「一人になりたい」と思うのはあなただけじゃない!?その心理と向き合おう!

人間は一人では生きていく事のできない生き物です。それなのに、時に我々は一人になりたいという気持ちを持つ事がありますよね。実は、そうした一人になりたい気持ちの背景にはとても複雑な心理が働いているのです。ここでは一人になりたい時に起こっている人の心理状況を中心に、一人とは何かについて深く考えていきたいと思います!

一人になりたいときとは?

一人ぼっちは悪い事?

一人になる事は自分以外の誰とも関わりを持たない状況が作り上げられている時の事を一般的に意味します。一人という言葉を聞くと、他者との交流が感じられず、どこか悲しく、寂しいマイナスなイメージが漂ってきませんか?こうした一人という状態に付けられたマイナスイメージから、一人ぼっちの状態にいる人は、非社会的、可哀そう、コミュニケーション不足などと揶揄されたりする事がよくあります。ちなみに、最近ではそんな一人の状態の人をからかう「ぼっち」と言う言葉が流行しているそうです。

確かに、人は社会の中で多くの人達と交流、協力をして助け合っていかないと、生きていけない生き物です。そのため、一人という行為自体を常に取っていると、社会から問題視される危険性があります。ましてや、集団社会を重んじる日本ではその傾向がなおさら強いと考えられます。

子供の場合

若い時は一人ぼっちという立場をとても気にしたりするものです。そして、一人ぼっちにならないようになるべく友達と一緒にいる状態を作ります。考えられる理由として、一人ぼっちの状態が仲間外れという意味合いを含んでしまっているからだと考えられます。

子供の頃は学校などにおいていじめという最も遭遇したくないイベントが存在します。そして、そのいじめの末路には一人ぼっちが待っています。子供達からすると、いじめられているという立場のレッテルにとても敏感なので、一人ぼっちには絶対なりたくないと考えたりする傾向が強いと言えます。特に、若い人や子供は多感な時期なので、そうした一人ぼっちの状態を大人より敏感に捉えてしまうと考えられます。

子供の世界からすると、一人になるって事は特に問題視される状況なのでしょう。

主婦の場合

大人になると一人になる事への恥ずかしさは次第に無くなっていきます。恐らく、成長とともに自己が精神的に高次元で形成され、他者と群れる事への気持ちが薄れていくからでしょう。いじめに関しても、大人の世界ではそもそも子どもの時みたいにあまり見かけられないものですが、たとえあった場合でも、子供の頃ほど強くは孤独感を感じないようになっています。

しかし、女性となったら話は別になってしまいます。女性は生態学的に協調を重んじる生き物と考えられており、常に人と一緒にいたいと本能的に思う傾向が男性より強いと考えられています。そして、大人になってもその傾向は続き、一人にはなりたくないと考えてしまうのです。例えば、ママ友の世界があります。この世界で主婦の方は一人ぼっちにならないようにとても努力して友達作りに励んだりします。

老人の場合

歳を取っていくと、どうしても今まで関わってきた人達との交際が無くなっていきます。特に、高齢に達した方達は孤立死という言葉が生まれるくらい孤立しやすい立場になりやすいと言われています。実はこうした孤立は老人の方達にとって、とても危ない状態だと考えられるのです。

人間の脳は人との会話などから刺激を受ける事によって、退化を遅らせる事ができると考えられています。しかし、一人でいたら話す事もなく刺激を受けず、どんどん脳が鈍化していってしまいます。ましてや、ご高齢の方などは脳の老化がとても進んでいる状態だと考えられるので、そんな老齢期の人が一人ぼっちになって人と会話をしないでいると、アルツハイマーや認知症といった痴呆になってしまう確率が高まってしまう危険性があると考えられるのです。

ご高齢の方は一人になるより話しのできる友人を作って、脳を活性化させる事がとても大事と言えます。

誰にでもある一人になりたい心理って?

人は誰でも一人になりたいと考える時があります。そんな時の心理的状況をここでは取り上げてみたいと思います!

