内向的な性格は魅力的だった!あなたを変えるのではなく受け入れるコツを知ろう!

あなたは自分のことを「内向的」だと思っていますか? そんな自分を変えたいと考えているでしょうか。それは、どうしてですか? どういうわけか「内向的」というと、世間ではマイナスイメージでとらえられがちです。でも、そういった世間の評価にとらわれる必要はありません。自分を受け入れて、満ち足りた人生にしていきましょう!

内向的ってどういうこと?

「内向的」の一般的なイメージ

まず、「内向的」といったときに世間一般でイメージされがちな言葉を拾い上げてみましょう。

内気、恥ずかしがり、人見知り、引っ込み思案、コミュニケーションが苦手あるいは嫌い、大勢より少数あるいはひとりでいることが好き、消極的、インドア派……。

並んだ言葉からは、うまく人の輪に入れずひとりでいることが多い、なかなか思ったことが伝えられない、そんな人物像が浮かび上がってくるようです。もしかしたらあなたも、そんな自分を変えたいと思って、ここにたどり着いたのかもしれませんね。

外向的はその逆、おしゃべり好きで大勢の人と賑やかに楽しく過ごしているし、コミュニケーションにも積極的という感じでしょうか。内向的な人から見たら、そんな外向的な人が、とてもうらやましくまぶしく感じられるかもしれません。

「内向的」の別の意味合い

ところで実は「内向的であるか外向的であるかは性格とは関係ない」とする説があることをご存知でしょうか。疲れを感じたときに「どのようにしてエネルギー充電をするか」というタイプの違いだというのです。

次の2つのうち、あなたが「疲れたな」と感じたときのエネルギー充電方法は、どちらですか?

1 人と交流すると疲れるので、ひとり(あるいはとても親しい2~3人)だけになれる時間と場所で
  エネルギー充電したい。そういう状況でないと、エネルギー充電ができない。
2 ひとりきりの状況に置かれるととても不安な気持ちになるので、たくさんの人の中で
  エネルギー充電したい。そういう状況でないと、エネルギー充電ができない。

この説では、1が内向的、2が外向的ととらえます。内向的と外向的の違いはたったこれだけで、性格的なこととは何も関係がないとされています。

内向的・外向的には、いいも悪いもない

この考え方でいくと「たくさんの人と話すことは大好きだけれど、エネルギー充電をするときはひとりになりたい」という人は、「内向的」ということになります。逆に「ふだんはひとりでコツコツ趣味に打ち込むのが好きだけれど、元気がないときはたくさんの人と一緒にいるとパワーチャージできる」という人は外向的ということです。中には、時と場合によって内向的なタイプになることもあれば、外向的なタイプになることもあるという人もいるかもしれません。それもありなのです。

私たちは、人それぞれに固有の性格や特徴を持っています。それをたった2つのパターンに分けてしまおうとすることのほうが、乱暴といえば乱暴なのかもしれません。

内向的な自分と向き合う前に

さて「内向的」には別の意味合いがあることをお話しましたが、この記事にたどり着いたかたが知りたいのは、そういうことではないと思います。内気で恥ずかしがり屋の自分をどうにかしたい、引っ込み思案で損をしてしまう性格を変えたい――そんな気持ちでいらっしゃったのではないでしょうか。

ですからここからは「内向的」を世間一般的な意味合いでとらえ、そんな自分とどう向き合えばよいのか、一緒に考えていくことにしましょう。

社会の風潮が内向的な人を苦しめている

どういうわけか今の社会は、活発に人と交流して自己主張できる、いわゆる外向的といわれる人のほうが認められる傾向にあるようです。外向的な人はパフォーマンスも派手で、自己PRをする術にも長けていますから、どうしても人目をひくのですね。内向的な人は、一緒の場にいるだけで、なぜだか萎縮した気持ちになってしまうこともあるでしょう。

中には、本当は外向的ではないのに、必死に外向的な自分をアピールしようとして頑張っている人もいるかもしれません。本来の自分ではない姿を見せようとすることも、外向的な人のほうが評価されがちな社会であることの弊害といえるのかもしれませんね。

有名人にも内向的な人はたくさんいる

世の中の自分以外の人すべてが外向的なわけではありません。ですが、どういうわけか私たちは、周りと比べて「こんなのは、自分だけだ」と思う傾向にあるようです。例えば忘れ物なんてだれでもするのに、自分が忘れ物をすると「なんで私はいつもこうなの!?」と、まるで世の中で自分だけが忘れ物をする人間のように思ってしまうというように。

華やかな世界に身を置く俳優やミュージシャンにも、内向的な人はたくさんいます。舞台では派手な自己表現をしているのにプライベートでは別人のように物静かになる人もいますし、人前でうまく話せない自分を克服したくて俳優の道へ進んだという人もいます。かのオードリー・ヘプバーンや、俳優ではありませんがビル・ゲイツも内向的だったといいます。

外向的な人、中間に位置する人、内向的な人がいて世の中は成り立っています。そこに境界線などはありませんし、そもそも、人はそれ以外の性格もたくさん持ち合わせています。そして、人それぞれによい所があります。

内向的な自分を無理して変えようとしても苦しくつらいだけです。そうではなく、自分が変えたいと思う部分を自分の「持ち味」として見ていきませんか? 「どうやって?」ということは、とりあえず横に置いておいてくださいね。
「内向的な自分でいいんだ、これが私の持ち味なんだ」ということを素直に受け入れるところがスタート地点です。

内向的な性格の強み!

