1人が好き!それって悪いこと?友達がいなくてかわいそう?特徴や心理とメリット

1人で過ごすのは好きですか?それとも、ちょっと変わった人と見られてしまわないか、不安で恥ずかしいですか?誰にも気兼ねせず、自分のやりたいように1人を楽しむ。今回はそんな1人が好きな人の特徴と心理、さらにそれによって得られる新しい考え方をご紹介します。これを読んで今日から自由気ままなおひとりさま体験試してみませんか?

1人が好きなのってイイの?ダメなの?

和を以て貴しとなす?

子どもの頃、たいていの人は「みんな仲良く」遊びましょうね、と言われて育つものだと思います。日本の最初の憲法でも謳われたように、「和をもって貴しとなす」和が大事、和を乱す人は排除すべきで、出る杭は打たれる。協調性を重んじる日本人にとって、馴染のある言葉だと思います。

それでは、その反対である「1人が好きな人」「個人主義」は、ダメなことで変わっている人たちなのでしょうか?それとも、ちょっと恥ずかしい?あるいは、友だちのいない、かわいそうで寂しい人だって思われるのでしょうか?

ひきこもりと1人が好き、これって違うよね?

1人で家にひきこもるのが好き、という言葉をよく聞くので混同されがちですが、この言葉にはふたつの意味合いがあると思われます。その違いは、

  1. ひとりよがりではなく、自立しているか。
  2. 他者に迷惑をかけていないか。
  3. 逃げではなく前進であるか。
  4. この三点が挙げられると思います。

いくら1人が好きだからと言って、自分の暮らしを自分で支えることなしに、他者に依存することによって成り立つひきこもりでは、本末転倒だと思います。きちんと自分のことは自分でして、自立した上でのひきこもりであって欲しいと思います。ここでは、この上記三点の条件を満たしつつ1人が好きな人について考えてみたいと思います。

おひとりさま大歓迎

2005年「おひとりさま」という言葉が新語・流行語大賞にノミネートされ、ブームとなりました。その後2009年には同タイトルのドラマがテレビで放送されたり、この頃から「1人が好きなおひとりさま」は、珍しいことでもなく、流行したということは、価値観が受け入れられ認知されてきたのだと思います。

以前は、温泉宿に女性の一人旅のお客さんは泊めてもらえない風潮がありました。なぜなら、失恋による自殺願望者ではないかと警戒されたからだそうです。今ではそういう風に考える人はほとんどいないのではないのでしょうか?

1人が好きな人の特徴って?

内向的でおとなしい?

何か困ったことや解決すべき問題があった時に、人と話をして問題を解決するタイプの人と、自分の内面を見つめ、そこから答えを見つけ出すタイプの人とに分かれると思います。どちらが良いとか悪いとか優劣をつける問題ではなく、完全に個人の性格によるものだと思われます。それは生まれ持った性格と、成長過程において経験してきたことの蓄積が関係しているのかもしれません。

1人が好きな人は、後者の方で、自分と深く向き合うが故1人を好むのだと思われます。そうすることで、自然と、物静かな人である印象を与えるかもしれません。特に、自分の世界を作り出すアーティストやトップアスリートにとっては必要なことで、そうすることで更なる飛躍が期待できるのだと思います。

自分なりの行動パターンやスケジュール、習慣やスタイルを守りたい

1人が好きな人は、自分のことを良く知っています。それは、他人の目よりも、今自分が本当にしたいことや好きなことを優先して、自分の行動パターンをよく理解し、生活習慣やスタイルを築いてきたからです。そしてもちろん、自分のしたことには自分で責任がとれ、自由と責任を全うしています。

昔に比べて今は、インターネットが普及したおかげで、様々な選択肢が増えました。働き方、買い物の仕方、人との出会いやコミュニケーションの取り方など、可能性は無限です。その状況を上手く使うことによって、1人が好きな人は更に、自由な行動を後押しされているのかもしれません。

自分のことは自分で把握したい

1人が好きな人は他人への依存心が極めて低く、自分のことは大抵何でも自分でできます。また生活能力が高く、家事全般が得意な人も多いと思います。何でも自分ですることを好みます。

そこに至るまでには、過去に人と関わり、他人に揉まれた経験がないと自分を把握することは難しいと思われます。外とは関わらず、客観的に自分を見つめていなければ、それはただのわがままなひとりよがりになってしまいます。それでは例え1人が好きと言ってみせても、他人に迷惑さえかけてしまっているかもしれません。

客観的に自分を見つめた結果、自分の世界が出来上がり、自分の物差しで暮らすことや自由が手に入るのではないでしょうか?そしていつの間にか、気が付くと1人でいることが多くなっているのかもしれませんね。

1人が好きな人の心理ってどんなの?

寂しがり屋だけど、1人が好きなの!

