人を信じられないことに悩んでいるあなたへ【人を信じるための7つのポイント】

あなたは「人を信じられない」と思ったことはありますか?過去の辛い体験や裏切りは、あなたの心を傷つけ、人を信じることができないほどあなたの心を捉えてしまったかもしれません。でも、あなたはその過去を乗り越え、今まで生きてきた強さがあります。「人を信じられない」あなたの心を癒し、人を信じる一歩を踏み出す方法をお伝えします。

人を信じられなくなる理由とは

両親からの愛情不足

子供の頃に両親からの愛情を与えられなかった場合は、深い人間関係を構築できず人を信じきることが難しくなると言われています。

また、独り占めしていた両親の愛が、下の兄弟ができたことで奪われたと強く感じたり、両親の離婚やDドメスティック・バイオレンスに巻き込まれたり、心のよりどころである家庭の中で、自分の居場所に不確かさを感じて育った場合には愛人を信じていいのか判らないという感情が生まれてしまうことがあります。

幼少期から思春期にかけての両親との関係は、大人になってからも人を信じる勇気が持てず、「人を信じられない」「どう信じていいか判らない」と、あなたを苦しめることになります。

いじめや友人からの裏切り

学生の頃のいじめは、心に大きな傷を残します。そのいじめに、友人だと思っていた相手が加担したり、見て見ぬふりをしたなどの体験が加わった場合には、更に人間関係を構築することが怖くなります。

いじめからは解消されたとしても、あなたの心についた深い傷は、「また、誰かにいじめられるのではないか」「無視されるのではないか」「今の友達も信じていいのか」と不安が付きまとい、他人との付き合いを怖がるようになります。

また、いじめにあった自分を責め、「自分が悪い」「自分さえ居なければ」と考え、自分を否定したり、消し去りたい気持ちになってしまうこともあります。人を信じられないと同時に、自分自身を無力で勝ちのない人間だと感じ、対等に人と付き合う気持ちを持てなくなってしまうこともあります。

失恋

失恋は、英語で「broken heart」。心が壊れる状態を指します。友人とも、親とも違う、感情を抱き、身も心も許してもいいと思った相手との別れーそれも失恋という経験は、本当に辛く苦しいものですよね。誰もが一度は経験していると思います。

その辛い体験でも、普通の別れであれば、誰かの支えや時間が心を癒し、また誰かを愛することができます。しかし、その失恋が、暴力や裏切り、自己犠牲を伴うものであると、男性不信になったり、人を信じることができなくなります。あなたの真心も体も踏みにじられた経験は、新しい恋をして傷つくことに耐えられないほど、深く心を傷つけたともいえます。

自分不信

「他人を信じられない」その裏側の心理に「自分が嫌」「自分自身を信じられない」気持ちがあることがあります。自分の考えや行動を、他人から強く否定されたり、何かの事件や事故に巻き込まれ、自分自身でも信じられない行動や言動を吐いてしまった、そんな経験が自分を縛り、自分自身を信じることができなくなってしまいます。

また、自分のアイデンティティが揺らぐような出来事、たとえば、出生に関することや、性同一性障害あどの問題を抱えている場合にも、自分自身が何者なのか、何を基準にしていいか判らず、自分を信じることができず、その結果、人を信じることが難しくなってゆきます。

自分自身を嫌悪したり、自己否定や、自己不信が根底にある場合は、自己基盤が揺らいでいるため、自己開示する勇気も、人を信じる勇気が持てなくなっていきます。

人を信じられない気持ちを四字熟語で表現するなら

四字熟語を使って、人を信じられないことを表すとしたら、どんな表現になるのでしょうか。

過去に何らかの原因から「自己嫌悪」や「自己否定」「人間不信」を抱くようになり、次第にすべての他人の言動や表情、行動に対して「疑心暗鬼」になってしまう。その状態が続くことで「四面楚歌」と思い込み「孤立無援」の状態の苦しみから、「自暴自棄」な行動をとってしまう可能性さえあると考えることもできるように思います。

「人を信じられない気持ち」は、負のベクトルを、自分の内側に向かって放っていくようになります。そんな辛い状況に陥った時、「藁尾もつかむ思い」で、誰かを、何かを信じて、手を伸ばして負のベクトルを吹き飛ばしてみませんか?

