声が出ない11個の原因と対処法!市販薬を使ったり病院に行った方が良いの?

声が出なくなるには様々な原因があると言われていますがその多くは喉に何らかの原因があることが多いです。この記事では声が出なくなる11個の原因と実際に喉の痛みや声の出しにくさがある時に実践できる9つの方法を紹介します。また、声の出しにくさがあったときに病院に行くほうが良いのか、市販薬を使用した方が良いのかなどについても合わせて紹介していきます。

声が出ない原因を把握できていますか?

声が出なくなる原因には様々なものがありますが大切なことは「あなたの声が出ない原因は何なのか」を把握することです。また、危険な兆候を見逃さないことも大切です。ただの喉の使いすぎや風邪だと思っていたら実は恐ろしい病気だったというケースも中にはあります。

この記事では声が出なくなる様々な原因や実際に声が出ない時に行える対処法などについて紹介していきます。

声が出ない時ってどんな状態?

声が出ない様々な原因を見て行く前にまずは声が出るメカニズムと声が出ないときの声帯の状態などについてみていきます

そもそも声はどうやって出てるの?

声が出るためには喉の奥にある声帯が非常に重要な役割を果たします。声帯は息を吐くことで振動しますが、これにより声が出ると言われています。男性は1秒で100回程度、女性では1秒で250回程度振動すると言われていますが、この振動数の違いが男性と女性の声の高さの違いになって現れると言われています。

振動数が異なる原因は男性と女性の声帯の長さが違うためと言われています。一般的に男性は女性よりも声帯が長いのですが、声帯が長いほど振動数は少なくなります。つまり、人により声帯の長さが異なるため声の高さも微妙に異なるというわけです。

声が出ないときの声帯は?

声が出なかったり枯れているときの声帯の状態は大きく分けると2つです。1つは炎症を起こし腫れ上がっている場合、もう一つはできものができている場合です。炎症を起こす原因としては風邪などがあります。炎症を起こし腫れ上がった声帯は声をだすときにぴったりと合わなくなり声が出にくくなると言われています。

一方でできものができている場合はポリープや声帯結節、がんなどがあります。また、炎症を起こしている時に更に喉を酷使すると声帯が内出血を起こしポリープにつながることがあります。喫煙やアルコールの飲み過ぎも声帯の変形を招いてしまい声の枯れを強めてしまうと言われています。

喫煙は声帯のがんである声門がんのリスクを高めるという指摘もされており、声を出す仕事をされている方にとっては喫煙や飲酒は大きな敵に可能性があるということを知っておくことは大切です。

声が出なくなっても自然治癒するの?

自然治癒するかどうかは声が出ない原因が何かによります。例えば風邪により喉に炎症を起こしている場合は風邪が治ることで自然に声も改善して2週間以上続くことはないと言われています。

しかし、喫煙の習慣が続いたりアルコールを飲み過ぎることで喉が慢性的に炎症を起こしてしまうと声帯が変形してしまい声の出にくさや枯れが改善することは無いと言われています。

また、中高年の男性で喫煙歴のある方が突然ガラガラ声になった際は喉頭がんの可能性があります。喉頭がんが原因の場合は自然治癒するのを待つのではなく一刻も早く専門医の診察を受け治療の方向性を相談することが大切です。

声がかすれやすい人

幼稚園、学校の先生

幼稚園や学校の先生は、声を張り上げることも多いですし、授業で説明したり、生徒と話をしたりと、1日中声を出していることは珍しくないでしょう。それだけのどを酷使している、ということなので声がかすれやすくなってしまうようです。

保育園の保育士

保育園の保育士の方も、声がかすれやすくお悩みの方が多いようです。子ども達と歌を歌ったり、絵本を読み聞かせたりと、毎日のようにのどを酷使する仕事ですし、声を張り上げることも多いでしょうから、どうしても声がかすれやすくなってしまうようです。

歌手

のどを酷使する職業といえば、必ず歌手があがるかと思います。のどを痛めて声が出なくなり、活動を休止する歌手の方も多いですよね。特に高音を出すことはのどに負担がかかるようですし、ライブなどで大きな声を出したりすることも、声がかすれる原因になるようです。

