【将来の夢がない】心の仕組みから分析するあなたの夢を見つける4つの方法

高校や大学に進学するとき、大学を卒業して社会人になるとき、社会人になってからも…「将来の夢」について考えるタイミングは人生で何度か訪れます。将来の夢がないと悩む時期は大切な時期です。どうして将来の夢が見つからないのか・見つけるにはどうすればいいのかをまとめました。

心の仕組みから見た「夢がない」理由

本心を抑えすぎてわからなくなった

最近は「空気を読む」なんて言葉がよく聞かれるようになりましたが、昔に比べて天真爛漫でいられる子供の時間が短くなってきているようです。小学生であっても高学年ともなると、徐々にコミュニティーが形成され始め、そのなかで上手にふるまうことが要求されます。

そのようにして大きくなっていく過程で、自分の気持ちを主張することよりも、周囲に合わせることを優先するようになり、次第に自分の本心が分からなくなってしまいがちです。

周囲の期待に自分の気持ちを合わせてしまう

高校に進学するとき、大学に進学するときには、両親に進路の相談をすることがほとんどだと思います。両親以外にも、学校の先生や周りの大人に相談したり報告したり…生活の面倒を見てもらっている時期は、なかなか自分一人の意思が通りにくいこともあったかもしれません。

できるだけ、周りの意見に自分の意見を合わせようとしたり、無意識のうちに期待に応えようとしたりする中で、自分にとっては将来の夢だけど周りからはあまり賛成されないと、そのうち「将来の夢がない」と感じるようになることもあります。

言い換えると、将来の夢がないのではなく、周りも自分も納得する将来の夢がない、のかも。

本当はあるけど自信がない

将来の夢はあるけれど、ものすごい努力が必要そうだったり、実現させるためにハードルが高かったりすることもあります。医者になりたい・音楽の仕事をしていきたい・アイドルになりたい・作家になりたい…どれも、倍率が高く高嶺の花のような印象です。

本当はそこにたどり着きたいけど、できるだろうかと自信がないとき、夢を諦めるか少しランクを下げて妥協することもあります。それ自体は悪いことではないのですが、どうしても「将来の夢がない」と感じてしまうことにもつながります。将来の夢がないのではなく、実現が簡単そうな将来の夢がない、のかも。

今の生活に満足している

「将来の夢がない」というと、ネガティブなイメージがあります。しかし、それだけではありません。今が幸せで満たされているから、将来の夢がない、考えたことがないということもあります。

夢と目標は違う!間違えると大変なことに

夢、目標、目的という言葉はよく同じような意味として使われることがありますが、実はこれらの単語は、同じ意味のようで実は全然違う意味合いを持っていることをご存じでしたか?
夢を辞書で引くと、「将来実現させたいと思っている事柄」という言葉で表されています。

目標は「そこに行き着くように目印とするもの。行動を進めるにあたって実現・達成を目指す水準」目的は「実現しようとして目指す事柄、めあて」とあります。
分かりやすく言うと、夢とは「将来実現させたいゴール」で、目標は「ゴールに行き着くためのもの」目的は「目標を実現するために目指す一歩手前のもの」ということができます。

仕事は夢そのものではない

将来の夢がない、と感じている時、進学や就職を目前にしている人の多くは夢が仕事とイコールになっていることが多いのではないでしょうか。「将来やりたい仕事がないから、今どっちの進路に進んだらいいかわからない」と悩んでいる学生は多いものです。

プロ野球の選手になることが夢だと思っている人がいたとします。しかし、プロ野球選手という仕事についてからが彼の人生のスタートです。にもかかわらず、プロ野球選手になることをゴールにしてしまうと、実際になった後どうなりたいかを再度考え直さなければなりません。

また、夢に破れて挫折することも多くあります。弁護士になるために何年も頑張ったけれど、結局試験に合格出来なくて諦めた、というような場合、そのあと新しい夢を探すことは本当に大変で疲れることです。

