠕動運動する必要がでてきます。この過剰な蠕動運動により、腸壁の筋肉が鍛えられて厚くなってしまい、腸は固く短くなっていくと考えられています。

腸壁が厚くなると、内腔は狭くなっていき、腸内の圧力が高くなると、中から外に向かって粘膜が押し出されるという現象が起こります。これには、動物性タンパク質に加えて、脂肪も大量に摂取して、腸周辺の脂肪層が厚くなることも関わってきます。その結果できたのが「憩室」というわけです。

憩室炎になると、腸が狭くなって便が溜まりやすくなるので、オナラも増えてきてしまいます。そして肉食による便秘ということで、臭いも当然くさくなりやすいのです。普段から、野菜もバランス良く食べて腸によい食事を心がけていきましょう。

おならと加齢の関係は?

歳をとるとおならが増えてくると言われています。おばあちゃんやおじいちゃんが、プーっとおならをして止まらないなんて状況に出くわした事があるかもしれません。これは、なぜなのでしょうか?原因を見ていきましょう。

1.加齢で善玉菌が減る

歳をとってくると、歩いていてもおならが引っ切り無しに出てきたり、人前でもうっかりオナラをしてしまったりするケースが増えてきます。これは、腸内の善玉菌が減っていることが関係しています。

中年以降では、腸のはたらきをよくするビフィズス菌などの善玉菌が減ってきて、臭いおならを発生させる、ウエルシュ菌などの悪玉菌が腸内で増えて、優位になるのが原因と考えられています。

加齢とともに善玉菌が減ってくるので、ビオフェルミンSなどのような整腸剤を取り入れるのは、手軽な方法です。しかし、食事も合わせて改善したほうがより効果的でしょう。例えば、ヨーグルトや味噌などの発酵食品から善玉菌を摂取していくことのがおすすめです。

合わせて善玉菌のエサとなる、オリゴ糖をとると効果がアップします。オリゴ糖ははちみつや、りんごなどの食品に含まれています。

食物繊維を摂る場合には、胃腸に負担をかける不溶性食物繊維だけではなく、海藻やフルーツに含まれている水溶性食物繊維も摂るようにしていきましょう。食物繊維は不溶性繊維が2、水溶性繊維が1のバランスで食べると効果的だといわれています。

不溶性食物繊維は、腸内環境が悪い状態で食べすぎると、逆に詰まってしまったり、ガスの原因になるといわれていますので、バランス良く水溶性食物繊維も食べるようにしていきましょう。

2.消化能力の減退

おならが加齢によって多くなるのは、消化能力が減退していることも関わってきます。消化能力が衰えると、食べた食べ物が胃から消化しきれずに腸に届いてしまいます。便秘や胃腸の調子が衰えた高齢者などでは悪玉菌が増えやすい状態になっています。この悪玉菌が増えると、便が異常発酵しておならが出やすくなってしまうのです。

加齢によって、消化能力が減退するのは致し方ないことです。若い時と同じように食べていても消化能力はついていけません。肉類や辛いものや臭いのつよい食べ物を昔のように食べたい気持ちはあるかもしれませんが、腸をいたわるような食べ物を選んで食べていくようにしましょう。腸は免疫をつかさどる大切な臓器であり、腸を健康にすることは長寿にもつながるといえます。

おならが多い子供の原因とは?

子供もおならをすることがあります。でも、あまり子供はおならが多いイメージはありませんよね。おならが多い子供には、どんな原因があるのでしょうか?お子さんの様子を観察してみましょう。

1.胃腸の病気

大人と同様に、胃腸の病気があると子供でもおならが増えてしまいます。例えば、胃腸の機能が子供はまだ十分に発育していないこともあり、大人と同じように消化に悪いものを食べてしまうと、おならが増える場合があります。また、下痢や食欲不振のような症状が出る胃腸炎の時は、腸の消化機能が低下しています。

ノロウイルスなどは、子供にも感染することの多い、感染性胃腸炎です。ノロウィルスの主な症状は、下痢や嘔吐、高熱、腹痛やめまいなどがあり、とくに子供は嘔吐がひどいと言われています。