1人が好きな人だって、寂しさや孤独を感じることはもちろんあると思います。冷血人間だから1人が好きな訳ではありません。ただそれは、他者と自分を比べて感じる寂しさではなく、自分の内面を深く見つめたことにより感じる寂しさであるように思います。

青年心理学の分野で孤独について研究をしている落合良行氏によると、孤独感には4つのタイプがあるそうです。

  1. 周りに人がいた後「物理的に1人」になった時に寂しくなる。なんとなく寂しく感じる。
  2. 周りに人がいても、心が通じ合わないので寂しい。でもこの世のどこかには、真に分かり合える人がいるはず。
  3. 人は結局1人。根本的に分かり合えることはないだろう。そうした思いがあるので寂しい。
  4. 人は皆1人だ。寂しいが全く分かり合えないわけではない。理解しあう努力をしたいと思っている。

昔のような村社会で、隣近所の人は皆知り合いという状況に暮らしていたのでは、このような寂しさの心理はあまり働かなかったのではないでしょか?近年、特に都市部での晩婚化がすすみ、生涯独身を選ぶ人が増えたことの理由にも、これらの様々な寂しさの心理が関係しているのかもしれませんね。

1人で過ごす時間がないとストレスになる

1人でいるのが好きだと言うと、あの人は人見知りがちで、他人とコミュニケーションが取れず、まるで社会不適合者で、欠陥人間であるかのように捉える人も中にはいるかもしれません。地域性・社会性の協調を重んじる、学校の教師やご近所の世話好きなおばさんから見るとそうかもしれません。しかしながら、「1人が好き」なのと、「人間と関わるのが嫌い」なのとは全く別の問題であると思います。

自立して1人が好きな人は他の人に比べて、1人でいる時間がより多く必要なだけであり、そうすることによって自分自身がリラックスでき、新しい活力を得られるのだと思います。一見、他人と関わり楽しいことをする方が、充実していると捉えられることも多いようですが、それは先ほども述べたように、性格の違いからくる振る舞い・習慣の違いであり、どちらがより良いかという問題では全くありません。そのため、1人が好きな人にとって、それが叶わないことは、とてもストレスを感じることになるのだと思います。

他者と関係を築くのが煩わしい

他者と共に過ごすことは、自分のパーソナルスペースへ侵入することを許すことになります。時には自分のペースを乱されたり、相手が邪魔に思えてしまったり、色々と我慢しなくてはならないこともあると思います。そして時にはぶつかり合い、喧嘩をしたり、いやな思いをすることもあると思います。

それに付け加え、近年では、インターネット環境さえ整っていれば買い物も仕事も自宅に居ながら完結します。あえて、時間も手間もかかる人との関わり合いをするよりも、自分の好きなように楽にできます。1人が好きな人にとっては、願ったり叶ったりです。

そんな中で、それでも自分が今1人で好きなように過ごせているのは、誰か知らない人のお蔭であるということも心の片隅に留めておくことは有益なことだと思われます。なぜなら、例えばあなたが注文したその商品も、誰かが製造に関わり、製品管理から郵送など様々な人の手を経てあなたの手元に届くのですから…。

便利さ故に1人が好き

便利すぎて不便なの!

便利な世の中になったもので、ひと昔前は、手紙や電話など、時間もお金もかかるコミュニケーションツールしかなかったですが、今は例え1人で家にいても、遠くにいる人の様子がすぐにわかったり、簡単便利にコミュニケーションをとることができるようになりました。また、お店に行かなくても必要なものが手に入るのが当たり前の生活。しかも選択肢は膨大。世界中から選ぶこともできます。

その反面、あまりにも便利で選択肢が沢山ありすぎて、疲れてしまう人も中にはいるかもしれません。ありすぎても選択に悩み、頭がパンクするものです。その点、1人が好きな人は、自分の好みがよくわかっていて、「つきあい」や「人の目を気にする」ことを選択の基準にしないので、自分にとって最適な状況で自分らしくいられるのだと思います。

「足るを知る」って知ってる?

1人が好きな人は、自分のことを良く知っていると思います。自分の好き嫌いは自分自身の価値基準によるもので、社会や他人の目を意識してのことではありません。いつも自分の好きなものに囲まれて、自分の好きな選択をしている人はそれだけで満たされて幸せなものです。

近頃ではすっかりお馴染の「断捨離」や「シンプルライフ」「ミニマリスト」と言った考え方も、これらのことに相通じるものがあると思います。このような考え方は昔からあり、「知足(ちそく)」という中国の老子が唱えた言葉でも端的に表されています。その意味は、現状を満ち足りたものと理解し、不満を持たないこと。

もっともっとと欲に駆られてしまうことは、実は苦しみの第一歩かもしれません。なぜなら人間の欲に終わりはないからです。あえて何もない「無」のスペースや状態・状況を楽しめることも、1人が好きな人にとっては得意なことかもしれません。

今の自分で大丈夫、だから1人が好き

自分自身を大事にできている人は、人付き合いで何か我慢したり妥協したり、無理して人に合わせている人よりも日々の生活に不満は少ないと思います。1人でもできる仕事を選んだり、1人で食事に行ったり、1人で旅に出たり、「1人カラオケ」なんて言葉も最近ではよく聞かれるようになりました。縛られるものが少なければ少ないほど、人は自由で柔軟になれるものだと思います。

今、自分自身が置かれている状況に不満がなければ、自然と周りの人にも優しくできるのではないでしょうか?人は人、自分は自分。突き放すのではなく受け入れること。自分自身を大事にできる人は、きっと周りの人のことも大事にしている人だと思います。

まとめ

「1人でいる」と言う選択肢が、社会や周りの他人から受け入れられることは好ましいことだと思います。もちろん、何でも1人でできる!とわがまま傲慢モンスターになるのは違いますが、1人でいることによって、誰に迷惑をかけているわけでもないのもまた事実です。

1人を楽しむことができると、自分自身の成長にも大きく繋がることがあると思います。みなさんもぜひ、次のお休みの日には1人でいる自分を満喫してみてはいかがでしょうか?今までしたことのない、新しいことを1人でしてみてはいかがでしょうか?きっと自分自身も知らなかった、新しい自分に出会える第一歩になるかもしれませんよ。