判断力と観察力がある

内向的な人は周囲に巻き込まれない立ち位置にいます。そしてその性格ゆえに、冷静に状況を見て判断する力、鋭い観察力を持ち合わせているといえます。さらに、自分が自分がとしゃしゃり出ずに、相手の話をよく聞く姿勢があります。

これらはどれもリーダーに求められる資質です。組織のリーダーになるなら「外向的な人が向いている」と、だれもが考えるかもしれませんが、そうとばかりも言えないのです。

ぐいぐいとチームをリードするなら外向的な人のほうが向いているかもしれません。ですが、バランスを保ちながらしっかりとチームを取りまとめていけるのは、内向的なタイプのリーダーです。聞いたところによると、アメリカの企業では、4割の役員が内向的な性格の持ち主だそうです。

あなたの資質を見抜いた人から「ぜひリーダーに」と、請われることもあるかもしれません。そのときには思い切って引き受けてみませんか? あえて自分を変えようとしなくても、自分の資質を生かしながら、世界は大きく変わっていくことでしょう。

想像力・創造力が豊かである

ひとりでいるとき、内向的な人は、自分の空想の世界を旅して楽しみます。空想はどんどんふくらみ、ひらめきや発見につながることもよくあります。そのひらめきや発見をもとに、新たなものを創り上げる能力が、内向的な人にはあるのです。
もしも世の中に内向的な人がいなかったら、はるか昔から語り継がれてきた文学の名作、演奏され続けてきた名曲の半分以上は存在しなかだろうとすら言われているほどです。

あなたは、空想が好きですか? 美術、手芸、料理、作曲など、何かを創り出すことに喜びを感じませんか? 自分の趣味の範囲でかまいませんから、ぜひ形に表してみてください。そして、機会があったら作品を発表してみましょう。
心も豊かになりますし、あなたの作品を好きになってくれる人も必ずいます。きっと「内向的な自分でよかった!」と思えますよ。

集中力がある

内向的な人は、趣味や嗜好の面でもオリジナリティのある世界を持っています。その世界に没頭するときの集中力は、人を寄せつけないほどです。伝記に残されているような科学者たちが内向的だったかどうかはわかりませんが、調査や研究に集中することで、世界的な業績を残しました。

あなたの中にも、同じ力がひそんでいるのです。大きなことを成し遂げてやろうなどと考えると、行き詰まってしまいますし、苦しくなってしまいます。自分の好きなことに集中して、オリジナリティを磨いてみましょう。そんな活動の中から、自分を生かせる道が開けていくものです。

内向的な自分との向き合い方

「内向的」という言葉でくくられる性格は、人見知り、恥ずかしがりなど、もう少し細かく分けることができます。ここでは、そんな観点で自分との向き合い方を見ていきましょう。

人見知り・引っ込み思案なあなたへ

話しかけたい人がいるのに、声をかけようとすると緊張して声をかけられずに時間ばかりが過ぎていき、「なんで私ってこうなの? こんなが自分いやっ」と思うあなた。実は、とても社交的に見える人ですら、自分のことを「人見知りで引っ込み思案」と思っていると聞いたら、どんな感想を持ちますか?

人見知り・引っ込み思案で悩んでいるのは、あなただけではありません。はた目には、すぐにだれとでも仲良しになれてうらやましいなと思えるあの人も、意外に同じことで悩んでいたりするのです。

うまく声をかけられない自分、緊張してしまう自分に、まずは「これが私だから、これでいい」と言い聞かせてあげましょう。緊張しないようにするのではなく、「緊張しているけど、オッケー」でいいのです。

また、外向的な人を目にしたら「実はあの人も、私と同じなんだ」と思って、その人を見てみましょう。本当にそうかどうかは、関係ありません。そういう目で相手を見るという行為がポイントです。不思議なもので、そう思うだけで親近感がわいてくるんです。そして「悩んでいるのは自分だけじゃない」と思えたときに、声をかけるという勇気も出てきてくれます。

何を話しかけていいかわからないという場合は、相手の服や持ち物を話題にしてほめてあげましょう。ほめられて悪い気のする人はいません。たとえ話題がそこで途切れてしまっても、声をかけられたことで「よし!」とします。そんな小さな「よし!」を積み重ねていきましょう。

恥ずかしがりのあなたへ

恥ずかしがりの人は、周りの評価が気になってしまうタイプかもしれませんね。「笑われたらどうしよう」「ヘンに思われたらどうしよう」「失敗したらどうしよう」などなど、無意識のうちにたくさんの不安や恐れが自分の中に渦巻き、「恥をかきたくない」という心理が働きます。