営業マン

営業マンはお客様に商品のアピールを行うなど、話すことが仕事と言えるので、毎日のどを酷使することになり、声がかすれる方が少なくないようです。社内でも電話応対などの仕事がありますし、それが毎日のように続けば、声がかすれてしまうこともあるでしょう。

掛け声をよくかける野球などの部活少年

野球などの部活で、掛け声をかけながら走っているところを見たことがある方は多いでしょう。野球に限らず運動部は、大声を張り上げる機会が多いですよね。それが続くとのどに負担をかけることになるので、声がかすれてしまう場合があるようです。

声が出ない12個の原因

ここまで声が出る時と出ない時の声帯の動きについて紹介してきましたが、ここからは具体的に声が出なくなる11個の原因について紹介していきます。

1.風邪

風邪をひくと声帯が炎症を起こし赤く腫れ上がることがあります。声帯が腫れ上がることで声をうまく出すことができなくなり声の出しにくさやかすれなどがみられることがあります。

また、風邪により咳が出ると咳の衝撃で声帯が激しくぶつかり合い、声帯の縁の部分が炎症を起こし声の出にくさにつながってしまうことがあります。

2.急性声帯炎

急性声帯炎は風邪などがきっかけで起こります。急性声帯炎は声を出す量を少なくして安静に過ごしつつ適切な治療を受ければ完治すると言われています。しかし、声を酷使する仕事をされている方は完治せずに慢性声帯炎に発展してしまうこともあります。

慢性声帯炎になってしまうと声帯の縁が分厚く変形してしまい澄んだ声ではなくダミ声での発声しかできなくなるといわれています。慢性声帯炎に発展することが多い職業としては歌手や教師、せり市で働いている方など仕事上大声を出す職業があげられます。

3.アルコールの飲み過ぎ

アルコールを飲み過ぎることも声が出なくなる原因につながることがあります。アルコールは身体にとっては刺激物のため、アルコールを飲み過ぎることは喉への負担を強め、喉の腫れを招いてしまいます。また、アルコールの飲み過ぎが続くと炎症を招くだけではなく慢性的な声帯の変化を招いてしまい声のかれや出にくさが治らない原因にもなってしまいます。

4.タバコの吸い過ぎ

タバコに含まれているタールもアルコール同様に刺激物であるため喉の粘膜を刺激して喉に炎症を起こす原因になることがあります。また、タバコも吸い続けることで喉の腫れだけではなく次第に声帯が分厚く変形してしまい、慢性的な声の出しにくさにつながってしまうケースもあります。

この他にもアルコールの飲み過ぎやタバコの吸い過ぎは喉のがんになるリスクを高めると言われています。特にタバコに関しては注意が必要です。喉頭がんにかかる方の内、97~98%は喫煙者と言われており、喫煙と喉頭がんの関係が指摘されています。

5.声の出しすぎ

声の出しすぎや大声で長時間叫んだり歌ったりした際に声が出なくなることもあります。特にカラオケのし過ぎで声が出なくなったという方が多いと言われています。喉を酷使しないようにカラオケをするには無理な声の出し方をしないこと、何曲も続けて歌わないこと、乾燥を予防するために水などで喉にこまめに水分を補給することが大切です。

また、アルコールが入った状態でのカラオケは特に喉を痛めるリスクが高いとされています。アルコールは刺激物であるため、喉の炎症を起こすことがありますがこの状態でカラオケを行うと声帯が内出血を起こしやく悪化してポリープや声帯結節を招くこともあるので注意が必要です。

6.ストレスによる心因性失声症

心因性失声症とは精神的なショックや強いストレスなどが原因である日突然声が出なくなる状態です。心因性失声症は風邪や急性声帯炎などと違い喉や声帯には異常がないにも関わらず声が出せない状況です。

失声症の多くは1週間~数ヶ月で自然に軽快するものがほとんどです。ただし、中には心療内科や精神科でストレスや精神的な苦痛を和らげるための心理療法や発声訓練、声帯の緊張を和らげる治療が必要になることもあります。

7.声帯ポリープ

声帯ポリープが原因で声が出にくくなることもあります。声帯ポリープは声を酷使したことなどにより喉に炎症が起こることがきっかけで生じます。炎症が起こっている喉を酷使すると内出血を起こし、血の塊ができます。

