禁煙離脱症状とは?離脱症状の期間や対象法と注意点などをご紹介!

禁煙の離脱症状に苦しむ人はとても多いです。これから禁煙をしようと思っている人もその離脱症状を考えるとなかなか禁煙にチャレンジできずにいる人もいるのではないでしょうか。禁煙をするといろんな離脱症状があらわれます。人によっても違いますが、代表的な離脱症状を今回はご紹介していきます。対象法もまとめていますので是非参考にして下さいね。

禁煙離脱症状について

タバコをやめるぞ!と高らかに宣言した人が、その舌の根も乾かないうちに、もうスパスパとタバコを吸っているのを見かけることがあります。

これは一見すると意思が弱いようにみえますが、実はそうではありません。タバコには依存性があり、タバコを止めようとすると、離脱症状がおきるのです。そしてその症状は、初期であるほど苦しいようです。離脱症状に苦しむ人は多いですが、タバコの離脱症状は長く続くものではないようです。

離脱症状は人によって症状も違いますが、どんなものがあるかを知っておけば対処もしやすいと思います。そこで今回は禁煙による離脱症状や対処法をご紹介していきます。

禁煙の離脱症状

動悸や手足の震えがある

禁煙の離脱症状の中には、動悸や手足の震えというような、病気になったとしか思えないような症状がおきることもあります。これはあくまでも初期におこる離脱症状なので、3日我慢することができれば、動悸や手足の震えのような、強い離脱症状はおさまります。

ですから禁煙する時には、大きな離脱症状がおきる場合も考えて、出来れば会社などがお休みの期間を利用するなどしておくほうが良いでしょう。

この動悸や手足の震えの原因は、今まで毎日補充されていたニコチンが、急に補充できなくなったことによっておこります。ですから禁煙外来などでは、いっきにニコチン量を無くすのではなく、徐々に少なくするニコチンパッチを使ったりします。

いずれにしても、動悸などの症状が3日たってもおさまらない時には、別の要因も考えて病院に相談してください。

イライラに悩まされる

禁煙をしていると、ニコチンの影響が身体からすっかり消えてしまうまでの間、ニコチンを欲しがって気分が落ち着きません。ついついタバコの事を考えてしまって、イライラしてしまいます。

タバコが欲しいのは離脱症状のせいだし、そのうち収まってくるのですが、それまでの間には、そのストレスが原因で人に八つ当たりをしてしまうこともあるでしょう。

ですがこのイライラは禁煙期間が長くなるにつれて軽減されていきます。禁煙外来といって、医者が禁煙をサポートしてくれるところがあります。近くに禁煙外来があるなら、通院してみてはいかがでしょうか。

医師のサポートを受けたほうが、ひとりで頑張るよりは、禁煙の成功率は高いようです。最初はニコチンパッチというもので、ニコチンを補給することで、離脱症状の苦しみを緩和してくれたりします。近くに禁煙外来が無い場合には、心療内科を頼ることだって出来ます。

イライラしている時には、運動することで気分の改善を図ることができます。運動のメリットはストレスの緩和だけではありません。

禁煙のストレスを、飴やガム、あるいは軽食を取ることで抑えようとすることで、禁煙太りに悩まされる人も多くいます。運動すれば、この禁煙太りの解消にも役立ちます。

離脱症状には個人差があり、あっさりと止められる人もいれば、随分苦しむ人もいるようです。いづれの場合にも、離脱症状を乗り越えた先にしか、禁煙の結果は待ってくれません。もう一日だけ、もう一日だけ、というように、禁煙の日々を伸ばしていくようにしましょう。

眠気におそわれる

禁煙の離脱症状の一つに、やたらに眠くなることがあります。これもニコチンを絶ったことが原因でおきるようです。眠くてつらければ、お昼寝をするなど、睡眠時間を増やすことで乗り切りましょう。

運転中の眠気などは、事故の原因になりますから、通行の邪魔にならない場所に停車して、少し眠ってしまいましょう。わずかな睡眠でも眠気はおさまります。

禁煙の離脱症状としての眠気も、禁煙を続けることで次第によくなってきますから、焦らずに禁煙期間を延ばしていきたいものです。

頭痛に悩まされる

禁煙をはじめて2~3日は頭痛に悩まされる人もいます。これも離脱症状ですが、遅くとも1週間もすれば頭痛も落ち着いてきます。禁煙の離脱症状は、ツライものですが、禁煙にはメリットが沢山ありますし、健康にも良いことなので、我慢してください。

禁煙うつで吐き気がする

吐き気そのものは、禁煙の離脱症状ではありません。禁煙治療薬を使っている場合には、薬が原因で吐き気がおきていることもありますから、薬を処方してもらった医師に相談してください。