あるいは、自分のことを過小評価しているのかもしれません。「私なんてそんなにたいした人間じゃないんだから、みんな注目しないで」と思っているからこそ、人の視線を感じると恥ずかしさを感じてしまうのです。

恥ずかしがりの人は、気の持ち方を練習をしてみましょう。すぐに成果を出そうと焦らないでくださいね。うまくできなくても続けてみることが大切です。

「みんな失敗しているから大丈夫」「だれも私のことなんて見ていないから大丈夫」、あるいは「大丈夫」だけでもOKです。自分の心の中で唱えてみてください。
脳は、自分の発した言葉をそのまま認識するといわれています。「大丈夫」を繰り返していると、だんだんおおらかな気持ちになってきます。本当におもしろいなと思います。

「旅の恥はかき捨て」とも言いますが、何が起きても大丈夫。恥ずかしがっても恥ずかしがらなくても、たとえ恥をかいても、時間は流れ出来事はあっという間に過去のことになります。ただ、それだけのことなのです。

萎縮してしまうあなたへ

だれかと話そうとしても、萎縮してしまうというあなたにおすすめしたいのは、ずばり目を合わせないことです。目にはさまざまな感情が出ますから、ナイーブなあなたは、相手のちょっとした感情の動きにとまどったり、深読みしたりしてしまうのでしょう。

でも、「目を合わせないなんて、そっぽを向いているようで感じ悪いのでは?」とも思いますよね。確かにその通りです。なので、相手の鼻を見るようにしてみましょう。目線は相手の顔に向いているので、さほど違和感はないはずです。

一瞬目を合わせてちょっと視線をそらすという方法もあります。そうしたほうが落ち着いて話すことができることも確かです。あまりあちらこちらに視線を泳がせず、視線をそらすポイントを自分の手なら手と決めておくとよいでしょう。

人と話すこと自体が好きではないあなたへ

人と話すことが苦手でそれを変えたいというのであれば、人見知り・引っ込み思案の方法で少しずつ苦手意識が薄れていくかと思いますが、そもそも「人と話すのが好きではない、はっきり言っていやだ」という場合は、どうしたらよいのでしょうか。

どうもしなくてよいのです。自分が好きではないことは、しなくていいんです。ただし「仕事など公的な面で周りに迷惑をかけない範囲で」という条件はつきます。

人と話すことが嫌いでも、仕事の話がきちんとできるなら、それでよいのではないでしょうか。公私を切り離して、自分を守ることも、時には必要なこと。プライベートなことまで無理して話す必要はないというものです。

そういうことに心をくだくより、気心の知れた人と話す、本を読んで自分だけの時間を過ごすなど、自分の内面が豊かになることに時間を使っていきましょう。

自己主張ができないあなたへ

内向的な性格でいちばん「自分を変えたい」と感じるのは、自己主張ができないときかもしれません。引っ込み思案でも、恥ずかしがりでも萎縮しても、人と話すことが嫌いでも、必要なときに自分の言いたいことが言えればよいのですが、そうでない場合、ここだけはちょっと頑張ってみませんか?

最低限、必要な場面で自己主張できる自分を目指すために、次のことを心がけてみましょう。

◆伝えたいことや自分の気持ちをまとめておく
書くと、自分の気持ちが整理できます。できれば、いつも持ち歩いている手帳などに書いておくと、いざというときにもすぐに見ることができるのでオススメです。

◆とにかくきっかけの一言を発する
これは、ちょっとだけ勇気が必要かもしれませんが、「はい」と手を挙げてもよいですし「すみません」と声を発するのでもかまいません。とにかく、きっかけの一言を発してしまいましょう。ドキドキしたら「自分を守るため」と言い聞かせてみてください。そう思った瞬間に、意外と言葉が出てくるものです。その後は、まとめておいたメモを読み上げるということでもかまいません。
一度できれば大丈夫。もうすっかり忘れていますが、初めて留守番をしたとき、初めてひとりで電車に乗ったときなど、幼い自分も初めてのドキドキを乗り越えてきたのですから。

◆うまくいかなくてもよしとする
もしも、どうしても自己主張ができなかったら、自分を責めず「自己主張の機会は次に譲ろう」で終わりにしましょう。あなたが自己主張しなかったことで、もしかしたら救われた人がいたかもしれません。心がけていれば、必ず自己主張できるようになります。マイペースでいきましょう!

内向的な性格のまとめ
内向的なことは、決してマイナスなことではありません。集中力、創造力など、内向的だからこその力もあるのです。たとえ世間一般にマイナスで見るような風潮があったとしても、そんなことには惑わされず、自分が持つ力を信じましょう。そして、その力を発揮していきましょう。
「内向的な私でいいんだ」と、自分に対する認識が変わると、周囲の見方もおのずと変わってきます。

内向的な強みを生かし、努力が必要なところはちょっぴり努力して、どうぞ自分らしい人生を送ってくださいね!