この状態で安静を保つと血の塊は吸収されますが酷使を続けることで上手く吸収されずポリープになってしまうことがあると言われています。声帯ポリープができると声門が上手く閉じなかったり、振動させることができず声のかれや変化がみられます。

声の質としては空気がもれるような声になったり、低音になったり、声が途中で止まってしまうケースが多いと言われています。

8.喉頭がん

喉頭とはのどぼとけのことで声を出すための声帯が位置する箇所です。また、空気を送る気道と食べ物を送る食道に分ける役割もあります。喉頭がんはこれらの役割を果たす喉頭にできるがんのことを指します。

喉頭がんには3種類のがんがあり、声門よりも上にできるがんを声門上がん、声門よりも下にできるがんを声門下がん、声門にできるがんを声門がんと呼びます。そして、この3つの内、最も多いのが声門がんで喉頭がんの60~65%を占めると言われています。

喉頭がんの中でも声門がんになると初期から声のかすれや声のかれ、出しにくさが見られることがほとんどです。1か月以上、声の異常が続いている際は一度受診をして声門がんの有無を検査してもらうのが良いと言われています。

9.加齢

加齢に伴い声の出しにくさや変化が起こることもあります。これは声帯が加齢に伴い萎縮してしまいしっかりと閉じなくなってしまうことが原因です。声帯がしっかりと閉じないため空気がもれてしまい長い声や大きな声が出しにくくなるとも言われています。また、声帯の筋肉がたるんでしまい低い声になってしまう方も多いと言われています。

他にも声帯の老化は全身に様々な影響を与えます。本来なら身体に力を入れた際に胸に酸素が入り膨らむことで身体が安定するのですが、声帯が老化すると空気が漏れだしてしまい胸がふくらまず身体が安定しないと言われています。

また、声帯に加えて喉の筋肉も老化して弱くなりやすく食べ物を飲み込む際に誤嚥が起こりやすくなると言われています。特に声帯がきっちり閉じないとその隙間から食べ物が入り込みやすく誤嚥性肺炎を招くリスクが高まると言われています。

10.甲状腺の炎症

甲状腺とはのどぼとけのやや下にある器官ですが甲状腺ホルモンを分泌するなどの役割があります。甲状腺が炎症を起こすと甲状腺の働きが弱まり様々な症状を招くと言われています。

甲状腺の働きの低下による代表的な症状の一つとしてむくみがありますが顔や舌、場合によっては喉がむくむこともあります。そして、喉がむくむと声を上手く出すことができなくなったり、低音に変わることがあると言われています。

11.咽頭炎

咽頭炎は風邪などにより起こる急性咽頭炎と急性咽頭炎が慢性化した慢性咽頭炎があります。急性咽頭炎を起こすと喉の痛みや発熱、頭痛、倦怠感、首のリンパ節の腫れなどが起こります。また、咽頭炎に加えて喉頭炎、鼻炎を合わせて起こすことも多いと言われています。

咽頭炎は直接声の異常を起こすことは無いと言われていますが喉頭炎を合わせて起こすことで声が枯れたり喉の違和感などが現れると言われています。

12.生理

生理はまるで関係がないように思えますが、実は声が出ない原因になることがあります。女性は生理前や生理中に、ホルモンバランスの変化によって、体全体がむくむ傾向にあることは知られていると思いますが、これは声帯のむくみも引き起こすため、声が出にくくなるのだそうです。

特に中音~高音域の声のバランスをとることが難しくなると言われています。そのため歌などのコンクールに出場したりする方は、その時期に生理がこないように遅らせるなどの対応をとることもあるそうです。

生理の時に体がむくむのは、ある程度は仕方のないことですが、むくみを改善することで影響を受けにくくすることはできます。改善策としては、むくみの原因となる塩分の摂りすぎに注意する、余分な水分などを排出するカリウムを摂る、日頃からエクササイズなど運動をする、などがあげられます。

声が出ないときの12個の対処法

ここまで声が出ない様々な原因について紹介してきました。ここからは実際に声が出ない時にどのような対処法が有効かについて紹介していきます。ただし、全ての声が出ない症状に対して効果があるわけではありません。

例えば、喉頭がんの場合は病院での専門的な治療が必要になるケースが多いですし、心因性失声症の場合はストレスなどが発散されることで自然に解消されることもあります。ここで紹介した対処法をただ行うだけではなくなぜ声が出ないのかを合わせて考えて取り組むようにしてみてください。