人を信じられる自分になるには

誰もが弱い存在だと考える

人は弱いから、自分が誰かに傷つけられたり、いじめられた経験があると、自分より弱い相手をいじめたり傷つけたりする行動をとると言われています。

あなたを傷つけた相手も、裏切った相手も、あなたと同じように弱さを持ちつつ、あなたよりも生きる知恵としてのずるさや怒りを持っていただけと考えてみませんか?弱いからこそ、武器が必要だったのです。

人の心は、砂の城のように、波や衝撃を受けるとすぐに崩れてしまうことがあります。しかし、砂がなくならない限り、何度でも作りあげることも、もっと強度を強くすることだってできます。あなたの「人を信じる心の城」は一度はあえなく壊れたとしても、今度は経験値を手にしたあなた自身が、どんな武器が来ても大丈夫な、柔軟で許容範囲の広い心の城を作ってみませんか。

過去を客観的に捉える

心が壊れるほどの裏切りや傷ついた過去の体験は、あなたを捉えて心の時を止めてしまうことがあります。そのため、新しい環境や人との出会いがあっても、心が辛い過去に戻ってしまい、安心して人を信じることができなくなります。

辛い過去に囚われてしまうことは、誰にでも起こることです。でも、その過去から今までのあなたの歩いてきた時間の分だけ、あなたは成長し、考え、日々を生きてきたのです。今の自分だったら、同じ状況になったとしても、違う対応ややり過ごし方ができると思います。

過去は変えられることはできませんが、過去を過去として客観的に捉えるように心がけ、辛い場面や感情が蘇りそうになったら、その感情や辛さに引きずられないように気持ちを切り替えます。その過去は、現実的に今のあなたを縛ることはできません。あなたの心が、その時に感じた思いに縛られてしまっているのです。過去の自分の辛さや傷ついた心を癒せるのも、今のあなた自身です。過去の感情に縛られるのではなく、その過去を生き抜ぬたあなた自身の強さに目を向けてみて下さい。

心というダイヤモンドを磨くのは自分

昔流行った歌詞の中で 
”泣かないで memories 私はもっと強いはずよ
傷つけでも傷つかない 心はダイヤモンド”
    (瞳はダイヤモンド 歌詞:松本隆)

というフレーズがあり、心に響いた記憶があります。

誰かに裏切られても、傷つけられたとしても、あなた自身の心は誰からも壊される存在ではないのです。
精神科医のフランクリンが、アウシュビッツ支配下の中であっても、番号の烙印を押されたとしても、自分の精神の自律性を失わなったように、あなたという存在はあなただけのものであり、誰からも縛られる必要はないのです。

あなた自身で、あなたの心のダイヤモンドを磨いていきませんか?

自分自身を信じる

「人を信じられない」と感じる時は、自分自身が揺らいでいる時でもあります。愛されるべき相手から愛情を十分にもらえなかった、信じた相手からいじめやひどい仕打ちをされた時、信じたあなた自身の気持ちも傷つき、自信を失ってしまうこともあります。「自分が悪かった」と罪悪感を感じたり、「自分なのていなくなっていまえばいい」と自己否定をしたり、自分自身で自分を傷つけてしまいます。

そんな時、「弱い自分」「ダメな自分」を認め、自分自身を赦すことが大切です。人間には、色々な面があって当然です。「弱さ」や「ダメ出し」される部分があったとしても、それはあなたのすべてではありません。先程、ダイヤモンドについてお話しましたが、ダイヤモンドは、カッティングがあってこそ、あれほど輝くものなのです。弱い面やダメな面があっても、「優しさ」や「忍耐図よさ」などのカットもあり、そのすべてがあってこそ、あなた自身が輝いていきます。

もし、自分の良さが判らない時は、誰かに聞いてみるのもいいと思います。カウンセリングを受けてみるのも、客観的に見えるあなたの姿を伝えてくれるかもしれません。人が信じられない時は「あなた自身を見つめ、赦し、信じる」ことから、あなた自身の心を癒す作業を始めてみませんか?

