人間不信で人と親しくなれない。そんなあなたの脱却を目指す5つの方法!

人なんて信用できないと自覚している方、周囲と打ち解けられずに人間関係をうまく築けない方。その根底には人から傷つけられるのが怖い、失望したくないという気持ちがあるのではないでしょうか。過去にとらわれずに他人と上手に関わりを持ちながら、強く生きていくにはどうしたらいいでしょう。人間不信を克服するための方法をご紹介します。

人間不信とはどういうこと?原因となるトラウマとは?

人間不信とは人を信じられない状態のことをいいます。
その対象は自分以外の人間全てであったり、家族以外であったり、恋人以外であったり・・・範囲や程度は人によって様々です。

誰にでも100%心を開いて信用する必要はありません。しかし社会生活や家庭において、必要な人間関係を築く上で障壁となるほどの人間不信に陥ってしまっている場合、人生設計そのものが狂ってしまう可能性があります。

人との関わりを全て絶ってしまうほど重症な方は、孤独感に苛まれているかもしれませんね。

人間不信を克服して良好な人間関係を築き、人生を人と上手に関わりながら楽しく軌道修正するには、人への必要以上の不信感を払拭しなくてはなりません。

人間不信に陥っている誰しもが最初からそうではなかったはずです。人間不信に陥ってしまうには、人との関わりの中でそのような気持ちを抱いてしまう引き金となった原因があります。いわゆるトラウマというものです。

誰しもつらい経験はなるべく思い出したくないことでしょう。しかし何もしなければ記憶喪失にでもならない限り、このトラウマから解放されることは難しいのです。原因となったトラウマと向き合い、折り合いをつけていくことでトラウマの呪縛から自分を解放する道筋を探すことができます。

具体的な例として、人間不信につながってしまったトラウマとして次のような体験があげられます。

いじめやパワハラ

いじめは自分に非がないにもかかわらず一方的にひどい攻撃を受けるという、本人にとっては非常につらく悲しい体験です。

いじめを受ければ受けるほど、周囲の人間に対して警戒心を抱くようになります。信じていた友人がある日突然無視するようになったり、影で悪口を言っていたなども同じようなケースと言えます。大人になっても上司からのパワハラ、同僚とのいざこざや、ママ友からの仲間外れなど、他人からの仕打ちから人間不信に陥ることも少なくありません。

このようなつらい経験から解放された後も、心の傷は完全には癒えていないことも多いのです。

心の傷を引きずっていると、どんなに親切な人が現れても「この人は今は親切でも、そのうち自分を攻撃するようになるのではないか」という猜疑心を抱え続けてしまいます。これはまた同じようなつらい思いをしないための、防衛反応だといえます。自分でも知らないうちに、人と距離を置いてしまい、なかなか人との良好な関係を作りずらくなってしまっているのです。

人への不信感の分だけ人と分離するようになり、だいたい『不信』と『分離』はセットになっています。

失恋

恋人関係において、自分に愛情がなくなって終わりを迎えた恋愛体験は当然ながらトラウマにはなりません。問題となるのはパートナーの浮気や裏切り、突然別れを切り出されたなど、自分の思いとはうらはらに、相手から心が引き裂かれるようなことをされた場合です。

恋愛感情というものは、人に対する思いや信頼感が強く、そして複雑なものだといえます。恋愛への依存心が高ければ高いほど、トラウマになる傾向も強いので要注意です。人を好きになって信頼した結果、裏切られるという体験をしてしまうと、その後なかなか恋愛をする勇気が持てなくなってしまい、異性に対して臆病になります。

恋人が欲しい、結婚相手が欲しいと思っていても、相手を信じられないため関係を発展させることができません。

家庭環境

私たちが生まれてまず一番最初に信頼する人間は母親です。母親からおっぱいをもらうことで、赤ちゃんは命を繋ぐことができ、ここで最初の信頼関係が生まれます。親に愛情を注がれ、守られながら成長していくことで、家族に対する安心感を抱くことができ、外の社会と関わりながら他人への信頼へと広げていくことができます。

しかしこの成長過程で親から充分に愛情を受けることができなかったり、困っているときに親に守ってもらえなかった、家族から虐待を受けたなどの経験をした子供は、大人になっても人に対して不信感を抱く傾向が強くあるそうです。

