イライラ解消に効果的な方法は?今すぐ実践できる4つの考え方と5つの行動!食べ物やツボ・アロマもご紹介!

イライラすることって、誰にでもありますよね。職場や家庭、ただ歩いているだけでも、イライラすることはあるものです。でもそのイライラは溜めこんでいても発散されないので、自分なりの解消法を見つける必要があります。そこでこちらではイライラの原因や、イライラを解消する考え方、行動、食べ物や飲み物、ツボやアロマについて、それから生理前のイライラ解消法についてもご紹介したいと思います。

イライラを解消する方法について知ろう

イライラを自覚する回数は、多い時で1日平均4回という調査結果があり、そのイライラの原因は、1位が「道路渋滞」、2位が「順番待ちの行列」、3位が「歩きタバコ」となっています。

イライラは年齢を問わず、誰もが毎日感じているもので、それが積み重なると心身ともに悪影響を与える可能性があるため、イライラを溜めこまずできるだけ早く発散することが望ましいと言えます。

こちらではそんな日々のイライラを解消する方法について、ご紹介したいと思います。

イライラの原因

イライラを解消する方法を知るためには、まずイライラの原因を知る必要があります。こちらでは、その原因について考えられるものをご紹介します。

過度のストレス

イライラの原因にはまず、過度のストレスがあげられます。仕事で無理難題を押し付けられる、職場の人間関係が悪い、忙しすぎて休む暇がない、疲れがとれない、このような状態では気持ちに余裕が持てる筈もなく、イライラしてしまうのも無理はありません。

また夫婦や子ども、恋人、友人、近所の人など、人間関係の悩みはどこにでもありますし、金銭的な問題や将来のことなど、いくつも不安や悩みが重なると、ストレスはどんどん膨れ上がってしまいます。そうすると些細なことでもイライラしやすくなり、それが常にイライラしている状態をつくることに繋がってしまいます。

睡眠不足

イライラは睡眠不足が原因でも起こります。睡眠不足は、喜怒哀楽の感情のコントロールを司る「扁桃体」の過剰反応を引き起こすため、イライラの原因になると考えられているようです。

ただ睡眠時間は人によって違うので、何時間以下だと睡眠不足かというのは厳密には言えません。よく理想の睡眠時間は「1日8時間」と言われますが、これは医学的根拠がある訳ではなく、多くの人の睡眠時間が6~9時間の間、という統計から出された平均的な睡眠時間にすぎないそうです。

基本的には日中に眠気を感じることなく、きちんと活動できるレベルの睡眠時間が確保されていれば、問題はないと言われています。ただ目安として言うと、1日の睡眠時間が4時間以下の場合は、睡眠不足の可能性があるようです。

栄養の偏り

例えばファーストフードばかりの食事、毎日カップラーメンなど、偏った食事を続けていると、必要な栄養がとれず、体調不良や精神的に不安定になることで、イライラを引き起こす可能性があります。

忙しいからとパンだけ、おにぎりだけといった食事や、好きだからと揚げ物や肉ばかり食べる、ケーキやお菓子を食事代わりにする、といったことを続けている方は、イライラしやすい傾向があるようです。

それからお腹がすいている時は誰でもイライラするものですから、朝食を抜いたり、過度なダイエットで食事をとらなかったりすると、それもイライラの原因になります。

また不規則な時間に食事をとることも、空腹の時間が長く続いたり、次の食事を飛ばしたりすることに繋がるので、これもイライラの原因になってしまいます。

イライラを解消する考え方は?

