人の目が気になる!それって病気?人の目が気になる原因と少しでも治すためのコツ

みなさんは人の目線って気になりますか?学校や職場、移動中の時など…ちょっとした「気になる」気持ちが、いつのまにか自分自身を蝕んでしまい、そこから体調などを崩してしまうことがあるそうです。もしかしたらそれは『体の不調』ではなく『心の不調』かもしれません。この記事では、「人の目が気になる」意識についてまとめました。

何故人の目が気になるの?

日本人は外国人と比べ他人の目を意識する人が多い種族です。その理由のひとつとして、日本は他の国に比べ組織での集団意識の高さが上げられます。

日本に来て、スクランブル交差点や山手線などの人が大勢いる中で、誰も他の人とぶつからず歩いていくのを見て驚く外国人が多いそうです。それほどまでに日本人は、無意識のうちに時間に忠実に動き、ルールを守り日々行動しているといえます。

だからこそ、相手から映った時の自分はどうなのかということを気にしてしまう方が多いそうです。

ネガティブな意識・自分への意識を強く持っているほど、目線が気になってくる

例えば、仲の良い友達と喧嘩をしてしまった翌日、相手と目があった時になんとなく気まずいと思ったことはありませんか?実は相手の目をネガティブに意識すればするほど、相手の思いを確かめるのがとても怖くなります。

そして過去にそのような経験をすると心が傷つき、痛みを感じます。そうすると次に同じような場面に遭遇した場合に痛みを軽減させるために、無意識に壁を作ってしまうそうです。

その時の人間の心理状態は不安定で、不安定な状態の時ほどネガティブな感情が勝ってしまいます。人間の心は曖昧な状態を嫌うので、そこで明確な決断を無意識に行ってしまうそうです。

その結果、だんだん人との距離を置くようになっていき、ますます人の目線が気になってしまう…という心理的ループに陥ってしまうそうです。

ネガティブな感情の他にも、人の目が気になる原因があります。それは「自分から見た”自分自身”をどう考えているか」という意識です。

誰もが自分のイメージは良いイメージでありたいと考えていると思います。その意識が強ければ強いほど、他人から見る自分のイメージを気にしてしまう人が多いそうです。

「批判されたくない」「○○だと思われたくない」という感情が高いほど、他人と自分を天秤にかけて見ている『自分』がいる事に気づきません。その為、無意識に不安や緊張を常に持ってしまいます。

人の目線があまりにも気になる人は病気の可能性も

上記でご紹介したように、少しの弾みから大きくなる不安や緊張が長期的に続いていくと、そこから心の病気に変化していく可能性があります。心の病気の病名は細かく分かれていますが、主な病気を以下にまとめてみました。

社会人不安障害

赤面症や対人恐怖症などの総称であり、人前等の注目を浴びる状況で過剰に緊張・恐怖を感じてしまう症状です。

緊張しやすいだけと軽く思われがちですが、過剰な緊張や恐怖によって人前を避ける状況が続くと、仕事が出来なくなったり外出が出来なくなってしまったりと、生活において様々な支障が出てきてしまう可能性が高まります。

視線恐怖症(他者視線恐怖症)

視線恐怖症にもいろいろな形がありますが、人からの視線が怖い、または人に見られていると必要以上に感じてしまう、場合によっては人がいるだけで緊張して萎縮してしまうなど、そんな症状を他者視線恐怖症といいます。

常に人の目が気になっている状態なので、目の前の仕事や勉強に思うように集中できず、仕事や勉強の効率が上がらなくなってしまいます。他人から見られているのではないかと感じ続けるので、目の前の行動が上の空状態になってしまうそうです。

非定型うつ病

最近増えているといわれる、非定型うつ病は”人からどう見られているか”が、強く気になる方が多いようです。

批判的な意見があると過剰に反応しやすく、集団の前での発表などでも人前で失敗したくない、という気持ちが何よりも強くなり、かえって緊張して手や声が震えてしまうそうです。

自分に対する他人の評価が気になり、人に良く思われたいという気持ちが強いことで、対人恐怖症に近い症状が現れます。

人の目を気にしないで過ごすコツ

視点はそれぞれ違うことを心に置く

「○○だと思われてるかも…」と思っていても、実際にそのことに関して相手に告白すると「え?そうだった?」なんて言われて拍子抜けしたことはありませんか?