人間として一番最初に築かれなくてはならない、親や家族との信頼関係をうまく果たせなかったことで、人を信頼するという礎ができていないのです。

競争社会

学校や職場など組織の中で競争を強いられてきた結果、周囲の人間が信用できなくなっていたというケースも珍しくありません。必要以上に競争心を煽るような指導者はよくいるもので、『競争の原理』を取り入れて、組織の力を底上げしようという一種のマネージメントの手法です。

こういった環境で成果をあげる人がいる一方、適応できずに精神的に追い詰められてしまう人もいるものです。相手を出し抜こうと考えていたり、競争心むき出しで接してくる人に囲まれていることで、周囲に対する警戒心や不信感を募らせていってしまうのです。競争に勝てない場合は当然のように劣等感がつきまといます。

学校や職場だけでなく、家庭において兄弟同士比べられたり、よその子を引き合いに出して「負けるな」と叱責されることで劣等感が植え付けられることも充分あります。言われた本人は競争心が煽られてやる気が芽生えるどころか「私はダメな子なんだ」と傷つく場合が多いものです。
そうすると一番安心できるはずの家族に対しての不信感を招く結果となります。

自己嫌悪や自己否定感

失敗体験が多かったり、人前で恥ずかしい思いをしてしまったことで「私なんか何をしてもダメだ」と自分への否定が定着してしまうことがあります。自分に自信が持てないということは、自分さえも信頼できない、と言い換えることができます。人にダメな自分を知られたくない、バカにされたくない、嫌われたくないという思いから、必要以上に人と距離をとってしまいがちです。

これは人間不信とは少し違うように見えるかもしれませんが、前にも述べたとおり人との分離と人間不信はセットとなっています。「この人は自分のことを知ったら、きっと嫌いになるに違いない、バカにするに違いない」と、人と分離する理由を自ずと探し始め、結果人間不信につながるのです。

自己嫌悪や自己否定感は前の項目にあげた、人との関わりの中から生まれることも多々あります。失敗をバカにされたり、欠点を指摘されたり、親からダメだと言われ続けて育った場合などです。自己嫌悪や自己否定感と、人間不信は複雑に絡み合っているのです。

人間不信に陥っているときの特徴は?

人の心の醜さばかり目に付く。人を試すような言動をしてしまう

人間不信に陥っている人は、人の心の醜い部分や冷たさに注目してしまいます。

「やっぱりこの人はこんなに冷たい人だった。信用しないで正解だ。」
「人なんてみんな自分のことしか考えていないのだ。」
と自分で納得したいからです。自分の不遇を他人のせいだと決め付けることで、ゆがんだ自己肯定をしているということもいえます。

また自分が納得できるまで、わざと人に嫌な態度をとったり、恋人に対してわがままを言って困らせることで、相手の出方を確認するという行動に走ったりもします。

「やっぱりこの人は心の底から私を好きではなかったのだ。」
「こんなことくらいで自分から離れていくなんて心の狭いやつだ。」
と、先回りすることで相手からの裏切りや攻撃から、自分を守りたいという心の現われだといえます。

人の意見を信用できない。自分で確認しないと気が済まない

人が信用できないということは、人の話を聞き入れることも難しいといえます。人が自分のために良かれと思って教えてくれた情報やアドバイスに対して、素直にありがとうと思えません。そのまま聞き流してしまったり、後で自分で調べて確認したりしてしまいます。懐疑的になっているため会話も弾みません。ついトゲのある言葉を返してしまったり、反対意見を突きつけて意見を否定しようとしてしまいます。

また比較的社会地位の高い経営者や管理職などに良く見られるケースとして、部下の意見をまったく聞き入れない、人のアイディアをかたくなに採用しない、仕事を人に任せられないなども人間不信に陥っている可能性が高いです。

恋愛関係においては、「本当にこの人は自分のことを愛してくれているのだろうか?」という疑念が付きまとってしまうため、しつこく「私のこと本当に好き?」と確認してみたり、愛情表現を要求してしまい、相手にうとまれてしまうこともあります。

エスカレートすると相手を必要以上に束縛したり、相手の行動を全て確認して、それが本当かどうか確かめようとやっきになります。結果相手の気持ちが自分から離れていき、また人間不信になるという悪循環を生み出しています。