では、イライラを解消するにはどうすればいいのでしょうか?こちらではまず、イライラを解消するための、考え方についてご紹介します。

非常識な出来事にイライラするのは当たり前と理解する

なにか嫌なことがあったとしても、「これは仕方ない」「自分が悪い」など、納得できることであれば、イライラしたりはしませんよね?でも「それはおかしい」「納得できない」と思うような、非常識な出来事に遭遇した場合は、誰でもイライラしてしまうものです。

例えば電車やバスなど公共の場で、大声で話していたり、携帯電話で通話をしていたり、スーパーなどで子どもが商品をわざと落としても、親が注意しなかったり、歩きタバコやポイ捨て、夜中に騒ぐ、爆音を轟かせて車を走らせるなど、非常識な人を見るのはよくあることですよね。

職場でも遅刻してきたのに謝らない同僚がいたり、接客業ではお客様に無理難題を言われたり、そういった常識的におかしいことに対して、イライラするのは当然と言えます。

とはいえ見ず知らずの人にいきなり注意をするのは難しいですし、上司や同僚、ましてやお客様にはっきりと「それは間違っている」と言うことは、まず無理でしょう。そうするとそのイライラは自分の中に溜め込むしかなくなって、更にイライラが増してしまいます。

そうして常にイライラした状態になると、イライラしている自分が悪いと考える方もいるでしょう。原因は自分にあるのではないか、自分に改善点があるのでは?と考えることはけして悪いことではありませんが、非常識な出来事に対してイライラするのは当然のことなので、そこで無理やりイライラを押しこめる必要はありません。

非常識なことに対して「こんなことでイライラするのは、自分が悪い」と考えることは、その非常識な行為を認めてしまうことになります。

例えば「電車の中で通話をする人を見て、イライラするのは自分が悪い」と考えるのは、極端な言い方をすれば「電車の中で通話をするのは、別に構わない」と言っているのと同じことになってしまいます。それはおかしいですよね。

非常識なことに対してイライラするのは、自分が正常な証だと思いましょう。ですから、イライラを無理やり抑える必要はなく、自分を責める必要はありません。非常識な出来事に対してイライラするのは、当たり前のことなのです。

かわいそうな人だと考える

非常識な出来事に対してイライラするのは当たり前のこと、と理解しても、そのイライラを和らげることはなかなか難しいかと思います。

でも非常識な行動で周囲をイライラさせている人に対して「あの人は常識というものを知らないんだな」「自分の行動が非常識だと理解できないんだな」というように、「かわいそうな人」「哀れな人」という見方をすると、イライラが和らぐ気がしませんか?

実際、非常識な人は、長期的な目で見れば「かわいそうな人」「哀れな人」と言えます。誰でも非常識な行動をとる人と、仲良くしたいとは思いません。見ているだけでイライラする、という方や、一緒にいるだけで同類と思われるのが嫌、などの理由で、周囲の人は離れていき、誰からも相手にされず孤立していくものです。

また公共の場で非常識な行動をとっている人は、そのうちトラブルに巻き込まれる可能性もあるでしょう。そうなっても、日頃から非常識な行動をとっていると、誰も助けてはくれません。日頃の行いが悪い、自業自得だと思われるでしょう。そう考えると、本当に「かわいそうな人」「哀れな人」だと思えてきませんか?

すると「自分は常識を持っていてよかった」と思えるでしょう。そうすればきっと、イライラは和らぐ筈です。

イライラは長く続くものではないと認識する

非常識な出来事、自分が納得できないことがあって、イライラすると、その直後からイライラ感が急上昇しますが、ピークはそこで、その後イライラは緩やかに低下していくものです。

実はイライラのような興奮状態は長くは続かないもので、これはイライラの元であるアドレナリンが本来は、一瞬の危機状態に対応するためのホルモンだからだと言われています。そのためアドレナリンがMAXの強い興奮状態でも、それが持続するのは大体1時間、長くて2時間、短ければ3分程度で落ち着いてくるそうです。

つまりその時間さえ乗り切れば、基本的にイライラは落ち着きます。このように、イライラはずっと続くものではないと意識すると、イライラは軽減されるでしょう。

イライラは何の得もないと考える

例え非常識な出来事にイライラするのは当たり前と理解しても、非常識な人をかわいそうな人だと思っても、イライラは長く続くものではないとわかっていても、それでもイライラが我慢できない時がありますよね。

