イライラの原因を突き止めてしまおう!イライラを解消する10のコツも教えます!

電車が遅れた、約束をドタキャンされた、面倒な仕事を押しつけられたなど、日常にはイライラすることがあふれています。イライラすると、原因は相手や状況にあると思いたくなりますよね。もちろんそれも間違いではありませんが、ちょっと見方を変えて自分の内面を見つめてみませんか? そして、自分に優しいイライラ解消法を見つけませんか?

イライラする原因を探してみよう

日常の中には、イライラする出来事があふれ、イライラさせる人も大勢います。でも、ちょっと見方を変えて考えてみましょう。

例えば、自分にとっては気にならないことに友だちがイライラしていたという経験はありませんか? 逆に、自分がイライラしているのに友だちは平気な顔、「何イライラしているの?」とあきれ気味に尋ねられてムッとしたということもあるかもしれません。

このように考えると、イライラの原因は自分の「外」にあるのではなく「中」にあるといえそうです。ほかの人から見たらどうということのない出来事に心がカチンと反応してしまい、イライラを招いているということです。

これは「イライラするのは、あなたが悪いから」と言っているのではありません。イライラは「あなたの心の叫び」あるいは「何かしらのメッセージ」かもしれないということです。そんな観点で、自分の中にあるイライラの原因を探してみましょう。

頑張りすぎている

例えば、仕事が終わらないからと朝は早出、夜は残業、さらには持ち帰り仕事までこなしている……。例えば、本当は自分の時間を過ごしたいのに我慢して家族のために家事をこなしている……など、こんな日々が続くと、自分としては前向きに頑張っているつもりでも、気持ちに余裕がなくなっていきます。

自分なりに頑張ることは決して悪いことではありません。本当に前向きな気持ちで頑張れているときは、周囲にもいい影響を及ぼしていることでしょう。

でも、イライラする気持ちが生じたり、頑張っても頑張ってもうまくいかないと感じる自分に気づいたりしたら、ちょっと立ち止まってみましょう。そして「無理をしていない、私?」と、問いかけてみてください。もしも答えが「イエス」なら、自分のイライラを「頑張りすぎず、無理しすぎずにいこう」というメッセージとして受け止めてみましょう。そして、自分のための時間も持つように心がけてみましょう。

ペースを乱されている

仕事なら先輩・上司と後輩の間にはさまれて、上からも下からもぶつぶつ言われる、学校ならいつの間にか友だち同士のいざこざに巻き込まれているなど、本当は関わりたくない人間関係に巻き込まれると、人はどうしてもイライラしてきます。自分のペースが乱されるからです。

自分が話をしている途中にさえぎられたり、早く帰りたいのに会議が終わらなかったり、仕事に集中したいのに周囲のおしゃべりが気になったりというのも同じパターンです。自分のペースを乱されていることがストレスになり、イライラの気持ちにつながっているといえます。

このイライラは、そのまま「自分のペースが乱れているよ」というサインと受け止めてみましょう。そのサインが出たからといって、すぐにペースを取り戻すことは難しいかもしれませんが、「ああ、私はペースが乱されてイライラしているんだ」と、客観的に状況を見ることができると、少し気持ちも落ち着いてきますよ。

焦っている

例えば寝坊して遅刻ギリギリという状況だったとしましょう。仕度をするのも焦りますよね。そんなときに限って着ようと思っていた服が見つからなかったり、飲み物をこぼしたり。焦っているときは精神的な余裕がなくなっていますから、周囲の状況も目に入りにくくなります。そこにあったゴミ箱に気づかず、蹴飛ばしてゴミをぶちまけ、片付けるのにに余計な時間を使うなど、焦りは次から次へとイライラする出来事を引き寄せてきます。

焦っているときは、「私、焦っているのね」などと考えなくても、焦っている自分を自覚できているものです。焦らないほうがうまくいくことも、たぶん自分ではわかっているのです。だから余計に、焦っている自分にイライラしてしまうのかもしれません。

こんなときのイライラは「焦らない、焦らない」という心の声かもしれません。

期待しすぎている

素敵なレストランでデートするはずだったのに、彼氏の仕事の都合でドタキャンになったとしましょう。

なかなか都合が合わなくて一緒に過ごせるのは久しぶりだからすごく楽しみにしていたし、話したいことも見せたいものもたくさんあったのに……と、期待が大きくふくらみすぎていると、それが実現しなかったときに自分の感情がついていかなくなります。そして「私より仕事のほうが大事なのねっ」と、イライラした感情が湧き上がってきいます。