人の褒め言葉や評価が信用できない

人間不信に陥っていると、普段の何気ないやりとりで人から褒められても「お世辞だ、社交辞令だ」「おだてて何かを引き出そうとしているのでは?きっと何かたくらんでいるに違いない」と裏を読んでしまいます。

自分に自信がないため、褒められるべき点が自分にないのに褒め言葉で近づいてくる人を信用できないのです。きっと本当の自分を知ったらそうは思わないはず、なら真に受けるのはやめよう、とまた距離をとろうとしてしまいます。

褒め言葉だけでなく、人からの好意全般に対しても、つい卑屈な気持ちになってしまいます。このことからも、人間不信はやはり自己嫌悪や自己否定感が密接に関係していると言えます。「自分は人から愛される価値のない人間だ」という刷り込まれた自己認識は、実は自分を認めてくれない他人への反発につながっています。

こんなふうになったのは、人のせいだというトラウマがあるからです。
心の奥底では他人に認めて欲しいと願っているのに、過去に自分を不幸に陥れた人間が許せない。そしていざ自分を認める人が現れると懐疑心に苛まれてしまうという負のループがここにあります。

人と目を合わせて会話ができない。会話が楽しめない

人間不信に陥っていると、人と深く関わることを拒否してしまいます。人からの裏切りや攻撃が怖いため、ダメな自分を悟られまいと、つい会話の相手から目をそらしてしまいがちです。また自分に関することを人に話すことも苦手な傾向にあります。グループの中で中心となって会話をすすめることもやはり好きではありません。

愚痴などを人に思いっきり話すことでストレスを発散する人も多い中で、愚痴をこぼすどころか、逆に人との会話自体がストレスになってしまうので、一人行動をとることを好みます。人の顔色や反応が気になってしまい、相手に共感してもらえないことを恐れてしまう気持ちから、悩みなどを打ち明けることもできません。

人に弱みを見せること=弱点を知られて攻撃される、嫌われることは避けたいという心理がはたらくからです。

ルールや約束事を何度も確認してしまう

特に社会人など何かしらの組織に所属している人に多いようです。相手のことを信頼できずに全てのことを自分でしっかりと確認しチェックができないと気が済まないようです。心配性のレベルではない確認頻度であったり仕方であれば人間不信の症状である可能性が高いです。

人を寄せ付けず孤独が多い

周りの人と密接な関係を築くことができない傾向にあるのが人間不信の症状です。周りの人間はどうせ自分のことを裏切るだろうと考えているため最初から独りでいることを好むようです。

素直に人の親切を受け入れることができず、人と対話をすることも無意味としてしまいます。

何かといつも”びくびく”している

常に周りの人間は信用できないのすからいつも身構えています。
いつどこから襲われるかなど想像ばかりが膨らみ結果、びくびくしてしまうわけです。
例えそれが友人であっても変わりません。自分のお金が盗まれないだろうか?怒られるのではないだろうか?などといつも怯えてしまいます。

とにかく人間嫌い

とにかく人間を信じることができない傾向にあるので人間は基本的に嫌いなのかもしれません。なるべく周りの人とは関わらずに生きて生きたい。そう考えることが多いようです。

言葉の裏を探ってしまう

人間不信の人に良く見られる特徴として、他者との会話の中で相手の言葉をそのまま受け取らずにその含意ともいえる話の奥にある意味合いを強く考えてしまう事があります。そして、その場合、ほぼ100パーセントの確率でマイナスにその含意を汲み取る傾向があります。

例えば、先程少し触れたように単純に褒められているのにもかかわらず、それを皮肉の様に受け取ったり、又はそれは自分を陥れようとしている言葉だとして、自分にとってとにかくマイナスに考えてしまうのです。そして、その言葉をずっと頭の中で考え続けてしまい、勝手に被害妄想を発展させてしまう事があるのです。

このような思考は彼らを強く苦しめている症状の中でも彼らの特徴を最もはっきりと表す典型的なものの一つと言えます。

とにかく自分の事しか信じることができない

上で説明したように、人間不信のある人は基本的に他人を信じることができないのです。そのため、常に信じれる存在は自分だけだ、と心の中で勝手に決めつけてしまっている傾向があります。その結果、人との人間関係を形成することを極度に避けたりする事が良くあります。

中には、自分の親にさえその不信感を持ち、自分の秘密を自分一人だけで抱えようとする方もいます。このように、自分の事しか信じれず、相手に対して常に警戒をしている人は、自分が裏切られるという行為を秒的にに恐れていることが考えられます。