でも冷静に考えてみると、イライラで得られるものは何もありません。イライラしていると、仕事や家事、勉強など、自分がするべきこと、やりたいことに集中できませんし、ミスに繋がることもあります。またイライラは周囲に伝わるので、その場の空気を悪くしたり、イライラを誰かにぶつけてしまって、人間関係が悪化する可能性もあります。

更にイライラすると交感神経が興奮し、血圧や脈拍が上昇、ホルモンバランスが崩れるなど、健康面でも美容面でも悪影響を与えることが考えられます。

そのうえイライラしている時は、判断力が鈍るので、交通事故を起こしたり、些細なことでトラブルになったりする可能性があり、そうなるとイライラが原因で今まで築き上げてきたものが水の泡になる可能性もあります。

つまりイライラは、自分にとっても周囲にとっても、なにひとつ得にはならないということです。そんな何の得にもならないイライラに時間を消費するなんて、もったいないですよね。そういった考え方を持つと、イライラ解消に役立つかと思います。

イライラを解消する行動は?

次にイライラを解消する行動について、こちらでご紹介します。

運動する

イライラを解消するには、週3回以上、ウォーキングやジョギング、サイクリングや水泳などの有酸素運動を行うことが勧められています。

運動に集中することで、イライラを忘れる効果があることや、一定のリズムで足を約15分間動かし続けると、精神に安定をもたらす作用を持つ「セロトニン」というホルモンが分泌されることから、イライラ解消に高い効果が期待できるようです。

また運動することで汗をかき、爽快な気分になることや、心地よい疲労感が生まれて、質の高い睡眠を得られるため、イライラを防ぐことができると言われています。

よく寝る

「ふて寝」という言葉があるように、イライラがどうしても抑えられない時、イライラして何も手につかないという時は、眠ってしまうのも有効なイライラ解消法だと言われています。イライラしていても、寝て起きたら、大抵のイライラは軽くなっているものです。これは眠ることで、気持ちをリセットできるからだと言われています。

また眠っている時に多く放出される「成長ホルモン」は、日中に受けたダメージを回復させ、身体機能を維持、向上させるだけでなく、精神的な安定をもたらす効果もあります。その「成長ホルモン」が活発に分泌されるのは、22時~2時までで、この時間帯を「睡眠のゴールデンタイム」と呼びます。

ただ22時に眠ることはなかなか難しい方も多いでしょうから、せめて12時~2時の間は熟睡できるようにすると、イライラ解消に役立つかと思います。

自分が好きな物に没頭する

平日は会社と家を往復するだけ、お休みの日は家で寝るだけ、これではストレスが溜まってイライラしてしまうのも当然と言えます。なにか自分が好きな物に没頭することも、イライラを解消する有効な方法です。

もし好きなことや趣味がないという方は、探してみましょう。例えば登山で大自然の雄大な景色を眺めたり、釣りで大物が釣れた時の喜びを味わったり、囲碁や将棋、チェスなど頭を使うものや、集中力・注意力がアップするという陶芸に挑戦するなど、探してみると色々あるものです。

もしそういった趣味にあてる時間がないなら、好きなテレビや映画を観るという方法もあります。テレビや映画は、短くても30分、長いもので2時間以上あるので、この時間はイライラから意識をそらすことができますし、泣いたり、笑ったりすることで、副交感神経の興奮状態を引き起こし、脳をリラックスさせることができるため、イライラ解消に効果が期待できます。

誰かに話す

嫌なことがあってイライラした時、誰かに話すとスッキリしませんか?イライラは心の中に溜め込んでも膨れ上がるばかりで、なかなか発散することは難しいですが、言葉にして外に出すことで、気持ちをスッキリさせることができます。

また仲のいい同僚や友人、家族に話すことで、自分の気持ちをわかって貰ったり、「それはひどいね」「非常識な人もいるんだね」「相手が間違ってるよ」というように、共感を得ることができれば、きっとイライラは発散されるでしょう。