こういう場合、原因は相手にあるともいえます。ですが、もともとあまり期待せず「仕事が忙しいし、だめだったら、また今度にしよう」と思っていたならば、彼氏にも「仕事頑張ってね」と言えたかもしれません。

期待しすぎたときにそれがかなわないとガッカリしたりイライラしたりするのは、人間の心理としては当然といえば当然のこと。期待しすぎた自分が悪いのでも、相手が悪いのでもありません。

もちろん期待しすぎなければイライラすることは減りますから「期待しすぎないようにしよう」と言い聞かせることもひとつの方法です。
でも、もしかしたらこんなときのイライラは、期待していた「かわいい自分」に気づかせてくれているのかもしれません。そんな自分もまんざらではないと思えれば、イライラも自然におさまってきそうです。

自分の価値観にこだわりすぎている

世の中には、さまざまな価値観を持った人がいます。他人ばかりではなく、家族でも価値観は違いますよね。自分は部屋をきれいにしておきたいのに、妹はすぐに散らかして片付けもしないで「腹、立つわ」というような事例は、山のようにありそうです。

人間は自分の価値観が正しいと信じ、その価値観に他人を合わせたがるのだそうです。そして合わせてくれればとても満足しますが、合わせてくれないと気持ちが満たされずに、イライラしてくるというわけです。メールやSNSなどでも「返信はすぐにするのがマナー」と思っている人は、返信が来ないことにイライラして、トラブルのもとになるという話もよく耳にします。

一時期『話を聞かない男、地図の読めない女』というタイトルの本がはやりましたが、男性と女性も、脳の機能が違うことにより、考え方や物の見え方も違うのだそうです。分泌されるホルモンも違えば、動物的な役割も違います。

世の中にはいろいろな人が生きていること、さまざまな価値観があること、自分が絶対ではないことを、こんなときのイライラは教えてくれているのかもしれません。

感情に振り回されている

あなたには、顔を見るのもいやなくらい嫌いな人って、いますか? そんな大嫌いな人が楽しそうにしているのを見ると、それだけでイライラするということはないでしょうか。不思議なもので、好きな人が楽しそうにしていれば自分も楽しいのに、嫌いな人が楽しそうにしているとイライラしてしまうのですね。状況は同じなのに、相手によって感情に振り回されてしまうのです。

嫌いな人に対するイライラは、自分でも原因をつかみやすいと思います。が、よくよく考えてみると、嫌いな人に振り回されてイライラするのは、なんだかとてもバカらしくないですか? そう思えればしめたものです。

「嫌い」「いや」という感情でイライラしたときは「そんなもの見るのをやめよう!」「嫌いという感情に振り回されずに、自分を取り戻そう」というメッセージと受け止めてみましょう。

神経質になりすぎている

あまりにも人の目や評価を気にしすぎると、「本当にこれでいいのか」「だれかに笑われているのではないか」といった思いにがんじがらめになり、自分がどのように行動をすればいいのかわからなくなってしまいます。それは自分に余裕をなくし、自分を見失っているということですからイライラに支配されてしまいます。

「やることは、きちんとやらなければ」「こんなこともできないようじゃだめ」と、神経質に完璧をめざすあまり、自分に厳しいダメ出しをしてしまう場合も同様です。

こんな状況でイライラしたら「もっと適当でも大丈夫」と言い聞かせてあげましょう。世の中には完璧などないし、物事どうにでもなるものですから。自分を楽にしてあげてくださいね。

悔しいと思っている

頭ではわかっていても、なかなかできないことってありますよね。それを他人に指摘されると、なんだかバカにされたような気がして悔しくなり、イラッとしてしまった経験、きっとだれにもあることと思います。一生懸命やったことの成果が出なかったり、認めてもらえなかったりする場合も同じです。

「結婚は、まだなの?」など、聞かれたくないことを何度も尋ねられてもイライラしますよね。「聞かないでほしい」という自分の気持ちが伝わらない悔しさもあるかもしれません。

でも、よーく考えてみましょう。何と比較して悔しいと思うのでしょうか。うまくできない自分は、そんなにダメなのでしょうか。他人の評価にしばられると、自分を見失ってしまいます。それに、あれこれ口出しする人に限って、別のところではあれこれ言われているものなのです。

こんな状況でイライラしたら「自分は自分、人は人」と考えるのが、いちばんです。自分を否定せず、一生懸命頑張っている自分をほめてあげてましょう!

