【チャンピックスで禁煙】スケジュールや飲み方・注意点など

日本初のニコチンが含まれていない禁煙補助薬として注目を集めているチャンピックス。その高い効果が評価されている一方で、意識喪失や難聴、自殺、攻撃性の増加といった重篤な副作用が報告されているため、使用を躊躇ってしまうこともありますよね。ここでは、チャンピックスの効果や服用の仕方などを中心にご紹介していきます。禁煙について悩まれている方はぜひ参考にしてみてくださいね。

禁煙成功率92.6%って本当?いま話題のチャンピックスを紹介!

最近、禁煙外来のTVCMをよく見かけるようになってきました。喫煙は体に悪影響を与えるのはもちろんのこと、最近の急激な値上がりにより経済的な負担も増えているため、禁煙することを考え始めている方も多いのではないでしょうか。

チャンピックスは日本初のニコチンを含まない禁煙補助薬で、その効果の高さから大きな注目を集めている医療用医薬品です。その禁煙成功率は、12週間の継続服用でなんと92.6%と言われていますから、驚異的ですよね。

喫煙の習慣がある方が禁煙しようとすると、どうしても精神的にイライラすることが増えて失敗してしまいがちです。身の回りの方やご自身の体験として、禁煙にチャレンジしたけれどどうしても我慢できずに失敗してしまったという方も多いのではないでしょうか。

どうして禁煙は失敗しやすいのか、また何故チャンピックスは禁煙成功率が高いのか。禁煙が失敗しやすい理由やチャンピックスのメリットとデメリットをきちんと押さえて、ぜひ禁煙の成功に繋げてくださいね。

今まで何度禁煙しても止められなかった?その理由とは?

ニコチン依存が原因

タバコの成分の1つ「ニコチン」には強い精神的依存性があることが知られています。その依存性強度はヘロインと同程度とも言われているほどです。この強い依存性の為に、タバコを吸うことが脳のドパミン発生プロセスの為に快楽化されて、禁煙が難しくなってしまうのです。

タバコの習慣性

禁煙を検討されている方は、そのほとんどの場合に数年以上の喫煙経験があります。こうなると、もうタバコを吸うという行為自体が習慣化されてしまっているため、ちょっとイライラしたり、一息つきたい時などについタバコを吸ってしまうのです。

実際に喫煙経験が3か月未満という方では、まだ習慣になっていないため容易に禁煙出来るということが分かっています。

タバコの禁断症状

禁煙を失敗させてしまう理由として、依存性と習慣性をご紹介させて頂きましたが、喫煙を失敗させる大きな理由がもう1つ存在します。それは、タバコをやめる事による禁断症状です。

ニコチンには麻薬と同様に、その摂取をやめると禁断症状が現れるようになります。それは時に日常生活に支障を及ぼすほどのイライラをもたらしたり、体の不調を生じさせたりする事があります。

このような禁断症状のために禁煙が辛くなり、禁煙を失敗してしまう人はとても多いのです。

禁煙成功率が高いチャンピックスとは?

禁煙治療薬の種類

禁煙補助薬には、以下のような種類があります。禁煙補助薬の使用を検討している場合は、医師と良く相談して自分にあったものを選ぶ事が大切です。

(1)ニコチンパッチ(ニコチン代替療法)
ニコチンを皮膚から吸収させる張り薬で、毎日1枚皮膚に貼るだけと簡単に使用出来る薬剤です。禁煙開始から8週間使用を続け、その間に少しずつ小さいサイズの貼り薬に切り替えていき、徐々にニコチン摂取量を減らしていきます。

禁煙効果だけではなく、食欲抑制効果もあるため体重増加を軽減させるというメリットもあります。ただし、副作用として皮膚のかぶれやかゆみがあり、またよく汗をかいたりスポーツしたりする場合は剥がれやすくなってしまうため、使用が困難というデメリットがあります。

ニコチンパッチは薬局薬店で購入出来るほか、医療機関で処方を受けることが出来ます。医療機関では健康保険が適用される場合が多いですから、まず病院で相談してみることをオススメします。