心の動揺、ストレスを打ち消したい時

ショッキングな出来事があるとストレスが溜まりますよね。そんな時、女性なら知人などとおしゃべりをして思いっきりストレスをぶちまけようとしますが、男性の場合はそうした女性がストレス解消のために行う行為の代わりに、一人になる事でそのストレスを解消しようとするのです。

つまり、男性はストレスなどを一人になる事で解消する傾向があるのです。こうしたストレスの対処法は心理的に女性が持たない男性特有の物で、本能的な物だと心理学的に考えられています。恐らく、一人になり自分の心の中で起こってしまった事を整理し、反省してそこから立ち直る方法を模索したいという状態を作りたい欲求が男性には、特に強いのではないでしょうか。

悦に入りたい時

何か自分にとっていい事があると、ずっと心の中でその事について考えていたい時ってありませんか?そういう時、人は人と距離を置き一人になりたいと心から思うのです。何故なら、一人になる事で、自分の心の中で存分に悦に入れるからです。心の中では誰にも邪魔されないので、思いっきりその幸せをかみしめる事ができます。

人と幸せを一緒に享受する事も気持ちいい事ですが、本当の自分の嬉しい気持ちは一人になってこそわかる物なのかもしれませんね。

自分の本当の気持ちを整えたい時

今の自分を見つめなおしたいという気持ちから、一人になりたくなる人はとても多いと考えられます。人は他者と一緒にいる事で、普段自分が心の中で思い描いている本当の自己とは違う自己が現れる事が良くあります。その結果、本当の自己を他者と関わる事で見失ってしまう事がよくあります。

本当の自己の気持ちを抑えて、他者に偽りの自己を見せる事に人はジレンマを感じてしまう事があります。心の中では、本当の自己を受け入れてもらいたいという欲求と本当の自己を見せる事で嫌われてしまうという恐怖感がぶつかります。たいていの人はその場の空気を壊したくない思いから、後者を選び本当の自己を暗黙的に消してしまいます。

こうした、暗黙の内に抑え込んだ本当の自己を再認識をするうえで、一人になる事はとても効果的だと言えます。何故なら、一人でいると他者と話すのでなく、必然的に自分の心と直接会話をするので、自己の本当の気持ちをしっかりと確認できるのです。そして、自分の心の中をしっかりと整理し、本当の自己を再構成する事ができるのです。そのため、人は他者との関わりで疲れた時に一人になり、ゆっくり改めて心の声を聞きたいと思うのだと考えられます。

こうした自己の再構成を通して心は普段より深みを増し、自己に加えてより物事を多角的に考えられるようになれる事が期待できます。是非、一人になって本当の自己の気持ちを見つめなおしてはいかがでしょうか?

こうした心理は誰にも起こりやすく、短期的な物だと言えます。

精神的に問題を抱えている時

体力的に疲れていたり、精神的に乱れていると人に会いたい気持ちは消え、一人になりたいという気持ちがとても強くなると言われています。特に、精神的に異常が生じると、自分の事しか考えられなくなる特徴があります。そして、その自分の精神の中に他者を介入させる余裕が無く、他者を自分の心の中から排除しようと他者との接触機会を断とうとします。

こうした人達は気持ちに余裕が無いので、他者と会う気力もない状態なのです。また、そうした異常な心を人に見せたくないという思いもとても強いので、余計に一人になろうとします。しかし、こうした理由で一人になろうとする事は危険と言えます。

こうした人達は一人になって、自分の事をずっと心の中で考えようとしますが、マイナス的な考えと自己を結び付けてしまうケースが多く、結果として自己を無意識に傷つけてしまうのです。一人でいるとこの繰り返しになりやすく、いわゆる無限ループにはまってしまうのです。

実はこうした精神的に不調がある人ほど人と接触して話をする必要があると言えます。他者と話す事で、心の中に他者の存在が入り、自分を追い込むマイナス思考の割合が減り、その結果気持ちが楽になれると考えられるからです。

確かに、精神に不調が生じている時は余裕もなく、時には人と会うのが怖いと感じて一人になりたくなる気持ちはとてもわかります。しかし、その状態を脱出するためには、一人で考え込んでいても解決する事は難しいでしょう。そういう時こそ、人と会って話をしましょう。

一人になりたい気持ちと性格

一人になりたいと一時的に思う事は誰にでもありますが、中には性格や今まで受けてきた経験から、常に一人にこだわる人達がいます。こうした人達の性格やその背景にある経験を心理的に見ていきましょう!

人嫌いな性格

そもそも性格として、人との接触を拒み一人になる事が多い方がいます。その理由として、人が嫌いであるという事が挙げられます。人嫌いの性質は育った環境や経験してきた事によって作られやすいと考えられています。例えば、親から愛情をもらえなかった人や、信頼してきた人に裏切られた経験を数多く持つ人は、人を心の中で信用する事ができなくなっているのです。

こうしたタイプの人は人と関わる度に、また自分が気を許した人に裏切られるのではないか、という強迫観念が強く出てしまいやすいので、人との交流自体を拒む傾向があり、その結果一人でいる事を常に望むのだと考えられます。

この様な性格の人と交流をする際は、その人の事を真剣に考えてあげ、デリケートに辛抱強く少しずつ心のドアを開いてあげましょう!こうした人は心の底では人との深い交流を求めている事があるので、少しでもきっかけがあれば、人付き合いに前向きになってくれると考えられます!