しかし、弁護士になりたい奥にあるものが「人を幸せにしたい」という気持ちだとわかっていたら、弁護士以外にも人を幸せにできる仕事を探そうと切り替えが早くつくかもしれません。この、なりたい仕事の先にある自分の気持ちが「夢」と呼ばれるものの正体です。

将来の夢とは、弁護士になるということではなく、人を幸せにしたい、ということなのです。仕事は「人を幸せにする」ための手段であって、その夢に向かうための目標なのです。もしも「将来の夢がない」と悩んでいるならば、夢と目標を混同させていないか、一度考えてみてもいいかもしれません。

夢がないのはいい?悪い?自己診断してみよう

将来の夢がないことが、自分に嘘をついていることからくるのなら、将来の夢がないのはあまり好ましい状態ではないかもしれません。自分自分に嘘をついていないか、簡単な質問でチェックしてみるのもいいのではないでしょうか。

ブレインダンプで脳の大掃除を

「ブレインダンプ」と呼ばれる手法を少し応用して使います。

まず、A4サイズ以上の大きめの白紙を用意します。そして、「好きなもの、好きなこと」を100個紙に書き出します。
次に同じ要領で「やりたいこと、欲しいもの」を100個紙に書き出してみてください。

最初は、数個しか出てこないかもしれません。どんどん出てきても100個をスムーズに埋めることは難しいと感じるでしょう。しかし、それでもやります。人によっては数時間かかることもあります。もう出てこない、と思っても、100個埋まるまで脳を絞り出してみてください。

ブレインダンプとは、雑巾を極限まで絞るのと似たことを脳で行う手法です。脳の棚卸しをするのです。脳は実は高性能で、一度見ただけの情報も全て一旦はインプットされていると言われています。脳には不必要な情報も雑多に詰め込まれていますが、整理しなければ詰め込まれたままになってしまいます。

ブレインダンプで脳から紙に思考を書き出して空っぽにすることで、客観的に自分の脳の中身を見つめることができますし、自分でも気づいていなかったことに気づくことができるかもしれません。
そして、この100個書き出すということが全然できなかった場合は、自分の本心を抑えてしまっている可能性大です。

将来の夢を思い出す4つの方法

あなたの強みは?

就職活動を始める時に、「適正検査」などを受けたことがあるかもしれません。自分にはどういう傾向があるかを数値で把握して、適職を診断することに使われるのが一般的です。しかし、ここで導き出されるのが適職だというのはあまりにも狭すぎます。

例えば弁護士という仕事ひとつにしても、「バリバリ前に出て行って好戦的なタイプ」の人が向いている仕事方法と、「一つ一つのことにじっくりと向き合い、知識を深めるタイプ」の人が向いている仕事方法はことなります。

弁護士とひとくくりにしていても、実に様々なタイプの弁護士がいますし働き方があります。企業に入ってサラリーマンとして働くのか、独立して一人で働くのかという形態も違います。
もしも将来の夢を見つけたいのならば、適職診断の前に自分の強みを知るのが先かもしれません。

小さい時に好きだったことは?

小さい頃に好きだったことは、自分が純粋に好きなことです。形は変わっても、その「好きだったこと」が夢に直結していることも少なくありません。成長するに従ってその好きなことが仕事にできないと思って途中でやめてしまったり、より将来のためになりそうなことに取って代わったり、といったことがありませんか?

もしもそんな「子供の頃に夢中になったこと」があるならば、そのことのどんなところが好きだったのか、深く思い出してみるといいかもしれません。

子供の頃にゲームが大好きで、寝る間も惜しんでゲームばかりしていた少年がいました。「ゲームばかりして時間の無駄」や「ゲームをする暇があるなら将来のために勉強するべき」と思われがちですが、彼は大人になった時にゲーム開発の会社に入り、小さい頃にのめり込んではまっていたゲームを今では作っています。

これは極端な例ですが、小さい頃に「寝食を忘れて没頭したこと」は将来の夢を考える上で大きなヒントになりそうです。

難なくできて褒められることは?