また、持病などの関係でここで紹介している対処法を行っても良いかを悩まれている方は一度かかりつけの医師に相談し、ここで紹介している方法を行うかどうかを判断するようにしてください。

1.出来るだけ声を出さない

声が出ないときはできるだけ声を出さないようにすることが大切です。特に声帯に炎症が起こる風邪や急性声帯炎、急性喉頭炎などが原因の場合は声帯を安静にして負担をかけないようにしましょう。炎症を起こしている際に声帯を酷使することは内出血を招き、ポリープや声帯結節を作る原因になることもあります。

炎症があり喉が腫れている場合はなるべく声を出さないように注意するようにしましょう。

2.ノド飴を舐める

ノド飴は喉の炎症を抑えてくれるため、風邪などで喉に炎症が起こり声が出ない際に有効になると言われています。ただし、子供に飴を舐めさせる際はなるべく動かずに舐めるようにさせましょう。飴を舐めたまま走り回るとノド飴を喉につまらせるリスクが有ります。

3.寝る時にマスクをする

寝るときにマスクをつけるのも喉の痛みを緩和させ声の出にくさを改善してくれると言われています。マスクをつけた状態で寝ることは喉を適度に保湿してくれます。そして、適度な湿度を保つことでウイルスなどの活動を弱めることができると言われています。

特に冬は部屋の湿度も低くなりやすいのでマスクを使い口の周りを保湿しておくことは非常に重要です。もし湿度が低いと喉周囲にある繊毛と呼ばれる箇所の働きが鈍くなると言われています。繊毛の働きが鈍くなるとウイルスによる感染が起きやすくなるため注意が必要です。

4.温かい紅茶を飲む

紅茶は風邪などで喉が痛い際に勧められることがあります。紅茶に含まれているカテキンには殺菌作用がありウイルスなどを撃退してくれる効果があると言われています。また、カテキンには殺菌作用のみではなくがん細胞の増殖を抑える力もあると言われており近年注目が高まってきています。

紅茶を飲むだけでももちろん喉に良い効果はあると言われていますが紅茶に生姜やレモンを加える事で更に効果を発揮すると言われています。例えば、生姜は身体を温める作用がありウイルスを身体から排出する手助けをしてくれると言われているため、昔から風邪のときは生姜を愛用される方もいらっしゃいました。

5.喉を外から温める

喉にマフラーやストール、スカーフなどを巻き温めることも声を改善させる上で大切と言われています。喉を温めることは適度な温度を保ってくれ細菌やウイルスが増殖するのを防ぎ炎症を緩和してくれると言われています。

実際にプロの歌手やボイストレーニングのコーチなども喉を守るために温めることを推奨される方もいらっしゃいます。喉を冷やしやすい方は寒い時期は首に何か一枚巻く習慣をつけておきましょう。

6.手洗いうがい

喉を痛めて声が出なくなる原因の一つに風邪があります。風邪を予防するために手洗いやうがいはしっかりと習慣づけて行うことが大切と言われています。実際に家に帰ってうがいをする人はうがいをしない人に比べて風邪をひく確率が40%も低くなるというデータもあるため風邪が流行るシーズンは特に手洗いうがいを徹底するようにしましょう。

また、うがいも水で行うよりお茶や紅茶で行った方が効果的という意見もあります。特にお茶の中でも緑茶は茶カテキンが豊富なので風邪を予防する効果が高くうがいをしない人に比べて68%も風邪にかかる可能性が低くなったというデータもあるそうです。

ただし、イソジンを使ってうがいをすることは余りよくないと言われています。理由はイソジンの殺菌成分が喉の常在菌を殺してしまい逆に風邪を招いてしまうということが最近分かってきたそうです。うがいを行うにしてもあくまでも正しい方法でしっかりと行うことが大切です。

7.加湿する

声が出ない原因になる風邪を予防するには加湿をすることが大切です。加湿をすることで原因になるウイルスの活動が鈍りウイルスの力が弱くなると言われています。反対に乾燥した状態になるとウイルスが活発に活動を開始して風邪などに感染するリスクが高まります。

また、部屋の乾燥は喉や鼻の粘膜を乾燥させることにも繋がってしまいます。風邪などの感染は粘膜から起こりますが感染を予防するために粘膜にもある程度の湿度がある状態を保つようにしましょう。

