シトルリンって聞いたことありますか?シトルリンはウリ科の植物に多く含まれる成分で、その効能には血流を促進し、血管を拡張させるというものがあります。これに注目したサプリメントがシトルリンサプリです。では実際にどんな効用があるのか、また1日の摂取量や摂取のタイミング、摂取してはいけないケースについて説明していきたいと思います。

シトルリンの摂取量は?

シトルリンは医薬品の分野から健康食品になったくらいなので、特に副作用がなく、血圧計の疾患のある人や子供を除き、摂取しすぎても問題はありません。ただ摂れば摂っただけ有効に利用されるわけではないので、一日にせいぜい800mgが効果的な範囲といわれています。

シトルリンの特徴

スイカから発見

シトルリンは、カラハリ砂漠の苛酷な環境で育つ野生のスイカに多く含まれているアミノ酸の一種で、体内で一酸化窒素の生成を高めて血管を拡張する特徴があります。 カラハリ砂漠ではこの野生スイカを、人間だけでなくヤギやロバの飲み水として利用したり、料理に使ったり体を洗ったりと、さまざまな場面で用いています。 シトルリンの発見は意外と古くて、1930年にスイカの成分を調べていた日本の学者が見つけたそうです。そのため、シトルリンという名前は、スイカの学名である「Citrullus vulgaris(シトルラス ブルガリス)」に由来しています。

ペニス増大効果

シトルリンには体内での一酸化窒素を増やすことで、血管を拡張する効果があります。それにより、全身の隅々まで血行を改善する効果があるので、そこに注目して男性の悩みを解決するためのサプリとして販売されています。 ただ、局所への血流改善というわけではないので、あくまでも勃起を助ける補助的なものとしてとらえた方がよいでしょう。コラーゲンやヒアルロン酸のサプリが膝に効くというのと同じようなものです。また、シトルリンのその他の効能としては、女性の冷え症改善やむくみ予防にも効力を発揮することが挙げられます。

アルギニンとの関係

アルギニンはシトルリンと同じくアミノ酸の一種で、成長ホルモンの分泌を促進したり、免疫機能を向上させる働きを持っています。アンチエイジングの領域でも注目されているサプリメントです。 シトルリン同様、血流を改善させる働きも有しているのですが、アルギニンには致命的な弱点があります。それは、経口摂取の場合、吸収率が悪いということです。また、アルギニンサプリで増加する成長ホルモンは、ウェイトトレーニングをする場合よりも少ないとされており、摂取目的によっては効果が弱いそうです。

リジンとの関係

シトルリンと一緒に摂取すると効果的なサプリの一つにリジンがあります。リジンもアミノ酸の一種で、カルシウムの吸収効率をあげ、骨の生産をサポートしたり、コラーゲンを精製したり、糖の代謝を促進したり、健やかな髪の毛を作ったりします。単体で用いられる場合にはヘルペスを予防することに重点をおいています。 ただリジンには生殖機能に関わる働きはありません。それなのになぜ、シトルリンと組み合わされていることが多いのでしょう?それは、リジンが体を構成するための必須アミノ酸だからです。成長ホルモンの分泌や、海綿体の増殖にも必要となります。

アミノ酸とは?

シトルリンやアルギニン、リジンはアミノ酸の一種ということですが、そもそもアミノ酸とはどういうもので、どのような作用があるのでしょう。それを理解することで、さらに効率よく摂取することができると思います。

たんぱく質の構成源

アミノ酸が体にとって大事だというのは、なんとなく分かりますが、実際のところはどうなのでしょう。私たちの体は20%がたんぱく質でできているといわれていて、そのたんぱく質はアミノ酸によって構成されています。 食べたものを吸収したり、呼吸をしたりするのは、アミノ酸が内臓や筋肉、血管や皮膚を日々修復してくれているおかげなのです。そういったことから、私たちの生命活動を支える最も重要な構成要素といえます。