特に努力もなくできることは、あなたの長所です。自分ではあまりに普通なので気付きにくいことが多いようです。例えば、人の特徴をとらえて似顔絵を描くのが上手だったり、授業をうまくまとめてノートに取ることが上手だったり…

「そんなたいしたことないことが長所でも嬉しくない」と思うような長所でも、実はすごい才能が眠っていることもあります。講義をまとめてノートにうまく取ることができる人は、膨大な情報を整理する才能に長けているとも言えます。

自分が難なくできることを探して磨いていくことも、将来の夢を見つけることにつながるのではないでしょうか。さらに、その長所で人が感謝してくれたり、褒められたりといった経験が生まれると、それを仕事に活かしたいという気持ちも強まるかもしれません。

生活費以外でお金をかけていることは?

生活に最低限必要な出費以外に、趣味の範囲でもお金をかけていることがあれば、それは将来の夢につながるものになりそうです。身銭を切ってまで手に入れたいものは、あなたが本当に欲しいものである可能性が高いのではないでしょうか。

逆に、やりたい、欲しい、と思っていてもお金を払ってまでは…と思うものは、そこまで本気で欲しいものではない可能性が高いかもしれません。将来の夢がないと悩んでいるとき、つい焦って何かの資格を取ろうと勉強を始めたり、習い事に行ってみたりとしてしまいがちです。

それにかかる出費を「高い」と思うか、お金はともかくなんとかしてやってみたい、と思うか、お金は気持ちのエネルギーを測るバロメーターになります。

夢に向かうために役立つ4つのこと

【学生】一度休んでみる

焦ってとりあえず就職しなければ…と思うのならば、もしも環境が許すならば一度休学してみるのも手かもしれません。ある程度衣食住の心配をせずに暮らせて、周囲の目をある程度気にせずに思い切ったことができるのは学生のうちです。

いざ就職するときに、休学したことは不利になるのではないか…と悩んでいるのであれば、休学した時期に何を得たのか、きちんと根拠ある説明をすればいいだけです。

【社会人】休日や仕事が終わって、何か始めてみる

将来の夢がないけど、今の仕事が忙しくて考える暇がない…そんなジレンマに陥っている社会人も多いのではないでしょうか。ほとんど休みが取れず、休日も疲れを取るために寝ることで1日が終わっているというならまた別の対策が必要になるかもしれませんが、通常は週に1、2日は自分の自由になる日があるもの。

また、仕事がある日でも業務が終わった後の時間を少し活かすことはできると思います。簡単なことでいいので、前から興味があったことを始めてみるのはおすすめです。やってみて違うと思ったら、止めて他の新しいことを始めてみればいいだけです。

長続きしないことを心配する人もいますが、長続きしたかどうかは結果論に過ぎません。それに、多様なインプットが必要な時期もあれば、一つのことを極める時期もあります。

コミュニティに参加してみる

将来の夢がない、何か見つけたいけどどうしていいかわからない、という場合は、とりあえず情報を仕入れてみるのはいかがでしょうか。いろいろな年代の人や、違う国の人など、自分とは立場や環境が違う人と出会うことで、いろいろな考えを持った人がいることがわかります。

それに、価値観も人によって本当に様々です。たくさんの人と会うことで刺激を受けられるし、話しているうちにやりたいことが見えてくるかもしれません。日常の生活圏内でいろいろな人に会うことはなかなか難しいかもしれませんが、近場のゲストハウスに一泊してみるとか、交流会に参加してみるとか、方法は探せばいくらでもあります。

やりたいことを見つけたい、と脳にお願いする

脳は、質問されたことに答えが見つかるまで延々探し続ける性質があるそうです。「黄色い車をみると幸せになれる」と言われてから急に黄色い車が目に止まるようになったりするのはこの脳の習性によるものです。

この習性を生かして、「将来の夢を見つけるにはどうすればいいか?」と脳に質問してみるのもありです。ダイレクトに「将来の夢を見つけたい」とお願いしてもいいかもしれません!

まとめ

夢と目標を混同してしまうと、それが叶わなかった時に挫折してしまったり、努力が苦痛になってしまうこともあります。将来の夢を自由に思い描いて、自分だけの夢への道のりを楽しく歩みましょう!
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