8.ツボを押す

声の出にくさに効果のあるツボや声が出ない原因になっている喉の腫れを抑えるツボを刺激することで症状が改善することもあります。ここでは声が出ない時にオススメの3つのツボについて紹介していきます。
■水突

水突は顔全体のむくみや声が出ないという症状に対して効果を発揮すると言われています。水突の位置は喉仏のやや斜め下で首を横に向けた際に浮き出る胸鎖乳突筋と呼ばれる筋肉の斜め上にあると言われています。この辺りを優しく丁寧に刺激していきましょう。

■天突

天突は喉の腫れに主に効果を発揮すると言われていますが声がれや咳や痰、喘息にも効果があると言われています。天突も喉にあるツボなので優しく刺激するように意識しましょう。


天突(てんとつ)というツボ
■気舎

気舎も喉の痛みや気管支炎、咳などに効果があると言われています。これらが原因で声が出ないという方は気舎のツボを優しく刺激していきましょう。


のどの痛み・腫れ 解消のツボ 気舎

9.喉に優しい食事をとる

声が痛い原因の一つに喉の炎症があります。喉の炎症を抑える食事を取ることで声の出にくさを改善させることもできると言われています。ここでは喉の痛みに効果のある4つの食材について紹介していきます。

■レモン

レモンにはビタミンCが豊富に含まれていますがビタミンCには喉の炎症を抑える効果があると言われています。また、レモンには風邪の原因となるウイルスや細菌の殺菌効果もあると言われています。紅茶に少しレモンを入れたり、ハチミツと混ぜてハチミツレモンにすることも有効です。

■大根

大根は風邪のときに勧められることが多い食材です。大根は消化吸収を助ける酵素がたっぷり含まれており胃腸の負担を減らす役割があると言われています。また、喉の炎症を抑えるビタミンCも豊富に含まれているため、風邪で喉が炎症を起こし声が出ない場合は積極的に大根を食べるようにしてみましょう。

■はちみつ

はちみつは非常に栄養が豊富に含まれており高い殺菌作用と炎症を抑える効果があります。また、他の喉の痛みを抑える食材とも相性がよく大根と混ぜてハチミツ大根を作ったりすることもできます。

■生姜

生姜には様々な身体に良い効果があります。身体を温め、ウイルスを排出する手助けをしてくれたり、炎症を抑える他に痛みを鎮めてくれる効果もあると言われています。

もちろん喉の痛みを抑える効果もあると言われているので喉が炎症を起こし痛くて声が出ないという方は一度生姜を試してみても良いでしょう。

10.沈黙療法

声が出ないときの対処法のひとつに、沈黙療法があげられます。これは酷使したのどを休ませるために、声を出さないように過ごすことを指します。声帯ポリープや声帯結節では、まずこの沈黙療法を試して、治らなければ手術が必要になるようです。

沈黙療法では、出来る限り声を出さないようにすることが大切です。ですから意思表示は首を縦に振るか、横に振るかで行うか、筆談などで言いたいことを伝えるようにします。期間は症状によって異なるものの、一般的には1~2週間程度とされています。

11.禁煙

タバコは含まれているタールがのどの粘膜を刺激して炎症を起こすため、声が出なくなる大きな原因となります。また声が出ない時にタバコを吸ってしまうと当然症状が悪化する恐れがありますし、更にタバコを吸い続けると、次第に声帯が変形して分厚くなることで、慢性的に声が出にくくなる可能性があります。

そういったことを改善するためには、禁煙しましょう。今は禁煙グッズも豊富な種類がありますし、禁煙外来に行くという方法もあります。喫煙する方で声が出ないことにお悩みの方は、1度検討してみてはいかがでしょうか?