しかし、ノロウイルスに感染して、腸の運動が衰えると消化が悪くなって、ガスを発生しやすくなることがあります。治りかけにおならが出てくるという場合もあるようです。

2.ストレス

近年は、子供でもストレスを感じることが増えてきているそうです。このストレスも大人と同様に、おならを増やす原因になります。ストレスを感じると空気をたくさん飲み込んで、お腹にガスを貯めやすくします。

また、ストレスによって胃腸の機能が弱くなって、消化液を出す能力が減ってしまうことも考えられます。そして、食べ物が未消化のまま腸にとどまってしまい、悪玉菌によって臭いのもととなるガスを発生させてしまうのです。

子供は、おならをすることを大人以上に気にしてしまうことがあります。それは、おならをすると友達などに笑われたり、ひどい場合にはからかわれたり、イジメの対象にもなってしまう可能性もあるのです。

また、受験やテストの時は極度の緊張状態にもあって、オナラが出やすい体調になりやすいだけでなく、静かな室内でおならが出ないかどうか不安になるものです。日頃から子供の腸の状態をチェックするように心がけて、野菜ぎらいの子などには、美味しく食べられる工夫をするようにしてあげましょう。

3.睡眠障害

睡眠不足は、自律神経を乱してお腹の働きを悪くすることがあります。その結果おならが出やすくなると考えられるのです。お子さんも眠りが浅かったり、夜遅くまでゲームやスマホで遊んだり、勉強などをしていると、腸のバランスを崩してしまう可能性があります。

自律神経は、交感神経と副交感神経の両方の影響を受けています。主に副交感神経の影響を受けやすいのですが、夜更かしや寝不足など睡眠障害があると、自律神経のバランスが崩れてしまいます。

またストレスによっても便秘がちになったりするのは副交感神経のバランスが崩れたことが原因となります。2~3日の寝不足や夜更かしでも、自律神経は影響を受け、腸の働きは鈍ってしまうほど敏感に反応します。良質な睡眠をとる事が、おならを抑えて健康な腸を保つためには必要なのです。

4.小児うつ

おならが多い子供の病気としては、小児うつも挙げられます。近年では、うつ病は大人だけの問題ではなく、小児においても起きることが増えてきています。うつ病を発症させる原因は、身体の病気、人生経験、遺伝的要因などがありますが、子供においては親の死や離婚、友達の転居、学校でのいじめや不登校、友達ができないことなどが原因になることがあります。

小児うつでは強い悲しみを感じているか、非常にイライラが強い状態にあり、自分には価値がないという感情や罪悪感を抱いていることがあります。通常、睡眠障害があることが多いので、結果として腸の働きを悪くしてしまい、ガスが溜まりやすくなったりおならが多くなる場合があります。

お子さんの心理的な状態を観察して、何か思い悩んでいないかどうかもチェックしてあげるようにしてください。おならは体だけではなく、心の状態も表すバロメーターとなってくれるでしょう。

おならが多い・臭い時の対策は?

おならが多いときや、臭い時は整腸剤を飲むという方法もありますが、それだけでは十分に改善しなかったり、すぐに効果が見られないこともあります。どんな対処法があるのでしょうか。おならに効果的な対策をお教えします。

1.消化の良い食事

消化に良い食事をとることは、おならを減らすことにつながります。例えば、肉類やいも類、パン類ばかり食べているという人は、食生活を見直すことが必要です。また、にんにくや玉ねぎなどの臭いのきつい食べ物は、おならの臭いを強くする大きな原因となるので食べすぎは控えましょう。

ガスを発生させる原因となる、たんぱく質や脂質を多く含むファーストフードやスナックなども控えるようにしてください。理想は和食のバランスをイメージして、ごはん食をメインに野菜と魚類、海藻類などをバランス良く食べることです。

メカブやモズク等の海藻類に含まれるヌルヌル成分の「アルギン酸やフコイダン」は整腸作用があります。納豆菌と合わせて摂れるので、メカブと納豆を一緒にした「メカブ納豆」もおすすめです。

また、おならの臭い対策としては、ヨーグルトを食べて腸内のバランスを整えることが効果的だと言われていますが、脂質や蛋白質が多いのでおならの原因になってしまう可能性もあります。