体調に変化が出ている

女性の場合、PMS(月経前症候群)といって、生理前のイライラを訴える人はとても多くいます。これはホルモンの変化によるもの。中には別人のように怒りっぽくなる人もいますが、生理が始まると症状はおさまります。

また疲れがたまっている、気持ちが落ち込んでいる、睡眠不足が続いている、栄養が偏っているなど、目には見えない体調の変化がイライラとして現れることもよくあります。体の仕組みはとても繊細で精密ですから、腸内環境の悪化や自律神経の乱れも、イライラにつながります。

人間関係や身の周りの状況などにイライラする原因が見当たらないという場合は、もしかしたら体からのサインかもしれません。

女性のPMSは生理周期を把握しておけば、だいたい「あ、来たな」ということがわかります。男性の場合は、意識していない仕事のストレス・疲労がたまっていることもあるかもしれません。

ゆっくりと体の声に耳を傾けてあげましょう。実は疲れているのに無理をしている、本当は寝たいのに睡眠時間を削っている、そのようなことはないでしょうか?

原因がわからない場合もある

イライラするのには、必ず原因があります。ただ、いくら考えたり自分を振り返ってみても、原因がわからないことがあるのも事実です。原因がないわけではなくて、自分ではわからないということです。

こういうときは、無理に原因探しをしないようにしましょう。原因が見つからないことにイライラするという、おかしなことになってしまいます。

大事なことは、自分がイライラした状況にあることを認めてあげること。客観的に自分を見られるだけでも、気持ちが落ち着いてきます。そのうえで、次の章に挙げる対処をしてみてください。きっと、知らないうちにイライラもおさまっていますよ。

自分に優しく♪10のイライラ解消法

ここまで、イライラする原因を自分の中に探し、解消するための簡単なアドバイスも添えてきました。もしかしたら当てはまるものがなかったという方もいるかもしれませんし、どれも当てはまるという方もいるかもしれません。いずれにしても、イライラしたときの解消法は同じです。まず、イライラしている自分を認めてあげること。これだけでもイライラの感情と自分を切り離すことができ、少し落ち着くから不思議なものです。

それができたら、次に挙げる解消法の中から、自分の好みに合ったもの、状況に合ったものを試してみてください。イライラしたときに、相手や状況を変えようとしてもうまくいきません。それをすると、イライラのスパイラルに陥ることもあります。どうぞ、自分に優しく働きかけてあげてくださいね。

深呼吸をする

どこでもどんな状況のときでもできるのが、深呼吸です。無意識のうちにしている呼吸ですが、私たちの生命を維持する基本中の基本です。イライラしているときは、呼吸が浅くなっています。深い呼吸は、私たちの心を落ち着け、冷静さを取り戻してくれます。

<オススメの深呼吸法>
1 おなかをふくらませるつもりで、鼻からゆっくりと息を吸いこみます。
2 吸いこんだ空気が頭のてっぺんから体の中を通って足の先までめぐり、
  自分の中のイライラを吸収してくれていると、イメージします。
3 口からゆっくりと息を吐き出します。このときに、吸収されたイライラが
  息と一緒に出ていくとイメージしてください。
4 1~3を数回繰り返します。

興奮していた神経がしずまり、冷静さを取り戻すことができます。「あ、イライラしている」という自分に気づいたらすぐに、この深呼吸をしてみてください。会議での発表など、緊張したときにもおすすめですよ。

体を動かす

イライラした気持ちを、体を動かすエネルギーに転換してしまいましょう。もくもくと体を動かすことに集中すると、イライラした出来事から自分を切り離すこともできます。

ランニングやスポーツジムなどで体を動かしてもよいですし、ただ早歩きをするだけでもよいのです。
自分の部屋など、ひとりになれる場所があるなら、暴れるという方法もありですよ。両手をぶんぶん振り回したり、枕やクッションにパンチをしたり投げつけたり、自分以外の人に迷惑がかからない範囲ですることだけ心がけてくださいね。

ひとしきり暴れると息もはぁはぁしてくるので、その呼吸で落ち着くというおまけも期待できます。

歌ったり叫んだりする

イライラを声にのせて外に出してしまいましょう。だれかをつかまえて、おしゃべりで解消することも考えられますが、それだとほかの人を巻き込んでしまうことになります。気心の知れた人ならそれでもよいかもしれませんが、相手に迷惑に思われてしまう可能性も。