12.禁酒

お酒の飲み過ぎは、のどの炎症を引き起こすことで声が出なくなる原因になりますし、飲み過ぎが続くとタバコと同様に慢性的に声が出にくくなる恐れがあります。お酒は最初は少なくても、だんだんと飲む量が増えていく傾向がありますし、飲み会やストレスなど、なにかきっかけがあると大量に飲んでしまうという方も多いでしょう。

こういったことを避けるには、タバコと同様にお酒を断つ、禁酒が勧められています。禁酒は周りの人に「禁酒宣言」をすると、飲み会にも誘われなくなるなど、成功しやすいようです。

正しい発声法をマスターする

あくびため息法

声が出なくなることを防ぐには、のどを酷使しないことが重要ですが、職業によってはそうもいかないですよね。そこでのどにできるだけ負担をかけないために、正しい発声法をマスターすることが勧められています。

こちらでまずご紹介するのは、あくびため息法です。これはあくびやため息の時に発声することで、のどに余計な力を入れずに声を出す方法を学ぶことができます。

方法としてはまず、肩の力を抜いて楽な姿勢をとります。舌を前に突き出すように出して、短く3~4回にわけて息を吸いこみ、その後自然に息を吐きだす時に、声を出します。息を吸うことよりも吐くことを意識して行いましょう。この一連の動作を毎日行うようにすると、のどに負担の少ない声の出し方が身につく筈です。


声の出にくい人の発声法 1.あくび溜息法

プッシング法

プッシング法は、なにかを押しながらのどに少し力を入れて発声することで、のどの筋肉を鍛えることができます。

方法は立って行う場合、壁の前に立ち、両手で壁を押しながら「あーっ」と大きくはっきりした声で発声します。椅子に座った状態で行うなら、両手を椅子の縁にかけて押しながら、同じように「あーっ」と大きな声を出しましょう。両手を胸の前で合わせて、左右から押しながら力を入れて発声する、という方法もあります。

「あーっ」と声を出す以外にも、「あ、い、う、え、お」のように、50音を発声するというのもいいですね。ただ最初から無理をして大声を出してしまうと、のどを痛める可能性があるので、様子を見ながら無理のない範囲で行うようにしましょう。

声が出ないときの市販薬って?

声が出ない時の治療法の一つに薬があります。しかし、薬は本当に効くのでしょうか?また、どのような効果が期待できるのでしょうか?この項目では声が出ない症状に対して薬が本当に効果があるのかについて紹介していきます。

声がでないときに薬は効くの?

声が出ないときに薬が効くかどうかですが、効くケースと効かないケースが有ります。例えば、風邪や急性喉頭炎などで声帯が炎症を起こして腫れている場合は薬を使うことで治ることがあります。

しかし、大きな声を出すような仕事をされている方の場合は炎症だけではなくポリープや声帯結節に発展してしまっているケースもあります。この場合は薬による治療だけでは改善がみられず手術が必要になるケースもあります。

また、薬を使っても効果がないからと同じ薬を使いづけるのも危険です。特に喫煙者の男性の場合は喉頭がんを起こすリスクが高く、喉頭がんから声のかれや出にくさを招いている可能性があります。薬を使っても症状に変化がない際や1か月以上症状が続いている場合は必ず病院で診察を受けてみるようにしましょう。

何の薬が有効なの?

次に実際に声が出ない時に有効と言われている市販薬について紹介していきます。ただし、先程も述べましたが市販薬が効果を発揮するのはあくまでも喉が炎症を起こして声が出ないケースです。市販薬を使用しても症状に変化が無い際や症状が長期間続いている場合、喉の違和感が強い際は早めに病院で検査を受けて原因を調べてもらうようにしましょう。

■ペラックT錠

ペラックT錠は喉の痛みや腫れ、口内炎に効果があると言われているお薬です。トラネキサム酸という喉の炎症を抑える成分が含まれています。また、副作用で眠気も無いので仕事中や運転されている方でも服用しやすいお薬です。

■パープルショット

喉の炎症や声のかれに対して効果があると言われているスプレータイプのお薬です。アズレンスルホン酸ナトリウムという成分が炎症を鎮めてくれる効果があると言われています。

■浅田飴AZうがい薬

こちらもパープルショット同様にアズレンスルホン酸ナトリウムという成分が含まれています。10~13滴をぬるま湯に入れてうがいをすることでアズレンスルホン酸ナトリウムが喉に効果をもたらします。喉の腫れや痛みが強い際は浅田飴AZうがい薬を試してみるのもありでしょう。

■ルルアタックEX

ルルアタックEXは風邪により起こる様々な症状に効果をもたらしてくれます。もちろん喉の痛みにも効果があるので風邪をこじらせて声が出ないという方はルルアタックEXを服用してみるのもありでしょう。ペラックTにも含まれているトラキネム酸やイブプロフェンなどが炎症を抑える効果を発揮してくれると言われています。

病院にいくときはどんなとき?