(2)ニコチンガム(ニコチン代替療法)
口の中の粘膜からニコチンを吸収させるガム状の製剤です。タバコを吸いたくなった時に、1回1個をゆっくりと時間をかけて噛むようにします。禁煙開始後から少しずつ使用個数を減らして、体内のニコチン濃度を減少させていきます。

禁煙による口寂しさや喫煙欲求に対処することが可能で、食欲抑制効果もあるため体重増加を軽減冴える効果も期待出来ます。

副作用として口内炎や吐き気、口内や喉のピリピリ感を感じることがあります。また、歯の状態や職業によって使用が難しい場合もありますので、購入する場合や薬局薬店の薬剤師によく相談するようにしてみてくださいね。

(3)バレニクリン(ニコチン受容体部分作動薬)
ニコチンを含まない飲み薬です。入手には医師からの処方箋が必要になります。禁煙開始予定日の1週間前から1日1回の服用を開始し、禁煙開始後は1日2回服用する形で12週間継続して服用します。

禁煙による禁断症状を和らげる効果があるほか、喫煙による快楽を抑える効果もあります。ニコチンパッチやニコチンガムの使用が困難な循環器疾患がある方でも使用出来る薬剤です。

主な副作用としては吐き気や頭痛、便秘、不眠などが報告されています。ヘビースモーカーの方や喫煙に何度も失敗した方でも禁煙成功率が高く、オススメの方法として注目されています。

チャンピックスの働き


チャンピックスはニコチンを含まない経口禁煙補助薬で、ニコチンレセプターに作用する薬剤です。主成分としてバレニクリン酒石酸塩を含み、高い喫煙成功率が報告されています。

タバコを吸うと、タバコに含まれるニコチンが脳にあるニコチンレセプターに結合して、快楽を生じさせる作用を持つドパミンを放出させます。

チャンピックスはニコチンと同様、このニコチンレセプターに結合しますが、ニコチンが結合する場合よりも放出されるドパミンの量がずっと少ないため依存性もなく、禁煙によるイライラなどの禁断症状を軽減させる効果があるのです。

また、チャンピックスがニコチンレセプターに結合することで、ニコチンがニコチンレセセプターに結合するのを妨げます。そのため、チャンピックス服用中に喫煙してしまっても「おいしい」と感じることがなくなり、タバコを吸うことによるメリットがなくなっていきます。

チャンピックスでどれくらいの人が禁煙できているの?

チャンピックスをきちんと12週間継続して飲み続けた場合の禁煙成功率は92.6%と言われています。

また喫煙により得られる満足感や爽快感、精神的な充足感を抑制することも報告されており、その効果は概ね服用を開始してから1週間から7週間で実感できることも報告されています。

さらに禁煙を失敗させる大きな要因の1つである、ニコチンの離脱症状を軽減させることも報告されています。チャンピックスの服用により禁断症状による精神的な落ち着かなさ、イライラ、集中出来ない、タバコに対する切望間といった症状が軽減されます。

チャンピックスの高い禁煙成功率は、上記のような禁煙の失敗理由に対してきちんとアプローチしてくれるという点にあるのかもしれませんね。

チャンピックスの特徴

チャンピックスの最大の特徴は、これまでの禁煙補助薬とは異なりニコチンを含んでいないという点にあります。これは日本初の特徴であり、これまで何度も禁煙に失敗してしまったという方や、ヘビースモーカーの方でも効果が期待出来ると注目されています。

また、服用の方法もこれまでのニコチン置換療法とは異なり、いきなり禁煙を開始するのではなく、禁煙開始1週間前から薬の服用を開始して禁煙に臨むという服用方法になります。

体がニコチンを欲しない状態に変化しつつある時に禁煙を開始することが出来るため、禁煙によるストレスが軽減されることもチャンピックスのメリットと言えそうですね。

チャンピックスの使用にあたり注意すること

注意する人

チャンピックスは、下記に挙げる項目に当てはまる方では服用に注意が必要とされています。もし当てはまるものが1つでもある場合には、服用前にしっかりと医師に相談するようにしてください。

・以前にチャンピックスを服用して、かゆみや発疹などのアレルギー症状を経験したことがある
・精神疾患がある
・腎臓病がある
・他の疾患の治療のために服用中の薬剤がある
・妊娠中、または授乳中である
・未成年者である