プライドが高い性格

自分の今置かれている立場を深く認識して、気にしてしまう事から人に会う気になれず、自分だけの一人になりたいと考える人がいます。こうしたタイプの人は今の自分のステータスを人に知られたくないという自尊心の気持ちがとても強く人に会おうとはしません。

例えば、こうしたタイプは昔よりも低い社会的ステータスに置かれている人に多いと言えます。こうした人達は過去の輝いていた自分を本物の自分であったと思っており、今の自分は本物の自分ではないと考えます。そのため、輝いていない今の自分を人に知ってもらいたくないと考えたりします。

こうしたタイプの人は今の自分を見せたくない気持ちと、人といる事でとても強い劣等感や自尊心の崩壊などを感じてしまいやすいので、人と一緒にいる事にとても疲れてしまうのです。そのため、一人になる状況を自然に欲してしまうのだと考えられます。特に、過去の自分を知る人達との接触はほとんどなくしたいと考えてしまうのです。

こうした人達はプライドが高く見栄っ張りな男性に多く、一人にこだわる期間もとても長いのが特徴と言えます。

内気な性格

常に一人になりたいと強く思う人に多い心理的特徴として、対人関係が苦手という事があります。人とのコミュニケーションに自信が持てず、常に一人になりたいと思ってしまうのです。現代でコミュ障と言われている人達にこの傾向が強いと考えられます。こうした人は内気で、恥ずかしがり屋な事が良くあり、他者と交流する事を精神的にきつく感じてしまいやすく、ついつい人との接触を避け一人でいたいと感じるのです。

こうした人達は人と一緒にいることで無駄に気を張ってしまい、会話が不自然になってしまう傾向があり、コミュニケーションを取る自信が持てないと考えられます。こうした人達はそんな気を使うぐらいなら一人でいたいと感じるのかもしれません。

一人になりたい心理<カップル編>

上で説明した理由以外に、男女間だからこそ生じる一人になりたい気持ちがあります!ここでは男女の交際期間において交際相手から離れて、一人になりたいという気持が生まれる心裡を考えていきましょう!ちなみに、交際において一人になりたいとは主に交際相手から距離を置く事を意味します。

最近、恋人が一人になりたがると不安になっている方は、ここで紹介している理由をしっかりと参考にしてみてくださいね!

気を使いたくない時

付き合い始めた時ってかなり交際相手に気を使いますよね!相手にとにかく嫌われたくないという思いが強いので、ついつい普段通り接する事ができず、気を使いすぎて行動が不自然になってしまいます。そのために、中々交際相手と一緒にいる事に落ち着きを感じられず、好きな人と一緒にいるより一人でいた方が精神的に楽だと考える人が実は結構多いらしいのです。

しかし、カップルとしてしっかりと恋愛関係が形成されていくとお互いに気を使いすぎるという事は無くなっていくので、自然にカップル同士でいる方が心地よくなっていくと考えられます。

カップル同士で過度な気遣いはNGですが、程よい適度な交際相手への心遣いは、異性関係にとってとても大事な事なので心にとどめておいてくださいね!

別れをさりげなく伝えたい時

交際相手の異性への気持ちが冷めると、会う気持ちも並行して薄れていってしまいます。そのため、交際相手と距離を置くために、一人になりたいと感じるわけなのです。とっても単純な心理ですよね。

実は「一人になりたい」という言葉使いは、交際相手と別れる上でとても巧みな方法なのです。別れたいという言葉は交際相手へ強い衝撃を与える恐れがあります。特に、自分の事をまだ愛してくれている交際相手にその言葉を放つ時はなおさらです。そして、罪悪感もありますよね。そのため、「別れたい」という言葉を直接、交際相手に出すよりも「一人になりたい」という言葉でオブラートに包んだ方が相手を動揺させずに、別れをゆっくりと受け入れてもらえるのです。そして言う方も罪悪感を感じずにいられます。

一人になりたいという言葉は、暗黙的にカップルとしての終わりを予想させる効果があるので、言われた相手は後々会わない日が経つにつれて、ゆっくりと別れを察していき動揺せず受け入れられるようになります。別れたい相手に申し訳ないと思っていて、別れを言い出せない方にはこうした相手の気持ちを汲んだ別れの言葉はとても便利なのです!