自己開示をする

人を信じられないことが辛いと感じているなら、自分のその気持ちを「自己開示」して、誰かに伝えることをお勧めします。

ただ、「自己開示」は、相手との距離感、相手のパーソナルスペースを大切にすること忘れずにいて下さい。人は誰でも自分を守るためのスペースを持っています。あなたが「判ってもらいたい」「相手を信じたい」と思って踏み込みすぎると、相手が遠のいてしまうこともあります。そうなってしまうと、あなの心は更に「人を信じられない」と心を閉ざす事になってしまいます。

まずは、挨拶から。そして、少しずつ距離を縮めつつ、あなたを理解してもらうことから始めてみて下さい。あなたが、心を開く準備ができていれば、相手も心を開き始めます。「自己開示」はいきなりすべてを相手に押し付けることではありません。少しずつ、相手に合わせつつ、あなたという人間を伝えていきましょう。

心の拠り所をみつける

人は自分の体験しか体験はできません。しかし、沢山の生き方や考え方を、本や映画などで知ることができます。あなたには大切にしている本や映画はありますか?その本のどこが好きですか?きっと勇気づけられたり、主人公の生き方に憧れたりという理由があると思います。

他人のことも、自分のことも、客観的に見ることができるようになるためには、それだけの経験や考え方を知ることも大切になります。

私は、心が折れそうになると、21歳で夭折された矢沢宰さんの詩集や、整形外科医の高松鶴吉氏が欠いた「もう一つのカルテ」、精神科医の神谷美恵子さんの本を読み返すようにしています。自分の心が揺らぎだした時、自分を取り戻してくれる心の拠り所があることはとても支えになります。人を信じられなくあった時は、あえて本を読むことで、心が癒されることもあります。あなたの心の拠り所となる本や誰かの生き方・考え方を見つけてみて下さい。

一人の時間も大切にする

人を信じられなくなったあなたには、心を癒す時間や空間を持つこともとても大切です。人間関係は、どんなに上手くいっていたとしても、心が疲れてしまうこともあります。まして、一度、心が壊れかけたあなたには、心を休ませる時間を作ることで、徐々に人との関わり方にもバランスが取れていくようになります。

「ちょっと疲れたな」「無理してるな」と感じたら、心がリラックスできる場所で休息を取っていきましょう。そして頑張っている自分、誰かを信じられている自分になれたことを自分自身で認めていきます。この時、ダメな面は考えないことがコツです。「人を信じられなかった」ことから一歩も二歩も踏み出せた自分に対するご褒美の時間と位置づけ、自分を認めることが大切です。

それでも、人が信じられない時は

色々試してみても、人を信じられない、人の行動が悪意に感じられる時は、あなたの心に必要な場所は心のクリニックかもしれません。一度受診をして、精神科医の診断を受けることで、次のステップに進めることもあります。それほど、あなたの心が傷ついていたということです。専門家の力を上手に借りながら、自分の気持ちを整理し、人との関係性を取り戻していきませんか?

過去の自分の気持ちを整理し、これからを考える一つの方法としてカウンセリングを受けることも効果があります。秘密が守られた安心できる空間で、あなたが囚われている過去の出来事や感情を聴いてもらい、そこから始めることもいいと思います。大切なことは、今のままの状況で、過去に縛られ続けることをやめるということ。半歩でもいいから、あなた自身の意思で、動き出す事が大切です。

まとめ

いかがでしたでしょうか。「人が信じられない」理由と心理、「人を信じるため」のステップについて説明してきました。あなたにとって、少しでもお役に立てたでしょうか。

「人を信じられない」と思えるほどの出来事や辛い体験があったとしても、それを乗り越えてきたあなたの強さがあり、生きる力があなたにはあります。未来に出会う誰かは、あなたが心から信じられる相手であり、相手もあなたを受け止めたいと願っています。

過去は過去、未来は今のあなたの思いや願いで手に入れることがきっとできます。一歩を踏み出す勇気をもって、未来の「人を信じ、誰かに信じられる」あなたに向かってみませんか?