誰かに話すには、直接会うのはもちろん、電話やメール、チャットを利用するという方法もあるので、イライラが爆発する前に誰かに話して発散させるようにしましょう。

大声で歌う

イライラ解消には、大声で歌うという方法もあります。これは多くの方が、実践している方法のようです。大声で歌う場合、自然と空気を吸って腹式呼吸になりますが、これには自律神経を調整して気分を安定させる効果があるので、イライラ解消に役立ちます。

また歌うという行為は、不安やイライラ、怒りなどの感情を言葉にして表現することで、安心感を得ることができる「カタルシス効果」があるそうです。自分の感情や思いを歌詞にのせて歌うことで、より高い「カタルシス効果」を得ることができるため、イライラ解消に高い効果が期待できます。

大声で歌うならカラオケに行ったり、お風呂に入っている時や車を運転している時、布団を頭からかぶって歌う、といった方法もあります。お腹から声を出して、思いっきり歌えば、きっとイライラも解消できるでしょう。

イライラを解消する食べ物と飲み物は?

イライラを解消するためには、食事内容の改善が必要です。こちらではイライラを解消する食べ物や飲み物について、ご紹介します。

イライラを解消する栄養素は?

イライラを解消するには、食事にも気を配る必要があります。こちらではイライラを解消する栄養素について、ご紹介します。

●ビタミンC●
ビタミンCは、抗ストレス作用を持つ、副腎皮質ホルモンの合成を促進する働きを持っているため、ストレスが加わると急激にその量が減ります。ビタミンCが不足していた場合は、副腎皮質ホルモンを十分につくることができないため、ストレスに対抗する力が弱まってしまい、それがイライラに繋がると言われています。

ビタミンCは1度に大量に摂取しても、ストックできず体外に排出されてしまうので、毎日十分なビタミンCをとる必要があります。

ビタミンCは、「ブロッコリー」「ピーマン」「パプリカ」「グレープフルーツ」「レモン」「苺」「オレンジ」「キウイ」などに含まれています。

●カルシウム●
カルシウムは神経や筋肉の活動をスムーズにする働きを持っているため、血液中のカルシウム濃度が不足すると、筋肉や神経の異常興奮が起こりイライラを引き起こすと言われています。

ただ健康な人の場合は、血液の中に含まれているカルシウムの量が不足しても、骨に蓄えられているカルシウムが血液中に溶け出すことで不足分を補い、バランスをとるためすぐにイライラなどの症状が出る訳ではないようです。ただやはり不足すると、イライラに繋がる可能性があるので、意識してとることが勧められています。

カルシウムは、「牛乳」「ヨーグルト」「豆腐」「チーズ」「小松菜」「いわし」「煮干し」などに含まれています。

●たんぱく質●
たんぱく質は「セロトニン」など、神経伝達物質の合成を促す作用があり、脳の働きを活性化させ、精神を安定させる効果を持っています。そのため不足すると、イライラを引き起こすなど、精神的に不安定になる可能性があります。

「セロトニン」はトリプトファンという必須アミノ酸から作られますが、これは人間の体内ではつくることができないので、食事から摂取する必要があります。トリプトファンは基本的に、食品中のたんぱく質が多いほどたくさん含まれているので、意識してたんぱく質をとることが、イライラ解消に繋がると言われています。

たんぱく質は「豚モモ肉」「牛モモ肉」「アジ」「マグロ」「カツオ」「ウナギ」「牛乳」「チーズ」「豆腐」「納豆」などに含まれています。

●ビタミンB1●
ビタミンB1は糖質の代謝に欠かせない栄養素で、神経や筋肉を正常に保つ働きも持っています。そのため不足すると、糖質を効率的にエネルギーに変えることができないため、疲労感や倦怠感、食欲不振などを招くことや、脳に十分なエネルギーを供給できないことで、精神のバランスを崩して、イライラを引き起こす可能性があります。