飲み合わせ

チャンピックスは、原則他のニコチン製剤と一緒に服用することは出来ません。これは副作用の発現率が上昇してしまうためです。

腎臓病がある方は胃の薬であるシメチジン(タガメット)との併用に注意が必要になります。シメチジンを服用している方は、チャンピックス服用前にきちんと医師に申告しておくようにしてください。

また、チャンピックスの服用には直接関係はありませんが、喫煙の再開により他の薬剤の代謝に影響して血中濃度を変動させてしまう可能性があります。テオフィリン、ワルファリン、プロプラノール、インスリン注射液などを使用している方は、しっかりと医師に相談するようにしましょう。

主な副作用

チャンピックスで一番多く報告されている副作用は、吐き気や便秘といった胃腸障害です。また、10人に1人程度の割合で頭痛を生じることも報告されています。症状の程度は軽度で、重症化することはほとんど無いとされていますが、症状が気になる時には医師に相談するようにしてください。

上記のような副作用に加え、精神的な不調を訴える方も少なくありません。不眠や不安感、イライラ、気分の落ち込み、怒りやすくなるといったものが主な症状ですが、これは薬の影響だけではなく、禁煙による禁断症状による場合もあります。

症状の中で辛いものがある場合には、その旨をきちんと医師に相談するようにしましょう。

チャンピックスの重篤な副作用としては、意識障害が代表的です。特に運転中に意識を喪失し、自動車事故に発展したケースは複数報告されています。海外においては、重いうつや焦燥感、興奮、攻撃的行動、衝動的行動といった事例も報告されているため、FDAにより注意喚起が出されています。

禁煙治療のスケジュールとチャンピックスの服用の仕方

禁煙治療開始1~2週目

チャンピックスは、禁煙開始予定日の1週間前から服用を開始します。そのため、実際に禁煙を開始するのは服用から8日目になります。ただし、服用8日目に至る前に自然とタバコを吸わなくなった場合は、その時点から禁煙を開始していきます。

飲み始めの1週間は禁煙する前ですから、タバコを吸うことは可能です。1日目から3日目までは1日1回0.5mg錠を食後に服用し、4日目から7日目までは1日2回0.5mg錠を服用します。実際に禁煙開始した8日目以降は、1日2回1mg錠を服用するようにし、合計で12週間チャンピックスの服用を続けます。

チャンピックスを服用中にイライラなどのニコチンによる禁断症状が出てきたら、深呼吸を行う、水を飲む、低カロリーのガムを噛むなどの対処法を取り、上手に乗り切っていくようにしてください。どうしても禁断症状が我慢出来ない場合や、吐き気などの副作用が現れた場合には、かかりつけの医師に相談するようにしましょう。

禁煙治療開始3~4週目

禁煙を開始して一番辛い時期は、禁煙開始後1週間と言われています。すでにいちばん辛い時期を乗り越えていますから、この後の禁煙は少しずつ楽になっていきます。とはいえ、不安や何か問題を感じたら、早めに医師に相談して出来るだけ早期に解決しておくようにしてくださいね。

この時期に起こりやすいものとしては、しっかりと禁煙を継続出来るか不安になるというもの。また、この先一生タバコを吸うことが出来ないんだと考えて、気持ちが重くなってしまうこともあります。あまり先のことは考えず、とりあえず今日1日はタバコを止めておこうという気持ちでいると少し楽になることがあります。

加えて、仕事の付き合いなどで飲み会に参加しなければならない時もありますよね。お酒の席ではどうしてもタバコが吸いたくなってしまいがちですから、可能であれば飲み会に参加しないのがベストです。

ただ、どうしても参加せざるをえない席では飲みすぎに注意して、タバコが吸いたくなったらノンアルコールドリンクや氷を口に含むなどして乗り切っていきましょう。

禁煙治療開始5~6週目

まもなく禁煙開始から1か月を迎えます。この頃になると少しずつタバコを欲する気持ちが薄くなり、禁煙による効果が体に現れてきます。禁煙効果の代表的なものとしては、以下に挙げるようなものが代表的です。