禁煙治療薬なんて使わないのに、吐き気に悩まされて困っている時には、禁煙離脱症状ではなく、禁煙うつを発症している恐れがあります。

禁煙うつが原因になっているとしたら、その症状は1ヶ月もしたらおさまっていきます。遅くとも数ヶ月あればおさまるので、禁煙を続けて大丈夫です。ただ症状が続いてツライ時には、禁煙外来や心療内科で相談してみてください。

禁煙うつで自律神経失調症に

タバコにふくまれるニコチンには、不安感を沈めるセロトニンの分泌を促す作用があります。ですからニコチンを断つことで、今までタバコを吸う事で抑えていた不安感などが増大してしまいます。

これが原因となっておきるのが、禁煙うつです。とはいえ今まではニコチンを摂取することで抑えていただけで、本来は自分自身が持っている心の状態なのです。

この禁煙うつで、活力の低下や不定愁訴、自律神経の乱れなどがおきますが、一時的なもので脳がニコチンを摂取しない状態に慣れてくればおさまります。

禁煙うつを嫌って、禁煙をやめてしまっては、本当の原因に目をつむることにしかなりません。薬で不安感を紛らわせるようなものなのです。禁煙うつに負けないようにしましょう。

禁煙うつ症状は徐々に薄れていくはずですが、耐えられないときには喫煙を再開するのではなく、心療内科などで相談してください。

便秘の時は水分を補給する

便秘も禁煙による離脱症状ではよくあるようです。今まで絶えず入ってきていたニコチンが不足してしまうことで便秘になってしまいます禁煙を始めてしつこい便秘に悩まれている人はとても多いのです。便秘はとてもつらいものですよね。

便秘が禁煙による離脱症状である以上、禁煙を続けることでやがて症状は改善されていきます。ゆるやかに回復するので、遅くても1ヶ月もあれば、便秘もおさまっていくことになります。もともと便秘症の方は、この限りではありません。

便秘になるのは、水分不足もその原因のひとつです。便を柔らかくしてスムーズに排便を促すことができるように、水分補給をこまめに行いましょう。そして食物繊維の多い食品を摂取したり、ヨーグルトなどの腸内環境を整える食べ物を食べることで、便秘の改善を図ります。

水分を補給する時はなるべくお水やカフェインの入っていないものを飲むようにしましょう。カフェインを含むお茶やコーヒーを多く摂取すると、せっかく水分を摂取しても水分補給の役割を果たしません。なぜならカフェインには利尿作用があるからです。

カフェインには腸の蠕動運動を促す働きもあるので、ほどほどであれば問題ありませんが、摂りすぎには注意しましょうね。

空腹感

禁煙太りという言葉があるように、禁煙をすることで体重が増加する人が多くいます。いつもタバコを口にしているための、口寂しさを飴やガムで誤魔化すからだと、考える人が多いようです。

しかし空腹感を感じて食べ過ぎてしまうことで、太る場合がほとんどです。飴やガムもよほど大量に食べれば太るでしょうが、本当の原因は単純に食べ過ぎです。

食べ過ぎる原因は、嘘の空腹感に騙されているからです。禁煙しているとニコチンが欲しくて仕方がなくなります。このニコチンへの欲求を空腹感と取り違えることで、食物の摂取量は十分に足りているのに、まだ足りないと食べてしまいます。

禁煙離脱症状に、偽の空腹感があることを良く知っておいて、空腹を感じたら水を飲んだり、身体を動かしたり、低カロリーの飴を舐めたりしましょう。

しびれ

禁煙による離脱症状は個人差がありますがニコチン依存症になっているとしびれなどの症状が出てくることもあるようです。禁煙を始めたとたんに体にしびれを感じたりしてもその時はそれが離脱症状とは気付かないことが多いでしょう。

このような禁煙による離脱症状のしびれも数日間で治まることが多いようです。ですがこれも個人差があるので数ヶ月間しびれを感じたりすることもあるといわれています。

ヘビースモーカーのように大量にニコチンを摂取していたり、タバコを利用している期間が長い場合には、離脱症状のも長引く恐れがあります。長く痺れなどが続いてしまうようであれば、一度病院で相談してみるのもいいのでしょう。

離脱症状の対処法

禁煙補助剤を利用する

禁煙離脱症状を緩和するために、禁煙補助剤を利用することができます。最も簡便に利用するならニコチンガムがあります。このガムにはニコチンが含まれているので、ニコチンガムを摂取することで、ニコチンを体内に取りいれることが出来ます。

つまり禁煙離脱症状を緩やかにすることで、禁煙を続ける助けになるのです。ただしこのニコチンガムを噛むことで、禁煙をするためには、タバコを止める期間を長くしていくことを補助してくれます。

いずれはニコチンガムをつかわなくても、禁煙できる状況になることが目的なので、禁煙離脱症状が惨い場合には、おすすめのアイテムです。タバコを吸いたい衝動が緩やかになるにつけて、ニコチンガムに頼る頻度を減らしていきましょう。