ビタミンB1は、「牛乳」「豚肉」「鶏レバー」「白米」「食パン」「ごま」「そば」「納豆」「豆腐」などに含まれています。

●ビタミンE●
ビタミンEは、ビタミンCと同じように抗ストレス作用を持つ、副腎皮質ホルモンの合成に関わっているため、不足するとストレスに対抗する力が弱まってしまうことから、イライラに繋がる可能性があります。

ビタミンEは、「アーモンド」「抹茶」「かぼちゃ」「たらこ」「アボカド」などに含まれています。

キウイ

キウイに豊富に含まれる「ビタミンC」には、抗ストレス作用を持つ、副腎皮質ホルモンの合成を促進する働きがあるので、イライラ解消に効果的と言えます。

またキウイには不溶性と水溶性両方の「食物繊維」が含まれているので、脂質や糖質などの栄養素の吸収を穏やかにすることや、便秘の改善に役立ち、更に余分な水分と塩分を体外に排出する働きを持つ「カリウム」も含んでいることから、むくみを解消する効果も期待できます。

牛乳

牛乳には神経の興奮を抑えて、ストレスを解消する効果があると言われる、「カルシウム」が豊富に含まれています。更に精神に安定をもたらす「セロトニン」の原料となる、「トリプトファン」も含まれていることから、イライラ解消に効果が期待できます。

ヨーグルト

ヨーグルトに含まれる乳酸菌は、腸内環境を整えることで、自律神経の乱れを改善し、ストレスホルモンの分泌を抑える働きがあります。また神経の興奮を抑える働きを持つ「カルシウム」も豊富に含み、更に「トリプトファン」も含んでいるので、イライラ解消に高い効果を発揮することが期待できます。

ナッツ

ナッツ類は噛み応えがあるだけではなく、たんぱく質、カルシウム、ビタミンなどの栄養素が豊富に含まれていて、ストレスホルモンを低下させる作用があることから、イライラ解消に効果が期待できると言われています。

特にイライラ解消に効果的なナッツは、「アーモンド」「くるみ」「ピスタチオ」などで、イライラした時のおやつや、ヨーグルト、料理などに混ぜて摂取することが勧められています。ただナッツ類はカロリーが高いものもあるので、食べ過ぎには注意が必要です。1日に約25gを目安に摂るようにしましょう。

ココア

ココアの独特のほろ苦さの元になっている、テオブロミンという成分には自律神経を整える作用があります。そのうえ、ココアにはカルシウム、ビタミンB1、ビタミンE、たんぱく質などが含まれているため、イライラ解消に高い効果が期待できます。

特にホットで飲むと、体が温まりリラックス効果が増すので、イライラ解消にはホットココアがおすすめです。

イライラを悪化させる食べ物

イライラするとドカ食いしてしまう、という方は少なくないようですが、実はその行為がイライラを増幅させている可能性があります。

例えばスナック菓子やファーストフードは、塩分や脂肪分が多く含まれているため、過剰摂取するとイライラが増す可能性があります。また甘いお菓子など、糖分の多いものをたくさん食べると、血糖値が急激に上がり、また急激に下がることになるので、その変動が繰り返されることで、精神的に不安定になることが考えられます。

更にコーヒーには、興奮を誘う働きを持つ、カフェインが含まれることから、イライラを悪化させる可能性があります。

このような食べ物や飲み物を大量に摂取することは、イライラを解消するどころか、更に悪化させることに繋がってしまうので、避けるようにしましょう。

イライラを解消するのに効果的なツボは?