整腸作用を期待するならば、日本古来の発酵食品である、味噌や漬物、納豆などから善玉菌を増やしていく方が、日本人の腸には合っているといわれています。

2.便秘・下痢の改善

便秘は腸に便を溜め込んで、ガスを発生させる原因になります。胃腸は副交感神経がコントロールしているので、ストレスなどによって、自律神経のバランスが崩れると、大腸の蠕動運動がおとろえて便秘になったり、逆に過度になって下痢ぎみになるなどの障害がでてきます。

また食習慣によっても便秘がちになったり、下痢気味になることがあります。便秘や下痢は、甘いものの食べ過ぎは便秘に、アルコールのとり過ぎは下痢になりやすくなるとも言われています。

おつきあいで無理やり飲み会に参加するというのは、お酒とストレスの両方が原因となって下痢をひきおこす原因ともなってしまいます。便秘や下痢を繰り返す人は、過敏性腸症候群(IBS)といった病気や大腸がんなどの、重大な病気の可能性もあるので、医師に相談するようにしてください。

3.適度な運動

適度な運動をすると、腸に刺激が与えられて蠕動運動が良くなるといわれています。適度な運動というと、例えばウォーキングやジョギングなどがあります。歩くとお腹に振動が伝わって、トイレに行きたくなるという人もいます。適度な運動をすることで、お腹に溜まったガスを排出していきましょう。

また、ガスを抜くには、ヨガのポーズで「赤ちゃんのポーズ」がおすすめです。布団の上でもできる簡単なポーズです。床やマットの上に仰向けに寝て、太ももを胸に両方とも近づけます。胸と太ももをなるべく近づけて、首はあげなくても構いません。

この形で呼吸を行うことで大腸と直腸が刺激されます。便秘解消にも良いポーズです。しっかり胸と太もも(膝)が近づくようにするのがポイントです。少しレベルアップさせて「弓のポーズ」もお腹を刺激してくれるので、ガス腹や便秘気味な人におすすめです。

うつ伏せになり、膝を曲げて両手で両足首をつかみます。ゆっくり息を吸いながら上体を反らしていきます。腰が痛くない程度に反った状態で2、3回自然呼吸をします。そして息を吐きながら、足を下ろします。

これらのポーズは、寝る前でも朝起きた時でも構いません。食後は避けて欲しいのですが、気軽な気持ちで取り入れてみると良いですよ。

4.口呼吸しない

口呼吸をしていること人は、おならの材料である、空気をたくさん体内に送り込むことになり、おならの出やすい状態になってしまいます。通常は空気は肺に取り込むものであって、口からお腹へ入れるべきものではありません。

自然に生活していれば、ある程度の空気はお腹に入るのは当たり前なのですが、常に口呼吸をしていると、お腹に空気が過度に入ってしまいます。口をあけている癖がある人や、鼻炎などで鼻が詰まっているひとは口呼吸になりやすいので注意が必要です。鼻呼吸を心がけるようにしましょう。鼻詰まりがある人は適切な治療を受けたほうがよいでしょう。

また、早食いは空気を飲む原因になります。食べる時はゆっくり噛んで早食いを防止するようにしましょう。一口につき理想は、20回以上は噛む習慣をつけることです。時間を計って自分の食事の時間がどのくらいかを客観的にみてみるのもよいでしょう。5分以内に食べ終えているという人は要注意です。

まとめ

おならは、うっかり人前で出てしまうと非常に恥ずかしい思いをします。出ないように我慢するのも辛いしドキドキしてしまうものです。しかも、おならを我慢することは腸内環境だけでなく、体全体にとっても有害な物質を溜め込んでいるわけですから良くないのです。おならは我慢するのではなく、おならを減らす生活を心がける事が大切になります。

ここで紹介した方法は、特にお金をかけなくても、ご自分でできる方法ばかりです。日頃の生活を見直して、当てはまる問題があるひとは今日から少しずつ改善し、対処し始めてみてください。おならが出ない生活になってくると、心身ともにすっきりと快適に日々を送れるようになってくると思いますよ。