自分に当てはまるものがないか確認して、禁煙の効果をしっかりと確かめておきましょう。

<禁煙効果チェック!>
・呼吸が楽になって、息切れしなくなってきた
・咳や痰が減って、声が出しやすくなってきた
・目覚めが爽やか
・肩こりが気にならなくなってきた
・食べ物が美味しく感じられる、胃の調子が良くて食欲が増えた
・肌トラブルが減って、肌の調子が良い
・口臭が減った
・歯磨きの際の吐き気を感じなくなってきな
・部屋や衣服のタバコ臭さがなくなってきた
・タバコ代が節約出来るため、自由に使えるお小遣いが増えた
・無理だと思っていたことでもやれば出来る、と自信がついてきた
・他人にタバコによる不快感を与えているという心配をしなくて済むようになってきた

禁煙治療開始7~8週目

禁煙を開始してから1か月半が経過した頃です。体調は良くなってきているはずですが、この時期特有の不安や問題も生じてくる頃ですね。

この時期に多い不安はなんといっても、体重が増えてきたというもの。一般的に禁煙をすると平均して2kgから3kgほど体重が増えるとされています。それは、禁煙により味覚や胃腸の調子が改善されてつい食べ過ぎてしまうことに理由があります。

また、口寂しさを紛らわせるために、ついお菓子などを食べてしまうのも理由の1つ。ただ、無理に食欲や口寂しさを我慢するとストレスからタバコを吸いたくなってしまうこともあります。禁煙に慣れてきたら、運動や食事などで徐々に体重を減らしていくような形で対処していきましょう。

もう1つの問題は、時々無性にタバコが吸いたくなるというものです。この時期は、禁煙開始直後に比べて弱まってはいるものの、まだタバコを吸いたいという欲求が残っています。この欲求は今後もどんどん減少していきますので、深呼吸や歯磨き、水を飲むなどして上手に対処していきましょう。

禁煙治療開始9〜12週目

この頃になると、1か月前に比べてさらに禁煙の効果を実感できるようになっているのではないでしょうか。ですが、油断は禁物です。ここまで禁煙できたのだから、1本くらい吸っても良いだろうとつい吸ってしまい、これまでの努力が無駄になってしまうことがあります。

つい吸ってしまいそうになったら、これまでの努力や禁煙を始めた理由、喫煙による健康への害などを思い返して、グッとこらえるようにしましょう。また、もしタバコを吸ってしまった場合には、ズルズルと回数を重ねるのではなく、すぐにもう1度禁煙するようにしてくださいね。

禁煙を成功させるために知っておくべきこと

禁煙すると健康的な生活が送れるようになる

禁煙すると、下記のような医学的効果が得られるとされています。

<禁煙後の時間経過に伴う医学的効果>
20分:血圧や脈拍が正常化。手足の体温が正常になる
8時間:血中の一酸化炭素濃度が正常になる
24時間:心臓発作のリスクが低下
48時間:運動機能が改善。味覚や臭覚が復活し、食事が美味しく感じられる
72時間:気管支の緊張が緩み呼吸が楽になる。肺機能が改善し始める
2〜3週間:心機能が改善し、肺機能も30%程度回復する
1か月〜9か月:咳や息切れ、疲れやすさなどの症状が改善する。気道の自浄作用も改善するため、感染症にかかりにくくなる
1年:虚血性心疾患のリスクが喫煙者の1/2程度まで低下する
5年:肺がんによる死亡率が喫煙者の1/2に成る
10年:前がん状態にある細胞が修復される。口腔がん、咽頭がん、食道がん、膵臓がん、膀胱がんなどのリスクが低下する

禁煙すると生活が楽しくなる

禁煙しようと思っていても、そのメリットがはっきり分からないと「別にタバコを吸っていても良いのではないか」と考えてしまいがちですよね。ですが、禁煙するメリットは健康に良いだけではなく、生活面にも大きなメリットがあるんですよ。

(1)歯が綺麗になり、口臭が減る
タバコを吸うとヤニが歯に付着するため、クリーニングを行ってもすぐに黄色くなってしまいます。また、タバコは歯や歯茎にも悪いとされており、タバコを吸い続けると口腔内環境はどんどん悪化してしまいます。