イライラを解消する方法として、こちらではイライラに有効なツボをご紹介します。

神門

神門(しんもん)は、手首のシワの小指側、触れる腱の親指側にあり、イライラ解消に有効なツボとして知られています。

神門の押し方は、まず手首を4本の指で抱えるように支え、それから親指で神門を押えた状態で、手首を掌側に倒します。次に手の甲側にそらす動作をゆっくりと繰り返しましょう。手首を掌側に倒す時に神門が圧迫されることで、ほどよい刺激を与えることができます。

●神門(しんもん)●

内関

内関(ないかん)は、手首のシワから指3本分上で、腱と腱との間にあります。この部分が硬いと、イライラやヒステリー、不眠、心臓や胃の不調が現れるそうです。そのためやわらかく保つことが重要とされています。

内関は、親指を使ってぐーっと5秒くらい押しましょう。

●内関(ないかん)●

労宮

労宮(ろうきゅう)は、広げた手のひらの中央あたり、中指と薬指を曲げるとその指の先端があたる場所にあります。このツボは心のストレスに効くと言われ、イライラ解消に効果が期待できます。

労宮は親指を使って、ぐーっと押しましょう。

●労宮(ろうきゅう)●

手の井穴

手の井穴(せいけつ)は、それぞれの手の爪、外側の根元にあります。このツボを押すと、交感神経に傾いた自律神経の働きを、副交感神経優位に導くことができるため、イライラ解消に効果があると言われています。

手の井穴は、爪をもむように、少し痛いくらいの強さで10秒ずつ押します。1日2~3回を目安に行いましょう。

●手の井穴(せいけつ)●

百会

百会(ひゃくえ)は、両耳の尖端を結んだ線上の中央、頭のてっぺん辺りにあります。名前の由来は「様々な系脈が会する場所」ということで、イライラ以外にも、便秘や下痢に効くなど、効果は多岐に渡ります。

百会は両手の中指や薬指を使って、優しくぐーっと押しましょう。

●百会(ひゃくえ)●

三陰交

三陰交(さんいんこう)は、内くるぶしから指4本分上で、スネの骨のきわ部分にあります。これは「女性のツボ」とも呼ばれ、ホルモンバランスを整える働きがあり、生理前のイライラなど、PMSの症状を和らげる効果が期待できます。

三陰交の押し方は、両手の親指を使って「1、2、3」で押して、離します。

●三陰交(さんいんこう)●

生理前のイライラを解消するには?

生理前のイライラはPMS(月経前症候群)と呼ばれ、なんと女性の約8割以上が経験していると言われています。例えば「食器を片づけない夫に苛立つ」「同僚の一言が頭にくる」「つい子どもに怒鳴ってしまう」など、普段は理性でコントロールできることが、生理前になると抑えきれず、怒りをぶつけてしまった後で自己嫌悪に陥ることもあります。

この生理前にイライラする原因には、ホルモンのバランスの変化が関係しています。女性は「黄体期」と呼ばれる排卵後から、生理前にかけての期間に、プロゲステロンというホルモンの分泌が増えることで、神経伝達物質のひとつである「セロトニン」が減少します。これは精神の安定を司る物質なので、不足するとイライラが起こりやすくなるのだそうです。

ではどうすれば、生理前のイライラを解消できるのでしょうか?こちらでその方法について、ご紹介します。

低用量ピル

生理前のイライラを解消する方法のひとつとして、低用量ピルがあります。低用量ピルには微量の女性ホルモンが含まれていて、生理をコントロールして排卵を止めることや、ホルモンのバランスをとることで、プロゲステロンが過剰に分泌されることを防ぎ、PMSの症状を治す効果が期待できます。

低用量ピルは毎日飲む薬で、飲み始めてから最初の生理までに効果を実感する女性が多いようですが、人によっては3か月程度かけて徐々に効果が出てくる場合もあるようです。副作用として2か月ほど、つわりのような吐き気や胸焼け、頭痛などを感じることがあり、そういった症状がひどい場合は別のピルを試すことになります。

ピルの種類によって合う、合わないがあるので、1度の服用で諦めず、自分にあったものを探しましょう。なお低用量ピルは、病院で処方して貰う必要があります。病院は、婦人科か産婦人科で、年に数回は通院することを考えると、できるだけ自宅から近い場所を選ぶ方が便利かと思います。

漢方薬

低用量ピルが飲めない方や、抵抗がある方には、漢方薬を利用するという方法もあります。漢方薬は低用量ピルのように即効性はないものの、体質を改善しながらPMSの症状を和らげる効果が期待できます。