信用した人に裏切られるぐらいなら、初めから人を信じないようにする方が彼らにとっては楽なのかもしれません。

自分への非難は素直に受け入れる

基本的に他者の話は信じない人間不信の人達ですが、彼らは自分に対してかけられる非難や侮辱、軽蔑など所謂、マイナス的な言及に対しては他者の言葉を信じて、心から素直に受け入れる傾向があります。というのも、人間不信の人は根っからのネガティブ思考を持った人達と考えられており、自分達へのマイナスな意味合いに抵抗が無く、むしろそれが自己の本質だと納得してしまうのです。

ネガティブ思考の人だからこそ、人からの否定的な発言も素直に受け入れてしまう彼らなのですが、受けいれるからといって、そのような発言に対して彼らは良い思いをしているという訳ではないので、彼らが素直にマイナス発言を受け入れるからといって、彼らに気安く否定的な言葉を多用する事には注意が必要と言えるでしょう。

ちなみに、先程説明したように人間不信の人達が人からの好意的な言葉をマイナスに受け取ってしまうのは、彼らの根底にネガティブ思想が強くあるからと言えるでしょう。

人間不信に陥りやすいタイプは?

過去にいじめやパワハラ、裏切り行為など、相手から不本意な扱いを受けた場合に人間不信に陥るなと言っても無理があります。心が大きく痛む体験をしたら、誰もが同じ傷を負いたくないと思うはずです。いわば正常な人間の反応だと言えます。

一方、このような体験をしていないにも関わらず、人のちょっとした言動から人間不信に陥るケースもあります。知らず知らずのうちに人を信用できなくなっていた、となりがちな人の傾向として、次のようなタイプの人があげられます。

相手に対して期待が高すぎる

人との付き合いの中で、「この人はこんなことを言って(して)私を喜ばせてくれるはずだ」「自分だったらこうするので、相手もこうしてくれて当然だ」「こんなに尽くしたのだから、自分から離れるはずがない」など、過度に相手の反応や行動に期待をもってしまうタイプの人です。

そして思ったとおりに相手が動いてくれなかったとき、期待の高さの分だけ相手や自分に対して失望してしまいます。そういった経験を重ねるうちに、人間不信に陥ってしまうというケースもよく見られるようです。

あらゆることへの理想が高すぎる

相手への期待が高すぎることと少し共通する部分もありますが、相手だけでなく自分や自分をとりまく環境に対する理想が高すぎる人も人間不信に陥りタイプです。理想がかなわないとなると、自己嫌悪や他人へのねたみ、理想をかなえてくれない他人への不信感から自己嫌悪に陥ってしまいがちです。

気持ちを切り替えて「今のままで充分」と今の環境に幸せを見出せない傾向の人と言えます。

完璧主義

完璧にやり遂げることを追い求めるあまり、自分だけでなく他人へも完璧さを求めてしまいます。自分ができるのだから相手もできて当然だと思うタイプの人です。集団の中でいざこざをおこしてしまいがちで、敬遠されてしまいます。外に発散できる分にはまだ良いのかもしれません。

完璧にできないことへのフラストレーションがたまると、一人でふさぎこんだり、自己否定感に発展してしまったりします。その結果、人を遠ざけるようになり人間不信へとつながってしまうのです。

人間不信を克服するにはどうしたらいい?

この記事を読んでくださっている方は、ご自分が人間不信だという自覚があったり、もしかしてそうなのかな?と、人を信じられないことで生きにくさを感じられている方が多いのではないでしょうか。人間不信を克服して幸せな人生を送っている人も多くいます。それにはどのような克服法があるかをご紹介したいと思います。

1.思い切って環境を変えてみる

現在、人から不本意で理不尽な扱いを受けている方は、そこから思い切って逃げ出すことも大事です。

また過去に受けたトラウマを思い出すものに囲まれている方も、引越しなどで環境を変えることで自分を取り巻くものを一度リセットするのも良い選択です。今まで抱えていたトラウマを手放すには、新しいことに没頭することで新しい自分になるようなイメージを描きやすくなります。

できれば今の場所から少し離れたところへ引越しすることが望ましいです。今まで知らなかった町でおいしいお店を発見したり、空いた時間にくつろげるきれいな公園を探したりすることで、新しい毎日の連続に人生の楽しみを自分で開拓していくことができるでしょう。