さらに、タバコを吸うと口臭が出やすくなりますし、歯茎の状態が悪くなっても口臭が悪化します。口腔内の健康を考えるのであれば、一刻も早く禁煙した方が良いと言えそうですね。

(2)部屋が綺麗になる
タバコを部屋の中で吸っていると、ヤニが壁や窓ガラスなどに付着して黄ばみ、触るとベタベタしたような状態になります。これはいくら掃除をしても、タバコを続けている限り綺麗になる事はありません。

禁煙を考えている人は、まず部屋の壁紙を新しいものに変えてみてください。部屋の臭いが変わりますし、壁紙ってこんなに綺麗だったっけ、と実感できるはずです。また、タバコの臭いは部屋だけではなく衣服の臭いにも付着します。

この臭いは、タバコを吸っていない人ならその人が近くに来ただけで分かる強烈なものです。タバコを擦っている本人は気付かないことが多いですが、一度禁煙をすると臭いだけで喫煙者だと分かることに気がつくはずです。

(3)副流煙の心配がなくなる
禁煙をすると、もう周囲の人に副流煙で被害を与えることを心配しなくても良くなります。現在は分煙や禁煙のエリアが増えているとはいえ、やはりちょっと油断すると副流煙で迷惑をかけてしまうこともありますよね。

禁煙をして周囲の人に気を使わなくても良くなると、なんて気持ちが楽なんだ、と感じられてくるはずです。どこかへ遊びに行っても誰かに迷惑をかけるかもしれないと思うと、心から楽しめないこともありますよね。

余計な心配をせず、思いっきり楽しめることを1度経験すると、喫煙しようという気持ちは少しずつ低下していくはずですよ。

禁煙成功のカギ 自分を知る

禁煙を成功させるためには、ただぼんやりと「タバコをやめよう」と考えているだけでは困難です。まずはどうして自分が禁煙したいのか、自分の喫煙パターンはどうなのか、自分を見つめ直して、禁煙成功に繋げましょう。

(1)禁煙理由を書き出す
禁煙をする前にどうして禁煙をしようと思ったのか書き出しておきましょう。自分や家族の健康のため、タバコ代節約のためなど理由は人によって様々ですよね。禁煙理由を書き出して、常に目に止まる場所に貼っておくと、禁煙中に吸いたくなってしまった時の抑止力となります。

(2)自分の喫煙パターンを認識する
禁煙を行う時の準備として、まず自分がどんな状況や時間帯にタバコを吸うことが多いのか見直してみましょう。自分の喫煙パターンが分かると、タバコが吸いたくなる状況が見えてくるため、事前に吸いたくなった時の対処法方を検討しておくことが出来るようになります。

(3)タバコの本数を徐々に減らすのは単なる自己満足
タバコの本数を減らしただけで禁煙に取り組んでいると満足してしまっている方は、要注意です。タバコの本数を減らしても、以前より深く吸うようにしたり根元まで吸うなどしたりして、結局体に入る有害物質の量には変化がないことがあります。

また、タバコの本数を減らして喫煙感覚が長くなると、ニコチンの禁断症状により次の1本がより美味しく感じられて、余計にタバコから離れられなくなってしまうこともあります。タバコの本数を減らすのではなく、禁煙するならスパッとタバコは止めましょう。

(4)太ってきたら禁煙成功の証拠
一般的に禁煙すると味覚や胃腸の調子が改善されて食欲が増し、平均して2kgから3kgほど増えてしまう人が多いようです。ただ、これは禁煙がうまくいっている証拠ですから、体重が増えたからといって禁煙を止めてしまわないことが大切です。

また、禁煙中に太ったからと慌ててダイエットを始めると、禁煙とダイエットによるストレスで禁煙にも失敗してしまいがち。禁煙が軌道に乗って落ち着いてきたら、食事や運動習慣を見直して少しずつダイエットに取り組んでいくようにしてくださいね。