アミノ酸の種類

一時期コマーシャルソングにもありましたが、バリン、ロイシン、イソロイシンをはじめ、私たちの体を構成しているアミノ酸には全部で20種類あります。その中には体内では合成できないため、食品などから摂取する必要のある「必須アミノ酸」と、体内で他のアミノ酸から合成できる「非必須アミノ酸」の2つのタイプがあります。 ちなみにアルギニンは非必須アミノ酸の一つですが、30代を過ぎるとほとんど体内で生産されなくなるので、30代以降は必須アミノ酸に分類されます。シトルリンは体内でアルギニンに転換されるので、たんぱく質の構成要素たるアミノ酸には入っていません。

シトルリンの摂取方法

サプリメントを服用する

シトルリンを摂取する簡単な方法としては、サプリを飲むことが挙げられます。日本でも薬局やドラッグストアでシトルリンサプリが市販されていますし、協和発酵やDHCの通販商品にもあるので、それらを利用すると良いでしょう。

食品から摂取する

サプリメントはあくまでも栄養「補助」食品なので、やはり普段の食事でシトルリンを摂るようなメニューを考えるとよいでしょう。シトルリンはウリ科の植物に多く含まれているので、スイカやメロン、キュウリなどを摂取するといいようです。

摂取するタイミング

シトルリンには成長ホルモンを分泌させる効果もあります。成長ホルモンには骨を作ったり、筋肉を修復させる働きがあるので、筋トレ後に服用すると、「筋肥大」をおこす超回復に有効です。また、乳酸を除去してくれるので、トレーニングの疲労回復や筋肉痛の軽減にも効果的です。

シトルリンの摂取量

1日の摂取量目安は800mg

サプリの種類によっては過剰摂取すると中毒を起こしてしまうものもありますが、シトルリンにはその様な副作用がありません。ただ、摂取すればするほど効果が上がるかというとそういうわけではなく、一日に800mgずつを目安として「継続して」飲み続ける事が大事です。

摂取量上限はなし

摂取の上限については特に決められていないようです。ただ、サプリメントからではなく、スイカなどの食べ物からシトルリンを過剰摂取した場合には、副作用ではなく単にお腹がゆるくなって、下してしまうこともあるので注意が必要です。摂取しようとして下していたら世話ありませんよね。過剰摂取には注意しましょう。

摂取をおすすめできない人

血圧疾患の方

シトルリンには一酸化窒素を生成して血管を拡張する効果があり、血液の循環が良くなります。健康な人なら問題ないのですが、血圧系の疾患を持っている人の場合は重大な過誤を招きかねません。 高血圧の人はもちろんですし、白血病の人の場合も、血流が増大することによって、怪我をしたときに血が止まらなくなってしまうリスクが高くなります。摂取する際にはお医者様に相談してから服用することが必要です。

高シトルリン血症の子供

小児科領域で見られる子供の高シトルリン血症に対しては、シトルリンの摂取は禁忌扱いとなっています。摂取してしまうと痙攣や多呼吸、哺乳不良や嘔吐、昏睡、硬直や意識障害、異常行動や発育が遅れるなど、さまざまな副作用を誘起するので注意が必要です。

アレルギーがある方

シトルリンに限らず、すべての食品や薬剤にいえることですが、生物には体が受け入れがたいものが個々に存在していて、それは人それぞれです。特にアレルギー体質の人はお医者様に相談した上で摂取するようにすると良いでしょう。

まとめ

シトルリンについてとりあげてきましたが、いかがだったでしょうか?初めて聞いたという方も多かったのではないかと思います。主に男性の悩みをターゲットにして商品化されているものが多いですが、冷え性やむくみに悩む女性にも効果的なんですよ。 ただ、本文でも触れましたがあくまでもサプリメントは栄養「補助」食品です。わらにもすがりつきたくなる気持ちは分かりますが、あくまでも基本は食事です。生活習慣を見直した上でサプリをプラスしてあげれば、きっと効果も倍増するはずですよ。