引越しができなくても、習い事や趣味のサークルに思い切って入門してみることで、世界が広がります。嗜好や趣味の対象が同じ人が集まることで、会話も自然と弾むのではないでしょうか?そんな中で人と接することの楽しみを再確認できるかもしれません。

人とのコミュニケーションにまだ自信のない方は、陶芸や編み物、絵画などといった創作系の習い事がおすすめです。人と話したくないときは創作に没頭し、慣れてきたらちょっと周りとの関わりも持ってみる・・・自分のペースで少しづつでもいいので心を開いてみましょう。

2.人との関わりを自分の中で整理する

自分が人間不信に陥るに至った経緯をふまえて、過去から今に至るまでの主要な人間関係を紙に書き出してみましょう。文章よりも、図にすることでひと目で把握できるのでおすすめです。

よくマンガやドラマの広告で見る、登場人物の相関図のようなものがいいですね。信頼できる人、そうでない人全て書き出してみましょう。信頼できる、できないをマークにしてもいいですね。改めて見てみると信頼できる人もこんなにいたんだなあ、ということに気づくかもしれません。逆に信頼できる人が全然いないという結論に達しても、悲観しないでください。あくまでも客観的に分析することです。

図を眺めてみて、これからこの人たちとどんな風に関わっていけば良いか、関わるべきでない人を避けるにはどうしたらよいか、といったことも書き出してみます。良い人間関係を築けた人とは、どんなふうにしてそうなったか、どんなタイプの人か、自分を愛してくれた人は?などもまとめます

。頭も気持ちもだんだんと整理されていくことが実感できるはずです。
今後良好な人間関係を築いていくために、自分がこれから人にとるべき言動や態度も見えてくるでしょう。どうしてこんなに信頼できない人間ばかりに囲まれているのか?そのような結論に至った場合は、自分の選んできた環境や人を見る目に着目してみてください。

自分の性分に合わないのに親に言われるままに職場を選んできていないか、見た目だけで人を判断してきていないか・・・など。失敗したなと思ったら軌道修正すればいいのです。人生は何度でもやり直しがききます。

分析によって今後の道筋がなんとなく見えてくるのではないでしょうか。頭や気持ちのわだかまりもスッキリして、確固たる自分を創っていくことの大切さも見えてくるかもしれません。そう、相関図に書いたようにあなたの人生の主人公はあなたなのです。

『自分が主人公』の気持ちを強く持つこと。これからは相関図の周りの人に不幸にされたり幸せを求めるのではなく、自分が自分の幸せを作り上げていくのだというイメージを定着させましょう。そうすることで人への必要以上の不信感も期待抱かなくて済むという結論に達することでしょう。

3.相手の存在を認める

自分以外の誰しもが同じ考えや意見、価値観を持っているとは限りません。
むしろ一人ひとりが違う生き物なのです。共感できる部分もあるけど、できない部分があって当然なのです。100%自分と同じ考えを持った人など存在しないということを肝に銘じておきましょう。

相手にイヤな部分、冷たいヤツだと思う部分があったとしても、自分とは違う存在なのだと受け流しましょう。マイナスの面ばかりに目が行って、人を信じられなくなることで苦しむのは自分です。マイナスの面が見えたとしても、それも含めてこの人なんだと思うことで、相手を俯瞰することができます。

『信じる・信じない』にこだわるから難しいのです。『信じる・信じない』のモノサシで人を見たとき、たいてい人は『信じない』に気持ちが傾きます。これを避けるには目の前の相手を『受け入れる』ということですから始めてください。マイナスの面もある一方で、自分にはない才能や能力に関心したり、「この人のこういう部分好きだな」という部分が見えてくるはずです。

その上で自分にとって今後も付き合っていきたいか、距離をおきたい人なのかの判断をしてみることです。

4.人に過度な期待をしない

今まで相手が自分の思うような態度や行動をとってくれないことで、不信感を募らせていたと感じる方は、一旦他人に何かを期待することを手放してみましょう。そうすることで日常において、人からのささいな思いやりや親切、愛情表現に気付けるはずです。