禁煙成功のカギ 吸いたい気持ちをコントロール

禁煙すると、どうしても吸いたいという気持ちを抑えられなくなることがあります。そんな時はここに紹介する3つの方法をぜひ試してみてください。

(1)行動パターン変更法
喫煙に結びつく行動パターンを変える方法です。例えば、コーヒーやアルコールを控える、朝一番に行う行動の順番を変える、いつもと違う状況で食事をとる、食後は早めに席を立つようにする、夜更かしをやめるなどが代表的なものです。

(2)環境改善法
喫煙のきっかけになる環境を改める方法です。例えば、タバコやライターなど喫煙に必要なものを処分する、喫煙者やタバコが購入できる場所に近づかないようにする、タバコが吸えない場所に行くなどが挙げられます。

(3)代償行動法
喫煙の代わりに、他の行動をして気持ちを紛らわせる方法です。深呼吸、水や氷を口にする、歯を磨く、ガムを噛む、シャワーを浴びる、耳や手のひらのツボを押さえて軽い刺激を与えるといった行動があります。

お医者さんと一緒に禁煙しよう

禁煙外来について

禁煙外来とは、禁煙をしたいけれど自分だけではなかなか止められないヘビースモーカーの方を対象にした専門外来です。治療には保険適用される禁煙補助薬が使用され、医師の適切なアドバイスをもとに治療を続けていくことになります。

また、以前は禁煙治療にかかる費用には健康保険が適用されず患者の全額自己負担でしたが、2006年4月から一定の基準を満たす患者に対しては健康保険の適用が認められるようになっています。

禁煙外来での治療の流れ

健康保険等の保険適用になる禁煙治療は、通常12週間で5回の診察を受けることになります。初回診察では、まずニコチン依存症の状態にあるかをチェックし、呼気中の一酸化炭素濃度の確認します。それから禁煙開始日を設定して医師と問診し、どの禁煙補助約薬を使用するのか選択します。

2回目以降の診察では、再度呼気中の一酸化炭素濃度を測定し、禁煙について医師から助言を受けます。また、禁煙を開始して不安に思っていることや気になる症状が現れている場合は、ここで相談することが出来ます。

過去に健康保険等を利用して禁煙治療を受けた経験のある方は、前回治療の初回診察日から1年以上経過していれば再び保険適用されますが、1年未満の方は自由診療となりますので気をつけるようにしてくださいね。

健康保険等を利用して禁煙治療を受けるには?

禁煙外来の治療にかかる費用は、処方される薬剤によっても異なりますが、自己負担3割の場合は概ね8週間から12週間の治療で13,000円から20,000円程度とされています。

また、禁煙治療において、健康保険等の適用を受けるためには下記の条件に当てはまっていることが必要になります。禁煙治療を検討している方はぜひ確認してみてください。

(1)前回治療の初回診察日から1年以上経過している
初めての治療であれば問題ありませんが、禁煙治療が2回目以降の方は前回治療の初回診察日から1年以上経過していること必要になります。もし治療が2回目以降の場合は、前回の初回診察日を確認しておくようにしてください。

(2)禁煙治療を受けるための下記の要件を満たしていること
・ニコチン依存症テストで5点以上
・1日の平均喫煙本数×これまでの喫煙年数=200以上
・1か月以内に喫煙を始めたいと思っている
・禁煙治療を受けることに文章で同意している

また、健康保険等を利用して禁煙治療を受けるためには、禁煙治療を行っている医療機関を受診する必要があります。まずは最寄りの医療機関を調べてみてくださいね。

気になるチャンピックスの費用について

チャンピックスとニコチンパッチとの比較

<チャンピックスの場合> ※()内は3割負担時の自己負担額
・初診料+再診料: 7,620円(2,286円)
・ニコチン依存症管理料: 9,620円(2,886円)
・院外処方箋量: 2,040円(612円)
・禁煙補助薬 薬剤料: 37,660円(11,298円)

合計: 56,940円(17,028円)

<ニコチンパッチの場合> ※()内は3割負担時の自己負担額
・初診料+再診料: 7,620円(2,286円)
・ニコチン依存症管理料: 9,620円(2,886円)
・院外処方箋量: 2,040円(612円)
・禁煙補助薬 薬剤料: 20,730円(6,219円)

合計: 40,010円(12,003円)

