ニコチンが抜ける時には禁断症状が起こるって本当?重大な病気になる前に!やった方がいい4つの方法とは?

煙草をやめたい、でもやめられない。それはニコチン依存症になっているから。麻薬と同じくらい、中毒性のあるニコチン。体からきれいに洗い流して、禁煙を成功させましょう。

ニコチンを抜くってどういうこと?

煙草を吸っている人は、同時にニコチンを体の中に取り入れています。このニコチンは中毒性があり、それにより喫煙が常習化するとなかなかやめられない人が多いのです。ニコチンを体から取り除けば、中毒性をもたらす物質を除去することになり、自然に煙草を吸わなくても大丈夫な体になります。

ニコチンは体からなくすことができるそうです。つまり、ニコチンを抜くように努力すれば禁煙はだれにとっても可能であるということ!

ニコチンが体に及ぼす影響

中毒性

コカインやヘロインは麻薬取締法で麻薬とされています。怖いイメージがありますよね。ニコチンはどうでしょうか。周りの喫煙者を見ていても、普段の生活には支障がないように見えます。しかしニコチンにも依存性はあります。ニコチンはアルコールや麻薬などを抑えて、一番依存性が高いそうです。

たばこはコンビニなどでどこでもすぐ買える。仕事のお昼休みに一服。この手軽さが体をニコチン依存症へと変化させていくのです。そしてむずかしさも、アルコールや麻薬と変わりません。ニコチンは精神依存といって、ニコチンをとらないと体がほしがります。自分で吸いたくなくても、体がいうことを聞かないのです。

また、身体依存といって、ニコチンが体から切れると、体が反応します。ニコチンが足りない!と体がおかしくなり始めるのです。体が一度ニコチンの味を覚えると、やめられるのが難しくなります。そして、ニコチンの摂取が長ければ長いほど、多ければ多いほどやめられなくなってしまうそうです。

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ニコチン依存性の生理・薬理 -喫煙科学研究財団10年の歩み-

心臓や血管へのダメージ

ニコチンは主に煙草の煙から、まず肺に吸収されます。そして、心臓の左側を通り、脳に拡散していきます。脳へ行くには、血管を通っていくのです。そのため、心臓や血管へダメージが与えられます。

ニコチンが体から摂取されると、まず血圧が上昇します。心臓もニコチンの刺激を受け、普段以上に働きだし、血を送る量を多くするため、強く収縮します。そして、ニコチンはトロンボキサンA2と呼ばれる、血管を収縮する作用をもたらす物質の放出を促進します。そのためニコチンは血管を収縮させるそうです。

一方、ニコチンを直接血液の中に投与すると血管を弛緩する、すなわち血管の直径を大きくし、より多く血を運ぼうとする作用が見られるそうです。そして、ニコチンは体中を巡っていきます。

動物に喫煙させるという行為が難しいため、喫煙やニコチンに関する研究はなかなか進まないそうです。そのため、ニコチンが体に及ぼす薬理作用ははっきりと明らかになっていないのが現状です。しかしながら、ニコチンが心臓や血管に影響を与えることについては、はっきりしています。

喫煙により、血管や心臓への刺激頻繁に行われていては、血管も疲労してしまいます。そのため、心臓や血管へダメージを与える害であると考えられているそうです。

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動脈硬化を引き起こす

ニコチンは主に喫煙から摂取されます。たばこの煙は、ニコチンを含め様々な物質を含んでいます。

たばこの煙は、血管を傷つけます。そこに悪玉コレステロールという物質が入ると、傷をますます悪化させます。すると、体は自分の体の中に異常事態が発生したと認識をし、マクロファージという護衛官を送り、わかりやすく言えば、なんと丸ごと食べてしまうそうです。

そうなったマクロファージは膨らんで、泡沫細胞となるのですが、その血管壁についたままの状態となってしまうことがあるようです。それにより、血管の直径は狭くなります。これが動脈硬化です。

また、喫煙により、善玉コレステロールより悪玉コレステロールが増えてしまうそうです。それにより、動脈硬化のリスクは上がります。

先ほども述べたように、ニコチンは血管を収縮させる物質の放出を促進させる作用を持っています。そのため、血管の直径が狭くなりやすいのです。喫煙という行為により、様々な方法で、血管が狭くなり動脈硬化が起こりやすくなるようです。

腎臓病にもリスクあり

米マイアミ大学医学部助教授Edgar A. Jaimes博士の研究によれば、腎臓はニコチンに反応し、腎臓の線維化を促してしまうようです。

腎臓とは体のろ過装置です。いらないものをおしっこに流し、必要なものを再吸収します。その腎臓が、線維化、すなわち固くなってしまったらどうでしょうか。

ざるの穴にに石やごみがついていたり、穴自体が細かくなると、つまりやすいですよね?それと同じことで、ニコチンを摂取することで、腎臓病のリスクが上がってしまうそうなのです。

ニコチンを抜く方法とは?