また、自分が人に何かをしてあげることで見返りを要求してしまう傾向にある人は、人に何かをしてあげることを一旦やめてみましょう。アンバランスな関係は一度リセットしてみることをおすすめします。「何かをしてあげなくては、自分から離れていってしまうのではないか」と最初は不安かもしれません。

しかしそのような打算的な関係自体が自分を人間不信に陥らせている原因だと知りましょう。慣れてくると何かを人に期待すること自体必要のないことだと思えてくるはずです。人への期待がなくなれば、期待はずれ・裏切られるという恐れがなくなります。

何かを自分にしてくれなくても、それでいいんだという気持ちからスタートしてみてください。あくまでも自分の幸せは自分が作り出していくものだという意識を持ちましょう。

5.自分を愛する努力をしましょう

最後に一番重要なのが、自分を愛すること、認めてあげること。いわゆる自己愛と自尊心の回復です。「自分を愛するなんて、何だか気持ち悪いわ」と思うかもしれませんが、これは非常に重要なことなのです。

人間不信が自己嫌悪、自己否定感と深く関係していることは、今まで述べたとおりです。あなたのありのままを自分が愛してあげるのです。「愛する」という言葉に違和感を覚える方は「大切にする、認める」から始めて構いません。

一日の終わり、忙しい人は週末に、今日一日(今週一週間)自分ががんばったこと、自分を褒めてあげたいことを手帳や日記に書き出しましょう。「今日は素敵な笑顔であいさつできた」「信号でおばあさんの荷物を持ってあげた」「仕事でお客さんに褒められた」など、ささいなことでもいいので書き留めておきましょう。最初はなんだかバカげていると感じるかもしれませんが、そう思っても続けてください。後で見返したときに自分て素敵な素晴らしい存在なんだな、なかなかいい人間だな、と思えるはずです。人から褒められたことや、何かをやり遂げたという成果があればそれも忘れずに書きましょう。

そして時々自分に「今まで頑張ってくれてありがとう」と感謝の気持ちを伝えましょう。自分で自分をなんて、ちょっと照れくさい気がしますが、効果的なワークですので是非実践してみてくださいね。

つらい経験を経て今こうして生きていることだけでも、そしてこれからも強く生きていきたいと願って自分の弱点に向き合い、それをを克服しようとしている時点で、あなたはとても立派で素晴らしい存在です。誇りを持ってください。

6.人を信じる努力をする

人間不信とはその言葉通り他者を信じられない事を意味します。そのため、人間不信を根本的に治したかったら、やはり他者の存在を自分の心の中でしっかりと信じれるようになることが大事と言えるでしょう。そのためには、まずは人を信じる、ちょっとした努力を行っていく事をお勧めします。

例えば、人が自分の事を裏切れないぐらいにその人と密接な人間関係を築いていく努力というのはどうでしょうか?人と密接に人間関係が築き上げられれば、余程の事が無い限り、あなたが裏切られる事はありません。また、万が一裏切られてもいいように、最初から裏切られても別に問題ないという軽い気持ちで接していくのが良いかもしれません。

7.マイナスのイメージを取り除く

人と接する際に、その人に対して最初からマイナスイメージを持っているからこそ、その人の事を信じる事ができないのではないでしょうか。先程上で言及しましたが、あまり人に対して期待はしてはいけません。この世に、絶対的な信用に足る人なんて存在しないのですから。

その前提がわかっていたら、マイナスな要素は必ずしも珍しいことではなく、むしろ普通の事だと考えらえるのではないでしょうか?このような考え方で出会う人達に接していけばいいんです。人間不信の方はまずはその無意識のうちに相手に抱えているマイナスイメージを取り除く事が何より大事なのです。

8.良い関係を築けた人の事を思いだす

他者に対して人間不信を持っている人は、是非自分の過去を思い起こしてみてください。そこ、にはあなたの事をしっかりと理解し、あなたの事を心から支えてくれた友人、家族がいたはずです。そこで味わった経験は、正にあなたに対して世の中には信じれる人もいる、という事を示す大きな教訓になるのではないでしょうか。

その教訓をしっかり心に刻んで、新しい人間関係の発展に前向きになることがあなたにとってだけでなく、今まであなたを支えてきてくれた人達のためにもなるのではないでしょうか?