生理前のイライラに有効な漢方薬は「女神散(にょしんさん)」、「加味逍遥散(かみしょうようさん)」、「抑肝散(よくかんさん)」などがあります。

漢方薬の入手については、病院で希望を伝えて処方して貰うか、薬局や通販で購入するという方法があります。煎じ薬やより専門的な処方をご希望の方は、漢方専門薬局が勧められています。

サプリメント

生理前のイライラを解消するには、サプリメントを利用する方法もあります。サプリメントはドラッグストアや通販で、手軽に購入できますし、低用量ピルや漢方薬と比べると多くの方が抵抗なく利用しやすいかと思います。こちらでは生理前のイライラに役立つサプリメントについて、ご紹介します。

●プラセンタ●
プラセンタは生理前のイライラはもちろん、生理痛を抑える効果や経血の量を正常にする効果、ベッドから起きられないほど辛い、という時にも効果があると言われています。ただ効果は個人差があるので、まずは3か月程度試してみてから、判断することが勧められています。

●チェストツリー●
チェストツリーは、西洋ニンジンボクと呼ばれるハーブで、イライラはもちろん、倦怠感などPMSの症状に効果が期待できます。ただピルと同時に飲むとその効果を下げてしまう点に、注意が必要です。

●γ-リノレン酸●
γ-リノレン酸は「月見草油」のサプリメントなどに含まれていて、生理の2週間前から飲むことでイライラなど、PMSの症状を和らげる効果が期待できます。女性の悩みのひとつである、生理前の大人ニキビにも効果的だそうですよ。

●セントジョーンズワート●
セントジョーンズワートはヨーロッパでは医薬品として扱われるハーブで、気持ちを静める効果があるので、イライラなどPMSの症状に有効だと言われています。ただピルと同時に飲むとその効果を下げてしまうので、注意が必要です。

●テアニン●
テアニンはお茶のうま味や甘味に関係する、アミノ酸の一種で、リラックス効果があるため、イライラなどのPMSの症状に効果が期待できます。

アロマテラピー

生理前のイライラ解消に、アロマテラピーを利用するという方法もあります。こちらでは生理前のイライラに効果的なアロマオイルについて、ご紹介します。

●クラリセージ●
クラリセージは深みのある濃厚な香りで、リラックス効果が高く、イライラの解消に役立ちます。

●ネロリ●
ネロリは柑橘系の爽やかさとフローラル系のやわらかさを足した香りで、高いリラックス効果を持っているため、生理前のイライラに効果が期待できます。

●イランイラン●
イランイランは熱帯地方の常緑木から取れるオイルで、リナロールやゲラニオールという成分が含まれており、イライラを鎮めて、リラックスさせてくれる効果を持っています。エキゾチックな独特の強い香りで、好き嫌いがわかれるので、使用する時は少量から始めるようにしましょう。

●ラベンダー●
ラベンダーは代表的なアロマオイルで、鎮痛作用があり、気持ちを穏やかにする効果があるため、イライラなどPMSの症状を和らげるのに役立ちます。ウッディーでフローラルな香りを持ち、他のオイルとの相性もよいため、ブレンドして使用することができます。

※アロマオイルの簡単な使い方※
アロマオイルはアロマディフューザーを使用したり、お風呂に数滴垂らして入浴するなどの使い方もありますが、特に便利なのが、ティッシュに1~2滴垂らして香りをかぐという方法です。これなら場所を選ばず、いつでも簡単に行えるのでおすすめです。

まとめ

いかがでしたか?イライラは不快なものなので、避けられるものなら避けたいですが、非常識な出来事に遭遇することは避けようがないので、現実的には難しいと言えます。

ただそのイライラを無理やり抑えこんでしまうと、更にイライラが増して、心身ともに悪影響を与えることになるので、うまく解消する必要があります。イライラを解消する方法は人によって違うので、自分にとって1番いい方法を見つけるために、こちらでご紹介した方法を試して頂けたらと思います。