生理中で一人になりたい時

女性の場合生理で心身ともに疲れる時があります。そんな時はついついその疲労から、交際相手へ会いに行くことが億劫になったりします。そして、一人でゆっくりと生理が落ち着くのを待ちたいと感じる女性がいます。

また、生理中は人によってはとても攻撃的な性格になったりする事もあります。そんな状態で交際相手に会う事でつまらない争いをしてしまいたくないという思いも女性にはあると思われます。

生理は女性特有の現象なので、男性が理解する事は中々簡単な事ではありません。そのため、そんな状態の彼女を理解せず、ニコニコ笑って会いに行くのは女性からするとうっとうしいかもしれませんね。男性の方は生理中は女性の気持ちを優先して、一人にさせてあげるのがいいかもしれませんね。

恋愛感情をずっと保ちたい時

年がら年中交際相手と一緒にいると、どうしてもお互いに飽きてしまう事があります。このようなマンネリな関係は恋愛をしている意義、一緒にいる事へのありがたみ、幸せなどの感情をマヒさせてしまう事があります。そして、こうした関係を嫌い、常に刺激的な恋愛関係を持ち続けたいと考える方もいます。そのため、中には恋人と定期的に距離を置いて一人になりたいと思う人もいるのです。

こうした理由で一人になりたいと思う人の心理は、ロマンチックというより理想が高く完璧主義の性質が考えられます。恋愛への淡い理想論を持っており、常に100パーセントの完璧な恋を味わっていないと気が済まないのでしょう。

恋愛を本気でいつまでもしていたいという気持ちは大事ですよね!でも、そのためにずっと一緒にいられないのもちょっと辛いですよね!

喧嘩中でこれ以上関係を悪化させたくない時

カップルには必ず喧嘩というイベントが起こります。こうした喧嘩中は交際相手に対して理性を保つ事が難しく、ついつい互いに感情的になってしまいます。こんな喧嘩中は関係が著しく悪くなることが多く、時にはその場の空気に任せて不本意に別れてしまう事もあります。

そのため、喧嘩中にこれ以上関係を悪化させたくないと思っている人は、交際相手とはなるべく会わず、一人になろうとします。またこの状態は、一種のジレンマにはさまれているとも言えるでしょう。そのジレンマとは、仲直りしたくて会いたい気持ちと、会う事で喧嘩が発展しまうので会いたくないという気持ちの二つの気持ちに挟まれてしまっている事で、このジレンマのせいで身動きが取れず、結局一人でいるという消極的な態度を取ってしまうと考えられるのです。

一人になりたい時おすすめの場所

理由はどうであれ、一人になりたいと思う人が本気で一人の状態を体感できる空間をセレクトしてみました!一人になりたい人必見の場所です!

トイレ

トイレは一旦入ってしまえば、他の誰にも邪魔される事が無い不可侵空間であると言えます。そのため、他者を自分の心から締め出すうえでとても有効な場所だと言えます。

しかし、一人の状態にふけって長居すると他者に迷惑がかかるのでご注意ください!

風呂

お風呂もトイレ同様に一人で入る事ができるので、一人を体感するうえでとても有効だと言えます。また、ぬるま湯など適切な温度にすれば気持ちよくずっと入っていられます。

温度調整さえ気を付ければ、一人になるうえで最高の場所だと言えます。

田舎

都会住まいの方には特に効果的なのですが、田舎は正に一人を体感できる最高の場所と感じられます。田舎は人の代わりに自然が豊かで、その自然の強さが人の存在をほとんど消してしまいます。都会では人対人の空間ですが、田舎は人対自然のような空間としての特徴があり、他者を排除して自分一人になりたい時は、最適な場所と言えます。

夜の商店街

夜の商店街は一人を実感できる場所としては意外と知られていない穴場です。日中、人との交流が盛んで賑やかな場所が夜になると、打って変わって静かで寂しい人気のない場所に変わります。こうした場所は普段のギャップが激しいため、とてもその人気のなさを強調してくれます。

一人で夜に商店街を訪れるのも一人になりたい人にはいいかもしれません。しかし、女性の夜の一人歩きは危険なので注意してください。

最後に

どうでしたか?一人になりたい時って誰にでもある事ですし、一人になる事で得られる物もあるので、必ずしも悪い事ではないようですね。しかし、人と一緒に協力して生きていく事が前提である社会にいる以上、一人にこだわりすぎる事は、やはりちょっと危険な行為なのもしれません。そのため、適度に一人の状態になり、自己を保ちつつ、相手と協調しあえる人間が今の社会では理想と言えるでしょう。皆さんが一人になるとはどういう事かについて深く考えるきっかけになれば幸いです。

最後までお読みいただきありがとうございました。