自分の事が気になるあまり、周りからも自分と同じようにその部分を見ているのではないかという錯覚に陥りやすくなってしまいますが、実際他人からみれば「全く気にならない」部分なのです。そればかりか、人によって自分の欠点だと思っていることが美点として見られている可能性もあります。

今頑張っている自分も認めよう

人の目が気になる理由の中には、他人からの評価が気になるという方もいると思います。評価が気になるということは、自分に自信がない為かもしれません。

尊敬する人や目標がある場合は、「こんな風になりたい」という思いが強く、その対象へ近づく為に頑張っているけど、理想と現実のギャップに自分の気持ちがついていけず、結果周りからの評価を気にしてしまっている可能性があります。

理想を持つ事は自分自身への成長に繋がる大事な道筋のひとつなので、それを持つ事はとても大事です。ですが、現状のありのままの自分を受け入れていくことで心の負担が少なくなり、今までよりも人の目を気にすることなく、理想に向かって進んでいけるようになります。

相手のことを考えて行動する

例えば何人かで食事をするとき、自分の食べたいものがあっても「これが食べたい」と、はっきり言わないのは、自分よりみんなが喜ぶようにしたいという気持ち以上に、もし自分の意見が誰かに強く反対されたら怖い、そんな気持ちからではないでしょうか。

人は無意識のうちに相手の為と思って考えていることを、自分に置き換えて考えていることが多いそうです。それは人の目を気にしてしまう意識が強いあまりに、相手と自分を別々にキチンと分けて考えられず、いつのまにか「自分の為(何かをしてあげる時に否定されない為)に相手に何かをする」という思考回路に移り変わってしまうのです。

その場合は常に考えすぎないように、『自分がどうなる』という部分を一度忘れ、相手の為だけを考えてみてください。最初はうまくいかないかもしれませんが、慣れてくると自然に不安だった部分が薄くなってきていることに気づけるかもしれません。

あなたは人の目を気にしてるか?自己診断してみよう

病気や治し方などのご紹介をしてきましたが、性格と病気の境目がわかりづらいですよね。病気かも…と思う前に、まずは下記項目にチェックをして自己診断をしてみましょう。

□ 自分に自信がなく、ちょっとして事で「自分はダメだ」と落ち込む
□ 人に頼みごとができない
□ 目標を立てても最後までやり遂げられない
□ 達成感を感じられない(満足感が得られない)
□ 小さな喧嘩ができない、怖いと感じる
□ 仲間内で悪口を言われているような気持ちになる時がある
□ 団体行動が苦手(自分が浮いているように感じる)
□ 大事な時に限って体調を崩してしまう。プレッシャーに弱い
□ 楽しいことをする前か、した後に罪悪感を感じる

チェックが多い場合は、病気の可能性もあります。チェックが5個以上であり、最近吐き気や頭痛などの症状が起きている場合は、無理せず病院へ診断に行かれることをおすすめします。

最後に

いかがでしたでしょうか?今回のテーマである「人の目を気にしてしまう」というのは、体の危険信号から察知できるものとは違い、とてもデリケートなものです。実際に『人見知り』という性格として片付いてしまう場合もあります。

ですが、性格は年を重ねるごとに変化し、自分の意識ひとつで変えられることも可能です。もしあなたが今、人の視線が気になって仕方が無くて困っていたら、それを性格だからと諦めず、誰かに相談してみるのもいい案ですよ。

あなたの毎日に少しでもこの記事がお役に立てば幸いです。人生は一度きり!楽しく健康に過ごしていきましょう!