他者に対して人間不信で八方ふさがりになってしまっている時こそ、過去のかけがえのない経験をしっかりと心の中で思い起こし、もう一度人を信じてみましょう。

人間不信の心を癒す本や映画

人間不信に陥っていて悩んでいる方に、ぜひ触れてみてほしい本や映画をご紹介します。
【決定版カーネギー】道は開ける:あらゆる悩みから自由になる方法
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道は開ける

自己啓発の第一人者D・カーネギーの著書です。あらゆる不安や悩みを解決するためにと、世界中で70年近くも愛読されている良書です。現在出版されている自己啓発本の多くは、このカーネギーの著書を参考にしているものが多数あります。人間不信に限らず不安や悩みを抱えている人に一番におすすめしたい一冊です。

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愛の話 幸福の話
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愛の話 幸福の話

恋愛関係や人とのいざこざで人間不信に陥ってしまった人に。愛されたい・愛したいと願うのにうまくいかない人は、この美輪明宏さんの著書から糸口を見出すことをおすすめします。また美輪さんご自身がその中性的な外見やしぐさから、昔はひどくいじめられていたそうです。金銭をだまし取られたり、人から騙されたりしたことも。そんな時美輪さんはそのままでは終わらせず、なぜそうなってしまったのかの分析を怠らなかったそうです。自分の幸せな人生を作り上げていくために、大切なことがたくさん書かれています。

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氷点(上) (角川文庫)
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氷点

『原罪とは何か』を問うた長編小説です。人間不信がテーマの中心ではありませんが、周囲の人間の心の醜さや愚かな行動に翻弄されながら、そんな中でも自分は正しく清らかでありたいと生きる主人公。しかしある時自分の原罪を知り、自分を支えていた柱が崩壊してしまうのです。自分ではどうすることもできない『原罪』という罪にどう向き合うのか。いろいろと考えさせられるエッセンスの多いお話です。テーマは重いものですが、背景が世俗的ですし、何回もドラマ化されているのでとっつきやすい小説です。面白いです!

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感情を出したほうが好かれる (知的生きかた文庫――わたしの時間シリーズ)
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感情を出したほうが好かれる

心理学者の加藤諦三さんの著書です。嫌われたくなくて自分を出すことに臆病な人へ、自分を隠さなくても大丈夫ということを説いています。ありのままの自分を肯定することで、心が軽くなります。もう人の顔色を伺わずに、堂々と生きましょう。他にも人間関係で悩んでいる人のための著書を多く出されていますので、チェックしてみてはいかがでしょうか。

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ショーシャンクの空に [DVD] Amazonsponsored
ショーシャンクの空に

あまりにも有名な映画で、ご存知の方も多いかもしれませんね。冤罪で囚われた一人のエリートサラリーマンが、壮絶な刑務所生活の中でも自分を捨てず、希望を捨てず、信頼できる者とそうでない者を見極め、自由を取り戻すというストーリー。理不尽な暴力や不遇に屈しない精神には心打たれるはず。まだ観ていない方はぜひ!

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最後に

人を信じられないという状況は本人にとってとてもつらいものです。しかし人を信じることができないと悩んでいる方の多くは、本当は人と深く関わりたいと願っているのです。心から親友と呼べる存在、自分の全てを受け止めてくれる恋人。そんな人と早くめぐり合いたい、でも人とうまく接することができない・・・。しかし人間同士100%解り合える関係など本当はありえないのです。人とうまく付き合っている人は多かれ少なかれ、人と折り合いをつけるポイントを押さえている、ということに過ぎないのでしょうか?

人とのコミュニケーションは時には煩わしいこともあります。しかし人はどこかで人と接していかなければ生きていけません。人とのやり取りの中で、自分に役立つことや見習うべき点を発見したり、癒されたり、共感し合ったりできることが多分にあるはずです。コミュニケーションを楽しむことができれば、孤独でいるよりも、人生は数倍味わい深いものになるでしょう。

人間不信は放っておいて重症化すると、うつ病を併発する可能性もあり、克服への意思がとても重要なのです。しかし自分一人では心のコントロールができないと判断した場合は、心療内科やカウンセラーに相談しましょう。心の問題は放っておいて良くなることは少ないものです。生きづらさを感じている方、これから生きていく上で不安を感じる方は、心療内科やカウンセラーのサポートを受けつつ、ご自分で意識して心の状態や環境を変えていくことが大事です。過去にとらわれずに、ゆっくりでもいいので新たな一歩を踏み出してみましょう。