気になる口臭のこと、しっかり知ろう。今すぐできる口臭対策

朝起きたときや、誰かと会話しているときに、「あ、口臭が・・・」って気になることありませんか?口臭はエチケットとして注意しておきたいもの。でも、口臭はお口の中や全身の健康状態を知らせる大切なサインでもあるのです。知っておきたい口臭の原因や改善法について見てみましょう!

口臭を気にしている人は、8割以上!

仕事先や電車の中で出会う人、家族や友人など、ふとした瞬間に口臭が気になることってありませんか?人の口臭が気になると、「私ももしかして・・・」と心配になりますよね。
2009年5月にグリコ社が行った「口臭の社会生活への影響に関する調査」では、20~50代の男女800名に調査したところ、82.0%の人が他人の口臭が気になり、77.8%の人が自分の口臭に気をつけているという結果が出ています。

それでは、誰もが関心のある口臭の原因と改善法をご紹介しましょう。

治療の必要のある口臭と必要のない口臭の違い

治療の必要のある口臭

これは口の中や全身の病気が原因になっている口臭です。
口の中では虫歯や歯周病などが主な原因となります。全身では蓄膿症など耳鼻咽喉科の病気や、胃や肝臓など消化器の病気、そして糖尿病など代謝性の病気が口臭の主な原因になります。

これらの病気は治療して治さないと口臭は改善しません。

治療の必要のない口臭

①生理的口臭

実は全く口臭の無い人はいないのです!

口のなかには無数の細菌が住んでいて、食事の後の食べかすや歯垢(プラーク)や舌苔(ぜったい)などのタンパク質を分解する時に口臭の成分となるガスが発生します。これらのガスは、口の中に分泌されている唾液で常に洗い流されているので、通常は強い口臭となることはありません。

けれども、唾液の分泌の減少する就寝中や空腹時にはこれらのガスの臭いが強くなるので、起床直後や空腹時に口臭を感じる人が出てくるのです。
②食べた食品が原因で起こる口臭

これは、臭いの強い食品やお酒を飲んだ後などに発生する口臭のことです。

食物やアルコールが分解される時にその成分が血液中に溶け出して、肺を通して吐いた息から排出される臭いなので、厳密には口臭ではありません。また、その成分が排出されてしまうと収まる一時的なものなのが特徴です。

今すぐできる口臭対策

口の中の環境改善で口臭の90%以上が改善できる

日本口腔外科学会の調査結果によると、実際に病的な口臭と認められた人の90%以上が口の中に原因がありました。原因には歯周病、虫歯、歯垢・歯石、舌苔、唾液の減少などがあります。唾液の減少を除く口臭の原因は、食べ物の残りかすを養分に増殖した細菌によるものです。細菌は揮発性の硫黄化合物のガスを中心に発生させます。これがいろいろな腐敗臭の混じった口臭を作り出すのです。

この細菌の活動で発生する口臭を改善するには、食べかすで細菌を増やさないようにすることと、細菌の塊の歯垢や歯石、舌苔を溜めてしまわずマメに取り除くケアが欠かせません。

口臭予防には食後の歯磨きを丁寧にして口の中を清潔に保つ必要があります。特に唾液の分泌量が減って最も細菌が増殖しやすい時間帯は、就寝中です。夜寝る前の歯磨きは丁寧に行いましょう。

歯ブラシで歯を磨いた後は、フロスや歯間ブラシで磨き残しが出やすい部分の汚れを落とします。歯磨き後に殺菌作用のあるマウスウォッシュでうがいをして細菌を減らし、舌苔予防をするのも効果的です。

口呼吸やストレスからくるドライマウスが原因のことも

唾液の分泌量が減ると口臭が強くなります。口の中の乾燥と口臭の強さには密接な関係があるのです。呼吸が鼻呼吸ではなく口呼吸になっていると、口の中が乾燥して口臭の原因になりがちです。日中は鼻呼吸でも、夜寝ている間に口呼吸になっている人は意外といます。

朝起きた時に、唇や口の中が乾燥していがらっぽいことってありませんか?これが続いているようだと口呼吸の可能性があります。

口呼吸の原因が耳鼻咽喉科の病気が原因のこともあります。口の中に血液や膿が出てきたり、急にいびきが大きくなり出すなどの症状がある場合は、病院で診察してもらいましょう。病気が原因でない口呼吸には、部屋の加湿とマスクや口を閉じるテープでの口の乾燥防止ケアが有効です。

また、ストレスが溜まると唾液の分泌は抑制されるので、口の中が乾燥するドライマウスになります。これが長期間続くと、口の中の細菌の増殖が促されるので、口臭が強くなることがあります。

消臭効果のあるフラボノイドを含んだ緑茶で消臭と水分補給をしたり、緊張する前に消臭効果のあるガムを噛んで消臭と唾液分泌を促しておくと安心ですよ!

お酒とたばこはほどほどに

お酒を飲んだ後の口臭も一種独特で強烈なのですが、お酒の害はそれだけではありません。アルコール分解には大量の水分が必要なので、全身がカラカラの脱水状態になり、口の中も乾燥して細菌が大増殖して口臭がひどくなってしまうのです!

さらに深酒すると歯磨きせずにそのまま寝てしまい、次の日の朝の口臭はきつくなるばかり・・・。これではいいことはひとつもありませんね。

お酒を飲んだらいつも以上に水分補給と丁寧な歯磨きが必要になるのです。

タバコは独特のヤニ臭が気になるものです。けれども、タバコはその臭い以外にも、口臭悪化の危険がいっぱいです!まず、タバコの高温で乾燥した煙が口の中を乾燥させて細菌の増殖を促すので、口臭が悪化します。

さらに、煙草の煙に含まれる有害物質が口の中の粘膜に悪影響を与え、毛細血管を強く収縮させるので、歯周組織を弱体化させて歯周病を急速に進行させます。そして歯周病が原因となる口臭も招いてしまうのです。

タバコはそれ自体が口臭の原因になるばかりでなく、なかなか改善しない口臭の大きな原因にもなります。くれぐれも控えめにしておきましょう。

口臭とうまく付き合うヘルシーライフを

口臭は個人差があるのではっきりとした「臭う」「臭わない」という基準が無く、悩ましいものです。

口臭があると悩んでいる人でも、専門機関で検査してもらったら実は口臭ではなかったということは少なくありません。病気が原因ではない口臭の場合、ちょっとした生活習慣や口腔ケアで改善できることがほとんどです。今回ご紹介した内容を参考に、スッキリ・爽やかな息でいきましょう!