※初診料1回、再診料4回分として計算(チャンピックスの使用期間である12週分)
※禁煙補助薬を標準的な使用法で使用したと仮定
※薬剤料のほか、調剤料などが別に加算させる場合もあります

チャンピックスとニコチンパッチは、作用機序や使用方法が異なる薬剤のため、自分に合った製剤を選択することが大切です。12週間の使用であればニコチンパッチの方が安く済みますが、それ以上の期間使用するとなるとチャンピックスの方が安く済む場合が多くなります。

どの製剤を使用するのか、よく医師と相談して決めるようにしてくださいね。

チャンピックスとタバコとの比較

チャンピックスは上記の通り、12週間の使用で約57,000円(3割負担の場合は約12,300円)が治療費用として必要になります。これはタバコ1箱450円として計算した場合、3割負担の方で約27箱分、2カートンと3箱分です。

1日1箱タバコを吸ってしまう方であれば、これは1か月分のタバコ代にも満たない金額になります。もし今現在タバコ代に経済的負担を感じているようであれば、思い切ってチャンピックスで12週間治療し、その後のタバコ代を節約することを検討してみても良いかもしれませんね。

チャンピックスは市販で購入できます

スターターパック


チャンピックスは医師からの処方箋が必要な薬剤ですが、現在はネット通販からでも正規品を購入することが可能です。スターターパック、メンテナンスパック、フルパックセットと用意されており、欲しい分だけ購入することができるようになっています。

スターターパックには、最初の2週間分の錠剤(25錠)が含まれていて、価格は7,480円で
す。禁煙を始めようと考えているけれど、チャンピックスが自分に合うか分からないし、ちゃんと続けられるか不安という方は、まずこちらのスターターパックから初めてみてください。

「通院しなくても自力で2週間禁煙出来た」「服用して1時間後にタバコを吸ったら、喉がイガイガしてまずく感じた」などの口コミもあるように、すぐに効果が実感出来るため禁煙を続けられる方も多いようです。

メンテナンスパック


チャンピックスの服用を開始してから3週目以降は、こちらのメンテナンスパックを使用していきます。こちらは28mg錠入り(2週間分)で8,980円です。

スターターパックを使用して、禁煙を無事に続けられている方は引き続きこちらのメンテナンスパックを使用して禁煙を続けていきましょう。

「なかなかやめることが出来なかったタバコが楽に止められた」「他の禁煙薬も試したけど、やはりチャンピックスが良いと感じた」などの口コミもあり、効果の高さからスターターパックに続いてメンテナンスパックを使用して、禁煙に取り組んでいる方が多いようですね。

禁煙フルセットパック

フルセットパックは、スターターパックとメンテナンスパックがセットになったものです。スターターパックを2週間使用した後、すぐにメンテナンスパックに移行することが出来るため、本腰を入れて禁煙に取り組もうと考えている方にはフルセットパックがオススメです。

価格もスターターパックとメンテナンスパックをそれぞれ単品で購入するより安く購入することが可能です。価格はそれぞれ、4週間分で14,980円、8週間分で27,480円、12週間分で39,980円になります。

「自分にプレッシャーをかけるために思い切って12週間分を購入しました」「使用し終わって14年間の喫煙生活に終止符を打ちました」というような口コミも見られ、チャンピックスにより禁煙を最後までやり通した方は決して少なくないようです。

まとめ

ニコチンを含まない禁煙補助薬として注目を集めているチャンピックスの話題を中心に、禁煙治療についてご紹介させて頂きました。長年喫煙を続けている方では、いざ禁煙しようと思っても、ついタバコに手が伸びてしまうことも少なくありませんよね。

チャンピックスは他の禁煙補助薬を使用しても禁煙出来なかった方やヘビースモーカーの方でも禁煙成功率の高い薬剤です。最近のタバコの値上がりを受けて禁煙を検討している方は、チャンピックスを使用して禁煙にチャレンジしてみても良いかもしれませんね。

また、チャンピックスは通院して医師に処方箋を発行してもらう必要がある医薬品ではありますが、ネット通販から購入することも可能です。なかなか通院する時間が取れないという方は、ネット通販の利用も検討してみてくださいね。