最後に声が出なくて病院に行くときの注意点や実際に病院で行ってもらえる治療法について紹介していきます。声が出なくて病院に行こうか迷っている方は是非この項目を参考にしてみてください。

何科に行くの?

声が出ない症状がある場合は基本的には喉に問題があることが多いので耳鼻咽喉科を受診される方が多いです。また、喉の痛みに合わせて熱や鼻水が出る場合は風邪により喉の痛みや声の出しにくさが起こっている場合があるので内科を受診しても良いでしょう。

ただし、大声の出しすぎや歌いすぎ、風邪により喉の痛みが起こっている際は放っておいても自然治癒するので問題ないと言われています。一方で、声枯れが1か月以上続く際や特に思い当たる理由が無いのに声がかれてしまったという方は病院に行ったほうが良いと言われています。

声のかれや出にくさが続いている場合はポリープなどの病気に発展している可能性があるので病院で検査を受けて適切な処置を受けるようにしましょう。

どんな治療をするの?

病院では薬を処方される他にも様々な治療を受けることができます。例えば、ポリープや声帯結節の場合は手術療法の適用になり切除が行われることがあります。ポリープを切除する際には喉頭顕微鏡下手術という方式が用いられますが、これは全身麻酔の下で行われます。

また、手術療法には他にも様々な種類もあり、声帯が上手く閉じない方や声帯に麻痺がある方には甲状軟骨形成術といい、声帯の前にある甲状軟骨を手術することで声の出しにくさを改善させるというものもあります。

手術療法と合わせて近年、もう一つ注目されている治療法が音声治療です。音声治療とは発声の方法を練習するものですが、そもそもポリープや声帯結節ができる方は発声の仕方が悪く手術をしても再発するリスクが高いと言われていました。

本来、発声する際には声帯だけではなく肺や気管支などの呼吸器が共同して動く必要があると言われていましたがこの共同した動きがスムーズになることで声帯への負担が軽減してポリープなどの再発を予防する効果が高まるのではと期待されています。

病院でもらえる薬って?

病院では声が出ない原因に合わせた薬が処方されます。例えば、風邪であれば辛い喉や鼻の症状を抑えるような薬が処方され、症状の軽快とともに声の出しにくさも改善されるということがあります。

ただし、最近病院では薬に対する考え方も変わってきています。以前は風邪をひいた際は抗生物質が処方されていましたが近年では抗生物質はかえって身体の状態を乱し別の症状を招く可能性もあるため処方しないという考え方が一般的です。

辛い症状を薬で抑えることが大切になることもありますが、まずは酷使した身体と喉を休めるためにも薬に頼るだけではなくゆっくりと休養をすることが大切です。

また、状況によっては薬での治療ではなく別の治療が必要になることもあります。例えば、喉頭がんなどの場合は抗がん剤のみではなく手術による喉頭の摘出や放射線治療などが必要になるケースもあります。声が出ない原因に合わせて適切な治療を受けることが症状を改善させる上では大切です。

まとめ

以上が声が出なくなる原因と対策についてです。声が出なくなる原因には様々なものがあると言われていますが大切なことは原因に合わせた対策をしっかりと行うことです。特に声の出しにくさや声のかれが長く続く場合、喉に普段と違う違和感がある場合はできるだけ病院で診察を受けるようにしましょう。

声の出しにくさの裏には実は喉頭がんなどの恐ろしい病気が潜んでいたというケースもあります。また、タバコや飲酒など喉に影響を与える習慣を見直すことも大切です。特に職業柄大きな声を出す方は日頃から喉をいたわる習慣をつけるようにしていきましょう。

声のかれ | 大人の病気・症状 – 町医者の家庭の医学

声の出る仕組み

声が出にくくなる、出なくなる疾患

喉頭癌

タイトル

急性声帯炎 慢性声帯炎

声が枯れる原因とは? 病気が隠れている場合もある? | 川村耳鼻咽喉科クリニック『耳寄り通信』

1-3.酒やけ、タバコやけと言われる症状の正体は?

喉頭がん – 横須賀共済病院横須賀共済病院

概説