カラオケ好きな人なら、ひとりカラオケなどでシャウトしてみては? ダンスもつけて体を動かせば、効果倍増です。

叫べる場所があれば、叫ぶのも効果的です。例えば、ひとりで踏切待ちをしているとき。電車が通過するときに合わせて「もう、やだーっ」と叫んでみてください。電車が通過するときはかなり大きな音が出ますから、周りに人がいなければ十分発散できます。

車があるなら運転しながらでもできますし、家でクッションや枕に顔を押しあてて叫んでもよいですね。なかなか効き目がある方法です。

笑う

イライラしているときに笑うなんて「無理!」という声も聞こえてきそうですが、もちろん感情をこめた笑いじゃなくていいのです。ただ声に出して機械的に「あはははははー」と、言うだけでかまいません。それをしばらく続けてみてください。

続けていると、どういうわけか、そんな自分がおかしくなってきます。そして、思わず本心から笑ってしまうのです。そこまでいけば、しめたものです。

笑いは体にとっていい働きをすることが医学的にも証明されています。何よりも、笑うとすっきりして、「ま、いっか」と開き直ることができるのがポイントです。

書く

とにかくイライラしたときには、気持ちを「外に出す」ことが大切です。出すことで自分の中に新しいスペースが生まれます。余裕と言い換えてもいいかもしれません。

書くといっても、まじめな文章を書かなくてもよいのです。ごちゃごちゃの書きなぐりでよいのです。もちろん、イライラさせられた出来事について、ばんばん書きなぐれるなら、そうしてください。気がすむまで書いたら、紙をぐしゃぐしゃっとまるめたり、ビリビリ破いたりして、ごみ箱に捨ててしまいましょう!

温かい飲み物を飲む

ホットミルクやココアなど、温かい飲み物は、張りつめていた気持ちをゆるめてくれる効果があります。

ハーブティーもおすすめです。リラックス効果のあるもの、リフレッシュ効果のあるものなど種類も豊富ですから、お気に入りの味と香りのものをストックしておいてはどうでしょうか。ガラスのティーポットやカップを使うと、色を楽しむこともできます。きっとささくれだった心を慰めてくれますよ。

アロマオイルを香らせる

香りは脳にダイレクトに働きかけるので、イライラを鎮める即効性があるといいます。アロマオイルは自然の植物から抽出したものですから、化学的なにおいと違い、体を優しく包み込んでくれます。

香りには好みがあるので一概にどれがおすすめとは言えないのですが、専門のショップもありますから、店員さんに相談しながら、好みの香りを選んでみてください。器具を使って香らせる方法もありますし、コットンなどに垂らして香りをかぐだけでも十分、効果がありますよ。

おふろに入る

ぬるめのお湯は、副交感神経に働きかけて、体をリラックス状態に導いてくれます。イライラで張りつめていた気持ちをほっとゆるめてくれることでしょう。

入浴剤に塩を入れるとデトックス効果があるともいいます。その塩にアロマオイルを数滴たらせば、香りの効果もプラスされますよ。直接お湯に垂らしてもよいのですが、アロマオイルはお湯には溶けないので、その点だけ気をつけてくださいね。

寝る

「ふて寝」という言葉もありますが、寝られる状況にあれば、寝てしまうのもひとつの方法です。布団に寝っ転がってひと暴れしてもいいかもしれませんね。頭から布団をかぶって叫ぶのもありです。

寝ると疲れていた体や神経が休まりますから、起きたときにはずいぶんスッキリしているはずですよ。

好きなことに集中する

音楽を聴く、映画を観る、本を読むなど、意識して好きなことに集中してみましょう。集中できることなら、庭の手入れや掃除などもいいかもしれません。洗濯、楽器の練習、テニスの素振りなど、夢中になれることは、どんなことですか?

最初はイライラ気分が勝って集中できないかもしれませんが、10分も経てば意外と夢中になれるもの。好きなことに夢中になって満足感が得られれば、イライラしていた出来事など、どうでもよくなってしまいます。

もしもどうしても集中できないときは、ここまでに挙げたほかの方法を試してみてくださいね。

イライラ解消のまとめ

いかがでしたか?

イライラする原因や状況は、人それぞれに、さまざまあります。そんなときにいちばん効果があるのは、自分の感情を見つめて、自分に働きかけてあげることです。

スピードと変化の時代に生きているというだけで、ストレスになりそうです。だからこそ、どうぞ自分に優しくしてあげてください。そして、イライラすることが少しでも減りますように。