禁煙

ニコチンは主にたばこから摂取されます。そのため、摂取をやめる、すなわち禁煙が一番大切なことです。
新しいニコチンが入ってこなければ、あとは体の中のニコチンを排出するだけですからね。

汗を流す

喫煙をしている人は汗っかきが多いようです。ニコチンを摂取することで、交感神経が刺激され、視床下部という体温調節を担う部分が刺激されます。また、心臓にも刺激が送られ、血をどんどん体中に送るようになります。そのため、体がほてり、発汗するそうです。

喫煙をせずに、運動やサウナで汗を流した場合、血液の循環がよくなり、ニコチンの排出は促進されるという意見があります。いずれにせよ、運動やサウナは体に良い影響を及ぼすので、喫煙で得たダメージを補填してくれるかもしれません。

水を飲む

水をたくさん飲むことで、血液の中のニコチン濃度が下がります。簡単に言えば薄まるということです。それにより、体への悪い刺激も緩和することができます。おしっこもたくさん出て、ニコチンの排出も促進するようです。

水よりスポーツドリンクのほうが良いという意見もあるようです。なぜなら、水ばかり飲んでいると、おしっこが増え、体の中のカリウムが減少してしまうからです。水の場合は、バナナやりんごなどのフルーツや海藻などカリウムが多く含まれている食品を摂取するとよいでしょう。

ビタミンをとる

喫煙により、体の中のビタミンC、ビタミンB12、ビタミンA、ビタミンEが損なわれてしまうというデータがあります。そのため、ビタミンを補ってあげる必要があります。

フルーツや野菜を積極的にとったり、マルチビタミンのサプリメントを飲むのもおすすめです。体を健常人と同じ体になるよう、心がけましょう。

ニコチンを抜くときに注意したい事

離脱症状

ニコチンが切れると体がニコチンをほしがります。その症状を離脱症状といいます。具体的には、煙草が吸いたくてイライラする。眠れない。集中できない。体がだるい。頭痛。睡眠障害。便秘などです。

依存症になった人の離脱症状の強さは、アルコール、ヘロイン、ニコチンの順で第3位です。なんとコカインよりも強いのです。

禁煙するためには離脱症状と闘わなくてはなりません。おすすめなのは、症状が出てきたときに記録していくことです。また、ニコチンガムをかむことで症状を緩和できることがあります。よくお医者さんと相談してください。適切な使用で、確実に禁煙へとつながります。

体から抜くには時間が必要

ニコチンを体から完全に除去し、禁煙するというのは簡単なことではありません。禁煙を目標に掲げて、なかなかうまくいかず、結局挫折する人も多いようです。しかし、禁煙を目標にする、それ自体に意味があります。

ニコチンは脳に直接作用する麻薬のような存在です。簡単に体から抜くことはできません。また、禁煙できても煙草を吸いたいという気持ちはしばらく続くようです。大切なのは、完全に禁煙にできるように努力を続けることです。

ニコチンを抜いてきれいな体に

禁煙をし、ニコチンを抜けば、体はきれいになります。病気のリスクも下がります。ニコチンを抜くには時間と自分の強い意志が必要です。

吸いたいという気持ちをコントロールするために、まず、自分の周りから煙草を遠ざけてください。灰皿を捨てたり、喫煙者との接触を避けることは大変重要だそうです。

また、離脱症状が出て、イライラし始めたら、ほかのことに打ち込みましょう。飲み物を飲んだり、運動をしたり、ゲームをしたりするのも一つの手でしょう。音楽を聴いて気持ちをリフレッシュするのもおすすめです。

ニコチンを体から抜き、ニコチンフリーになるには大変ですが、頑張れば成功できます。今は、禁煙外来でお医者さんと一緒に禁煙に取り組むこともでき、保険も適用される場合がありますから、一度行ってみてはいかがでしょうか。