離脱症状をメモする

禁煙ノートを作ることで、禁煙を成功させることができます。禁煙をはじめたら、様々な禁煙離脱症状が襲ってきます。そのことを克明に記録することで、禁煙を客観的に見ることができます。

自分が自分の主治医であるかのように、その症状を分析していけば、時間の経過とともに、禁煙離脱症状がおさまっていく経緯を確認することができるでしょう。

そうして自分を冷静に見つめることで、禁煙を成功に導くことが出来ます。ここで大切なことはゼロサムゲームに陥らないことです。

たった1本タバコを吸っただけで、禁煙全てを失敗だと投げ出す必要は全くありません。必要なのはタバコを吸わない日を1日でも伸ばし続けることです。

タバコを吸ったなら、その本数とその時の状況や気分を詳しく記入し、次にその状況になったらどのように対処するか、考えることが大事です。

タバコに近づかない

タバコを連想するようなことを、全て排除することで、タバコから遠ざかることが出来ます。灰皿やライターなど、勿論タバコもですが、タバコに関連する全てのものを捨ててしまいましょう。

それから、なるべくタバコを吸う人とは、禁煙成功まで距離をおきます。喫煙者は禁煙しているといっても、平気でタバコを勧めてくることがあるからです。

そしてタバコが渦巻く環境からも遠ざかります。パチンコ店などは喫煙者が多いようなので、そのような場所には足を向けません。

リラックス法を見つける

タバコを吸いたくなる時には、イライラすることが多いものです。タバコが吸いたくなった時のリラックス方法をいくつか決めておきましょう。

イライラしたら散歩などの運動をする。ゆっくりと深呼吸を3回行ってから、水を飲みに行く。肩をほぐす運動をしてから、ガムをかむ。などです。

こういうように、タバコが吸いたくなったら、自動的に次の行動をおこすようにすることで、その行動を喫煙の代償行為として、脳に覚えさせてしまいます。

そうすれば、もうタバコに手を出さなくても、イライラや手持ち無沙汰を解消することが出来ます。

生活習慣を変更する

生活習慣を変更することで、タバコの無い生活に早くなれる事が出来ます。今までタバコを吸っていたシーンを避けるようにするのがコツです。

朝コーヒーを飲みながら、喫煙していたなら、朝は紅茶や、ハーブティーにする。食後にコーヒーをたしなむ人は多いようなので、食事を終えたらすぐに外の空気を吸うために散歩する。

夜更かしをしていたなら、早寝早起きを励行するなど、今までの行動パターンを変更することで、タバコを吸うタイミングを外してしまうことができるのです。

離脱症状の期間

2~3週間で治まる

禁煙離脱症状がどれほどひどくても、必ずその症状にも終わりがやってきます。それを信じて辛い時期を乗り越えていってほしいものです。

禁煙離脱症状には、個人差がかなりあります。ですから禁煙離脱症状がいつまで続くかも、人により異なってきます。しかし最初の2~3日が一番ひどいのは、全員に共通しています。つまり最初の山場は、禁煙してから3日目が勝負という訳です。

その酷い時期を過ぎると徐々に禁煙離脱症状が少なくなってきます。完全になくなるのは1ヶ月後と考えておけば、最初の1ヶ月を乗り越えることが出来ます。

一番もったいないのが、「禁煙なんて簡単だったから」という理由でせっかく止めていたのに、1年後位にふらりと再開する人がいることです。禁煙は一生涯続けるものだと考えて下さい。

禁煙のメリット

美容と健康を取り戻す

禁煙は健康のためでもありますが、美容面でも嬉しいメリットがあります。タバコを吸っている人は、血行も悪く肌のくすみも目立ちます。シミやしわ、にきび、たるみの原因にもなっているので、禁煙する事で肌がきれになったと実感する人はとても多いのです。

そして肌だけでなく、髪の毛にも艶やハリが出てきたり、歯のヤニ汚れもつかなくなるので女性にとって嬉しいことばかりではないでしょうか。若さを維持したいのであれば、タバコは吸うべきではありません。

お金が浮く

禁煙をすると、今までタバコを買っていたお金が浮きます。1箱450円のタバコを一日1箱買っていたら1か月で13950円、1年で167,400円になります。禁煙するとその分のお金が他の事に使えます。かなり大きいですよね。

そのお金で旅行にもいけますし、服だって買えますね。健康にも肌にも悪いタバコにそのお金を使うなら、他の事に使ったほうが良いですよね。

禁煙外来を利用してでも禁煙しよう

いかがでしたか?

禁煙は何らかの離脱症状があらわれます。はじめはつらくて挫折しそうになるかもしれませんが、そこを乗り越えればばら色の人生が待っています。離脱症状はいつまでも続くものではありません。

もし辛いようだったら、1人で頑張らずに禁煙外来などの受診して専門家に力を貸してもらいながら、禁煙に取り組んでいきましょう。